2 君がくれたもの
第2話です。
感想をたくさんください♪
「やった、やったよ父さん!お、俺にも魔力が出た!」
修行の成果が出たのだ。
魔力保有量は変わらないと言われている。だが必ずしも変わらないとは、限らない確かに魔力保有量が変わっている人もいるのだ。
「結局ラッキーなだけだったんだな。」
とにかく嬉しい。途中で自分は合っているのかがわからなかったのだ。自分の努力が無駄じゃなかった、そう言ってもらえたような気がした。
「長かった、長かったよー」
「ルクス、頑張ったな。」
「父さん、父さんお、俺嬉しいよう!とても嬉しいよ」
しょうがないと思う。踏みにじられた夢に近づく一歩目を6年でやっと踏み出せたのだ。
この喜びを彼女に伝えたい!唯一俺の夢を応援してくれた人だ。
正直なところ彼女が好きだ。
この気持ちがあったから諦めきれなかったのかもしれない。
「まあ、100だけだけどな、、、」
おい父さん!今言うなよ。喜んでる息子の前でそれを言うか?
それよりも彼女のことだ。好きになった理由はとても簡単だ。
どうしてだ?
「まあどうでもいいか。好きは好きなんだしな。」
『明日見せたい物があるのでそちらに向かいます。』
シンプル過ぎか?まあ手紙ってこんな物だろ。
彼女はそこそこ遠くに住んでいる。今日は諦めるしかない。早く彼女に会いたい。
「「あいたいよルキナ。」
ルクス君。」
静寂な空に儚く2つの声が消えていった。
明日までに投稿したいと思っています。