異変の正体の記憶
実の正体は○○。
……ぅ、また頭がぐらぐらして、何だか眩暈がする……っていうか、体全体が揺れてるみたいだ。
…………。
……んー、……うん? もしかして、揺れてるみたいじゃなくて、ガチで揺れてるんじゃねぇのか、これ? 揺れ……てるどころか俺、吊るされてね!?
「ミ!?(何!?)」
「グルゥ(気が付いたかね)」
っ!? 母さんの声が上から!?
……あ、なんだ。母さんが俺をくわえてるだけか。あー、地味に驚いた。
よくよく自覚したら、きっちり首筋くわえられてる感触あんじゃんかよ、もー。
みんなで調査に向かっていたはずの俺は、気付けばいつの間にか母さんの口にくわえられてて、母さんが歩く度にブラブラと力無く揺られていた。
あぁ~、体がブラブラするんじゃぁ~。
そのままブラブラされながら周囲を見てみると、チャイロ達も全員揃って歩いていた。
何か凄ぇ見られてる。頼むからこっち見んな、見るな俺を。ノリノリで揺れてたこの俺を見てくれるな……!
失礼、荒ぶった。だが良くある事だし、気にすんな。
……それにしても、ハイイロが羨ましそうに俺の事を見ている気がするのは何故だろうか? 絶対に気のせいじゃねぇし。
何? 羨ましいの? 母さんにくわえられてるのが??
……お前の体格じゃ、もう母さんがくわえて運ぶのは無理じゃね? 引きずっても良いなら出来るだろうけど。え? それでも良いの? ……そか。
「ウォフッ(やれと言われてもあたしが嫌だよ)」
ですよねー。サーセン。
ま、それはともかく。気が付いたら宙吊り状態には驚いたが、犯人が母さんだと分かって安心した。
思わず安堵の溜め息を吐くと、今度は自分の状況が気になり始める。どうして母さんにくわえられて宙吊りになっているのか?
それに、ついさっきまで藪の近くにいたはずなのに、視界に入る景色は……ここって巣にわりと近い場所だよな。どういう状況なん?
「ウルルル?(さて、今度はどこまで覚えているのかね?)」
「ニャ、ニャニャッ。ミィ……(んー、藪の近くで、チャイロにおれがおかしくなったのはこの辺りだって言われた。で、周囲を探してたんだよな……)」
「グルル?(その先は?)」
「グルニャゥ? ニャ……(んー、何か良いにおいがした気が? そういえば、ハイイロも何か見つけたって言ってたような……)」
「ワフッ(今度はだいぶ覚えているようだね)」
記憶を辿りながら母さんの問いに答えて行く。途中で記憶がはっきりしない所もあったけど、必死に思い出そうとすれば何とか記憶から搾り出す事が出来た。
それと同時に、その前にあの場所を訪れた時の事も。
あの時俺達は狩場の見回りをしながら、何か異常が無いか探していた。特に異常は何も無かったのだが、風上から漂って来たあの、妙に気になる匂いに釣られてフラフラと、藪の方へ歩いて行って……?
……そうだ。ハイイロが見つけたあの実を、俺も見つけたんだ。その時にはすでに頭がボーっとしていた気がする。匂いのせいか?
この時に何度かチャイロに話し掛けられたが、適当に返事を返していたような気がする。チャイロには悪い事したな。
それから……そのまま実に引き寄せられるように……実を、食べた……のか?
う~、あ~、だめだ。その辺は思い出せない。だけど、あの時多分実を食べたんだと思う。さっきも急に意識が無くならなければ、きっと実を食べていたような気がする。
まぁ、あの実、あの実と格好付けてはみたものの……どう考えてもあれは『マタタビ』です、本当にありがとうございました。
わざわざ改めて言わなくても分かるよね?
