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爆縮と体温の機知(10)

生き物に戻れば良い

元気のない花弁の

しわになった部分に

たまらなく命を感じて

それが愛おしいと思う

中に埋もれた感情が

波のように垣間見られ

通常に戻る時に

ヒラヒラと落ちる

内包した種子になれば

次の花が

また見たくなる


生き物を人間に例えるなら

人間を他生物に例えても構わない

それが公平である

猿のような人間が指示を出し

馬のような人間が走り

牛のような人間が追いかける

そのまま変わらない

一番上手く廻る

そういう丁度良さがある


狸の背中を追いかける

あの野良猫は

有限であること知らずに

事を構えようとしている

その直情的でありながら

絶対のルールは

他の猫からの信頼となっている

死ねば

別の猫がなるだけのことだ

次が回っている

実に効率的である


人間を生き物に例えるなら

他生物を人間に例えても構わない

それをしない

だから人間である

その分のストレスは

人間だけのものでもある

個体の強弱に関係無く

平等に受け取るのだ

それが嫌なら

生き物に戻れば良い

それが丁度良さというものだ






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