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虐待②

作者: 名無し

悪い人間ではない

近しい関係でなければ、むしろ愛嬌のある面白い人間


しかし養育者には最も向かない


前作に続き私の母を通して、虐待サバイバーについて考察


虐待を受けた人間が大人になり、親になる

虐待されていた被害者が子どもを持つと今度は加害者になる

意図して虐待する場合はもう犯罪者である


意識せず虐待する場合がほとんどだと思う

人は、自分がされたようにする

教えられたように教える

それしか知らないのだから


母は、人からどう見られるかをとても気にしていた

とにかく、自信が無い

だからすぐ人の真似をする


世間で良いとされるもの、支持されている人間の行動を真似る

皆が言うならそうだと信じる

お勧めされると断れない


自分が無さ過ぎる

何が良くて何が悪いのかもわからない

考えられないのか、自分の考えに自信が持てないのか、その場しのぎなのか

どういう脳の働きでそうなるのかは不明だが混乱状態のブレまくり


自分が好きでそうしているならわかるが、自分の嫌なことでも自分の意志より周りを優先する

協調性があるのとは違う

長いものに巻かれるのである


だから、意見はコロコロ変わる

一貫性は全く無い

善悪の認識もいい加減

まあ、騙されやすい人間


我が家には押し売りされた数々の品がわんさかあった

断れない金持ちという格好のカモ

宗教勧誘だけは、父親が命懸けで止めていたのでセーフだった


幼児の頃から存在を否定され続けたことが原因と思われる

理由のない体や言葉の暴力は、存在価値そのものを否定することになる


常に脅え、自分の言動で虐待する親を刺激しないように

自分の意志は抑え込むようになる


自分を守るため、生きるためには

親の機嫌が最優先だから

判断を間違ったら痛い目にあうから

空気を読んで被害から身を守る


そういう風に身につけた術が、前述したような特徴となる

オドオドと落ち着かず挙動不審

おかしな発言をして笑われる


そのせいで、さらに人間不信に陥る

バカにされたくないと虚勢を張る

社会的な権威を得ようとする

母は子育てがひと段落してから、社交ダンスの先生になった

趣味から始めてハマり、教える立場になるまで努力した


『先生』と呼ばれたがる人間はコンプレックスの裏返しだと、私は経験から思う

母のそれも、自分の価値を見出すためだったのだろう

何か付加価値がないと、自信が持てない


悲しいかな、自分を信じられない呪縛

自身の存在を否定されたところからスタートする人生は、あまりにも生き辛い


そのままでいい

ありのままで

居てくれるだけでいいんだよ?何度も伝えてるのに…







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