そう考えると俺の狂乱っぷりも全力で分かるわぁ……。よだれだりだりになってる猫とか、ひゃっはー! してる猫とか、訳分かんなくなってそうなお猫様見たもん。前世にリアルライブで。
足立さん。以前あなたに貰ったマタタビは、野良猫に与えようとしたところ背後から襲ってきた別の野良猫に強奪され、そのまま猫集会への持ち込みとなりました。後をつけてみたところ狂乱の宴の真っ最中であったため、とりあえず写真と動画撮りまくってからソッと静かに退散した事をここに報告しておきます。
人目が無かったのは幸いでした。
そういえば、あの時のデータはパソコンに入ったままだなぁ……誰に見られても恥ずかしくないものしか入ってないから、『俺が死んだら必ずパソコンのデータを……!』なんて事態にはなりません。
むしろ、中のデータを見て猫にどっぷりハマッテシマエ。大丈夫ダヨォ~? 怖ク無イカラ……。
ゴホン。まぁ、思考の脱線はいつもの事として、自分で体験してみるとマタタビってあんな感じになるんだな。
猫になって初めて知った事実、酒飲んで酔っ払うってレベルじゃねぇ。ドラッグとかあんな感じなんだろうか? やった事無いけど。薬飲むならビオ○ェルミン飲むわ。胃腸、大事に。
マタタビって、猫によって効きやすい・効きにくいとかあるらしいけどな。そういえば、子猫にはマタタビって効きにくいんじゃなかったっけ? 俺には『威力は抜群だ!』だったんだけど、どういう事?
中身大人だから?? それとも俺ってもう大人猫だったりする? まさかな。
ま、考えても分からんやね。放っておこう。
マタタビ考察はまた今度にして。そういえば、何であの時いきなり意識が無くなったんだ?
確か……あの時は……。
急に、何かの、衝撃、が? ……って、おい。ある程度想像は出来るんだけど、まさかと思いたいんだけどさぁ?
「……ンミィ~……(……な~んで、頭が妙にずきずきしているんでしょうかねぇ~……)」
「グルゥ?(あの実の匂いに当てられたんじゃないかねぇ?)」
未だに母さんの口にくわえられたまま、ジト目で疑問を口に出す。すると母さんは、しれっと本人も思ってもいないだろう答えを返してきた。明らかに嘘だよな?
……へー、ほーん? ふーん……?
そう答えるんだ~。ほほぅ?
俺と母さんの会話を聞いていたであろうチャイロ達の方を見る。俺が見ている事に気付いた各狼の反応はこうだ。
チャイロは気まずそうに目を泳がせながら、決して目を合わせようとしない。耳垂れ、尻尾へなり。可愛い。
ハイシロは耳をしっかりとこちらに向けて俺達の会話をしっかりと聞いているが、顔を背けたまま『何も聞こえてませんよ』的な振りをしていた。尻尾は控えめ。可愛い。
ハイクロはもはや苦笑いをしているし。ハイクロ、隠す気さらさらねーだろ。尻尾ぱたぱたさせんな、ちくしょう。可愛いだろうが!
ハイイロに至っては……これ、絶対状況理解してない。顔をこちらに堂々と向けながら、ハッハッハッ! と舌を出して……凄く楽しそうだな、こんちくしょう! やっぱりバ可愛いぃぃぃぃぃ!
ハァ、ハァ……ふぅ。落ち着いたぜ。
まぁ、こうやってみんなの反応を見るに(ハイイロは除く)これってやっぱり、さぁ?
「フシャ――――ッ!!(ぜってえ、母さんが何かしたんだろ!)」
「ウルルルゥ(愛しい我が子に信用されないなんて、悲しいねぇ)」
驚 き の 白 々 し さ !
俺が怒りの声を上げるが、母さんは白々しく嘯いてくる。そのセリフが余計に胡散臭いんだよ! 顔が見えなくったって分かりやす過ぎる!?
だけど……甘かったな、母さん。この場にハイイロがいるのは致命的だぜ?
見た目は子猫! 中身は人間! 俺の灰色の頭脳がうなる時が来た!! あ、灰色のって言い方は今後やめよう、頭の中がハイイロに侵略されそうな気がする。
「ミャーゥ?(なぁ、ハイイロ。母さんって、さっき俺に何かした?)」
「ワフッ(頭ふみつぶした!)」
「「「グルッ!(あっ!)」」」「クゥ(……あーぁ)」
ほらな! ハイイロならペロッと話しちゃうと思ったんだぜ!
これでどうだ! 目撃者の立派な証言だぞ! ……立派、あれ。立派?
あれ? ハイイロの証言って証拠として使えるんだろうか。えーと、何だかそこはかとない不安感が……ま、まぁ、ハイイロなら少なくとも嘘は吐かないだろ!
っつか、想像以上に酷かった。頭踏み潰したって……母さんェ……。
物理にすぐ訴えるのやめようぜ、な? ってかやめて下さいお願いします。
まぁ、力加減はきっちりしてるから怪我したりする事は絶対に無いんだろうけどさぁ……。本気でされたら『アンコ』出ちゃう。ぶにゅるって。
「グルゥ?(ハイイロの見間違いじゃないかねぇ?)」
「ワフ?(おれ、ちゃんと見たよ?)」
……うん、ハイイロは共犯者には向かないな。アリバイ作ろうとしたところで無駄だわ。口止めしててもうっかり言っちゃうタイプだし。
おかげで、俺とハイシロが何度母さんにしめられた事か。もちろんハイイロもやらかしてるから、一緒にしめられてるんだけど。しかも、悪気ゼロって辺りが逆にタチ悪いよなぁ、憎めないんだけどさ。うん。
以前にきっちり口止めした時も、母さんに聞かれて『ないしょだから言わない!』って堂々と答えてた時には目が点になったわ。
しかも、その後ドヤ顔で俺達の方見てくるし。『どう? ちゃんと言ってないよ!』みたいな顔すんのヤメロ。意味無ぇし! 全く意味無ぇし!! 大事な事なので2回言う。
もちろん、その後母さんにしめられたのは言うまでも無い。
そんな過去の記憶はザーっと捨てて、ハイイロの証言も取れたのでジトーっとジト目で見上げ続けてます。
俺はいまだにぶら下げられ中。いい加減下ろしてくれよ。ジト目で上目遣い続けんのって目が凄い疲れるんだ。その目つきやめろって意見は残念ながら聞けません。
「グルゥ?(ふむ……。で、まだ痛みはあるのかい?)」
「ミャ? ウルルニャッ……(あん? んなもんあるに決まって……)」
ん? 下ろしてくれって言ったのに、なんだってこんな関係ない質問を……って、おい。
もしかしなくてもこれ、まだ痛いって言ったら下ろさない気か? そうか。そうなんだな!?
こんの……性悪狼!!
「グルルルル(今、何か、考えなかったかねぇ?)」
のー、まむ! 私は何も考えておりませんです、はいっ!
何故、思考しただけなのにバレるのか。……くそぅ、仕方ない。真実の追求よりも、地面に下りるのが最優先だ。
「……ミャ(……いたくない)」
「ウフッ(そうかね)」
返事に間が空いたのは、俺のささやかな抵抗です。どうせ気にしないだろうけど。案の定、母さんにはスルーされました。ケッ!
俺が憮然としながら答えると、スッと地面に下ろされる。落とさなかったのは母さんの良心か。
あー、久しぶりの地面だ。足元フラフラする。
ブルブルッと体を揺すってから、ペロペロと毛繕い。ストレスを感じると毛繕いしたくなるのは猫の本能なのかね。毛繕いが超! 捗るぜぇ……!
流石に悪いと思ったのか、母さんも首筋をペロペロと舐めてくる。当然、移動は停止中。
ちょちょちょっ! ハイイロまで何で舐めに来んの!?
は!? ちょ、チャイロまで混ざって来なくていいから! 何!? 何でハイイロに対抗してんの!?
ちょ、やめっ……あ――――――っ!
***
グデ――ッ……
結局あの後、3頭がかりで全身舐め尽くされました。
なおかつ暴れた事で体力を消耗した結果、巣に戻る体力が無くなりました。当然の如く全身しっとり、ぺったり。俺の目も元気に死んでます。ん? どういう事?
ま、そんなこんなで俺は今、ハイシロに運んで貰っている真っ最中。ちなみにくわえられている訳では無い。乗る時にはハイクロにくわえられて、背中にポトッと落とされました。もふぅ……。
現在の俺はハイシロのたてがみにモフッと埋もれながら、全身ぺったりへばりついてます。何これモフモフ。ほんと何これ、ちょーモフモフしてるぅぅぅ。モフモフモフモフ……。
「ワフッ(黒いの、くすぐったいから動くなっての)」
「ミ(あ、ごめん)」
いや、だってこのモフモフの魅力に抗えなくてさぁ……。ってか、ちょっと気になったんだけど。
「ミャゥ?(ハイシロって前からこんなにモフモフだったっけ?)」
「ワゥ? グルゥ?(もふもふ? 時々言ってるけど、なんだそりゃ?)」
「ンミッ(毛の感しょく的な)」
「ワゥ、グルルゥ(おれの毛『もふもふ』って言うのか。んー、特に気にした事無かったからなぁ)」
「ンミィ(そか、そりゃそうだよなー)」
動物的感覚だと毛の増減は特に気にもしないもんかね? 季節で生え変わりとかもあるしなぁ。そろそろ俺らも生え変わりかね。時々涼しくなってきたし。
そういえば、この辺のねずみに面白いのがいてな。冬場は超モッフモフなんだぜ。暖かい季節は俺らのイメージのネズミになる。冬はモッフモフの毛玉。バッグに付けてる丸いモフモフのファーのやつあるだろ? ちょうどあんな感じ。
ちなみに肉はあんまり美味くなかった。冬場は毛の維持にエネルギー使っちゃうから、肉が痩せるんだと。食うなら初夏~秋にかけて。つまり、今。
ん? あれ。今、何の話してたんだっけ?
「グァウッ!?(なぁなぁ、黒いの。おれは!?)」
「ニ?(あん?)」
「ワウッ!?(おれの毛も『もふもふ』なのか!?)」
ん? んー……モフモフっちゃぁ、モフモフなんだけど。
「ニャ(ハイシロの方がモフモフ)」
おれがそう返した途端に、ハイイロがショックを受けたような顔をして固まった。
ちょ、おい? そんなにハイシロに負けたのがショックだったん?
ハイシロには負けるけど、ハイイロもそれなりにモフモフしてんぜ? 若干ごわついてるのが不満。
「クゥ?(あたしは?)」
おや、珍しい。ハイクロが乗ってくるとは。
「グゥ、ウォフッ(意外かしら。だって『もふもふ』って何か可愛い響きだもの)」
お! 流石ハイクロ、分かってらっしゃる!
そうだよなー。『モフモフ』って可愛いよなー。子犬とか子猫のモフっぷりはたまらんよな! ハイクロ達の子狼時代のモフコロっぷりは最高だったぜ!
ちなみに俺はもう半分以上大人だからな! モフモフ具合は少し抜けて『猫』って感じになってきた。尻尾もしゅっとして、ピーン! って感じだし。母さんに拾われた時の尻尾はモフモフホワホワなトンガ○コーン。もしくはたけのこ。細いやつ。
そういえば『モフモフ』の語源って『モコモコ、フワフワ』から来てるって聞いた事あるけど、本当なのん? それぞれの頭1文字ずつ取って合体=『モフモフ』だとか。
「グァウゥッ!(えー、『もふもふ』って何か強そうじゃんか!)」
……で、お前は一体何を言い出してるんだ、ハイイロ。『モフモフ』は可愛いに決まってんだろJK。それにモフモフしてると滾るよな。滾らねぇ? 滾るだろ? 滾るよな? 異論は認めない。
「ミャッ、ウナーン(ハイクロもモフモフ。ふわふわ感はハイシロよりハイクロの方が強いよな)」
「ウフッ(あら、ありがと)」
「ワフッ?(……黒いの、オレは?)」
おやん? ここでチャイロも参戦しちゃうの?
もちろんチャイロもモッフモフに決まってんだろ!
ちなみにチャイロは、ハイシロの毛と比べるとサラッと感が強めな気がする。柔らかいっていうのとはちょっと違うんだよな、こう……しなやか? 適度な弾力で、こちらのモフっぷりもまた良し。
「グル(……そうか)」
あのー、そう言いながら俺の首筋に鼻先突っ込むの止めて。くすぐったい。
……って、今の俺ってさっきのハイシロと同じ状況か。すまんかったハイシロ。今度からはなるべく気を付ける。……絶対にやらない、とは断言出来ない。だってモフモフの誘惑には勝てないんだ!
んー、で。チャイロは何時まで俺の首筋に鼻突っ込んでんの? 俺って短毛だから、残念だけどモフッと感は弱いよ? なめらかな触り心地には自信あり。毎日お手入れしてるもんよ。毛繕いマイスターと呼んでくれ。
むしろ、チャイロは自分の首筋に鼻先突っ込んだ方がモフモフ出来ると思う。あんまり楽しくないだろうけど。
「グゥ(……黒いのも、しなやか)」
おおぅ、それが言いたかったのか。つまり、お揃いだな?
あー、何か懐かしいな。母さんに拾われたばっかりの時は、チャイロはお揃いにこだわってたからなぁ。
だけど今じゃ、すっかり頼りになるお兄ちゃんだもんなぁ! お揃いにこだわることも無くなったものと思ってたけど……表に出して無かっただけかね。愛い奴め。
巣に戻ったらモフモフしちゃろ、覚悟しとけ。
マタタビ様の威力。猫又にも『効果はばつぐんだ!』です。
以下、小話。
「ワウゥ?(結局、黒いのがおかしくなったのって何でだ?)」
「ンミッ(多分だけど、またたび)」
「「「「ワフン?(またたび?)」」」」
全員揃って首傾げんなよ。可愛い。
綺麗に傾げる方向が揃ってるんだけど、打ち合わせでもしてたん?? 見事なシンクロなり。
「……ワフゥ(……あぁ、あれかね)」
「クゥ?(母さん、知ってるの?)」
「ワフ、ウォフッ(聞いたことあるよ。猫が酔っ払うんだろう?)」
「ミャッ(その通り)」
ホヘー、と口を開けたまま感心しているハイシロとハイイロ。チラチラこっち見て来んじゃねぇよ。
何かむかつくから、その口に前足突っ込んだろか。
「グルゥ?(……今はもう何とも無いのか?)」
「ミャゥン(ん。問題無し)」
心配してくれたチャイロに返事を返してスリスリと。胸毛のモフモフ感が気持ち良いぜー!
あ、巣に戻ったら本格的にモフるんで、そのつもりでヨロシクー。本狼には言わないけど。
「…………」
「ミ?(チャイロ?)」
「…………」
フゥ……
「ワフッ、ウォゥンッ(もう一度見てみたい、なんて考えるんじゃないよ。黒いのにはあまり良くないものだからね)」
ハハッ、母さんってば何言ってるのさ! チャイロがそんな事思う訳無いじゃん!
なぁ! チャイロ!
スッ……
……チャイロ? あれ? おーい?
フィッ
なぁ、目ぇ合わせないの何で?
ねぇ。
な ん で ?
(……すごく可愛かったからまた見たい、なんて言えない)




