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恋する狐は止まらない そのなな

久しぶりに旦那様と二人きりになれた。


珍しいことなのだが、今日は旦那様の修行はなく、ミネルヴァはお腹の子供の定期検診で『嶺斬泊』に行ってるし、リリーちゃんは『神酒』造りのお手伝いがあるとかでしばらくこっちに来ないことになったのだ。


なので、なんだかのんびりイチャイチャしている。


「玉藻さん、痛くないですか?」


全然・・最高ッス!!


え、何してるのかって?


いま、横になった私の身体を旦那様にブラッシングしてもらってるのよん。


と、言ってもちょっと普通のブラッシングではないのよねん。


かなり柔らかい素材でできた太くて短い毛がついたブラシで全身をマッサージするような感じでブラッシングするんだけど、すっげえ気持ちいいの。


あ~、極楽。


え、遊んでばっかりだなおまえですって?


し、失礼な!! これも旦那様のお仕事の一つなのよ!!


以前からずっと言ってるけど、旦那様っていろいろな薬草とか霊草を栽培しているんだけど、中には効能を自分で試したことがない物もたくさんあるわけ。


特に『獣』型の『人』用に栽培しているものって、自分で試すわけにはいかないじゃない。


いくら無害だっていっても、効果がわからないんじゃ意味ないものね。


それで、修行の合間とかの空き時間に私が実験台になってそれらの効能を試してみているのよね。


大体、それらのほとんどは化粧品とか、美容商品向けのものばかりなんだけど・・あの、正直ね、実験台になってはいるけど、結構怖いのよね、これ。


え? 危ないのかって?


まさか~、うちの旦那様が万が一にも私に悪影響のあるものを使うわけないでしょ。


言葉にうまくできない自分の才能のなさが非常に恨めしいけど、旦那様が私を大事にしてくれるその態度とか雰囲気とか気配りって本当に本当に半端じゃないのよ。


もうね、たった一カ月一緒にいただけの私だけど、それでも一生分の幸せを感じていると言っても過言ではないわ。


あ~、ごめん、これ話し出したらキリがないわね、話を元に戻すわ。


ともかく、そういう危険が怖いという意味じゃなくて、旦那様が私の身体でぽんぽんお気軽に試している薬草、霊草の市場価格ってやつが恐ろしいってこと。


もうね、この数週間で使ってしまったそれらの金額を合計したらとんでもない金額になるのよ・・


実際、その金額を見たとき私、眩暈を起こして倒れそうになったわ。


最初の頃はそんなこと考えもしなかったし、知らなかったものだから、使用後の感想とか結構アバウトに旦那様にお答えしていたんだけどね。


あ、待って、アバウトと言ってもいい加減にってことじゃないのよ!!


他でもない旦那様の大事なお仕事のお手伝いしているわけだから、いい加減にしていたことは一度もないから!! 


そうじゃなくて、そのときの自分の感じた感触だけを旦那様に報告していたって言う意味ね。


じゃあ、今はどうかってことなんだけど、旦那様が私の身体で試される前に、それらの薬草、霊草の効能を自分なりに調べて頭に叩き込んだ上で比較するように感触を確かめるようにするようになったわ。


だって、一回使っただけでお金が数万サクルも飛んでいくんだもの!!


旦那様曰く、自分の畑で作っているものだから元手はほとんどかかってないって言うんだけど・・


あのね、確かにその言葉に嘘はないのよ、旦那様の畑で作っているもので普通に作っているだけのものだってことは間違いないの。


でもね、ほとんどが素人に作れるものじゃないんだってば!!


薬草、霊草作りの大名人の一番弟子である旦那様だから普通に作れるのであって、一般の農家の『人』にほいほい作れるような代物じゃないのよ!!


つまり、それだけ稀少なの、稀少ってことはもし市場に持って行けばどうなるかっていうと・・えらい金額が付くってことなのよおお!!


旦那様がね、いつも言ってることなんだけど、高校をいつやめても私を養っていけるから大丈夫ですよ~って言ってくれている意味がほんとよくわかるわ~。


いや、頼りきるつもりはないのよ、私だって大学卒業したら小児科医になって開業してバリバリ仕事するつもりだからね。


そんなこと言ってるけど、結構、旦那様に甘えているところがあるだろって?


・・はい、すいません。その通りです、御蔭で好き勝手やらせていただいています。


あ、なんか、旦那様によしよしってされた。


心配させちゃった。


旦那様、私は大丈夫ですから、ブラッシング続けてくださいませ!!


いかんいかん脱線が多いな、今日は。


ともかくですね、今日のブラッシングもただブラッシングしてもらっているわけではないのですよ。


ブラッシングする前に全身にある薬草をすりつぶして作った液体をつけられた状態でブラッシングを受けています。


『虎破有無草』っていうんだけど、内蔵脂肪を燃焼させる効果があるらしいのよねえ。


『人』型の種族の人は飲み薬にして使用するらしいんだけど、『獣』型の種族の場合、こうやって全身に塗ってブラッシングしたりマッサージしたりするのが効果的らしいわ。


なんでも、女優さんとかグラビアアイドル御用達の逸品らしいんだけど、旦那様にしてみればいったいどれくらい効果があるのか、前々から興味があったんですって。


旦那様に言わせると


「ほんとに金額分の効果があるのかどうか、物凄く疑問なんですよねえ・・どう考えてもぼったくりのような」


ですって。


なんでも『人』型種族用の飲み薬はそれほど売れてないらしいんだけど、『獣』型種族用の塗り薬は飛ぶように売れているらしいの。


それを見た旦那様が、それじゃあいっちょ試してみるかってことになったわけ。


ちなみにブラッシングを受ける前に、私の内臓脂肪がどれくらいついているか調べてもらっているわ。


そのときの数値を見た旦那様の反応はこれ!!


「・・玉藻さん、もうちょっと運動しましょうね」


あっはっは~・・ここに来てから完璧に動かなくなって運動しなくなっちゃったもんね~・・しゅ~~ん。


わ、私が悪いんじゃないもん、私を甘やかす『人』が悪いんだもん!!


「じゃあ、これから厳しくいき・・」


いやああああああああ!!


甘やかして!! 甘やかしてくれなきゃいやああああああ!!


そうしてくれないと、寂しくて死ぬ、死んじゃうもん!!


「もう~~、じゃあ、ちゃんと適度に運動してくださいね。昼間っから横になってお菓子ぼりぼり食べながらメロドラ見ているばっかりじゃだめですよ」


えええええ!! な、なんで、そんなこと知ってるの!?


だって、昼間は修行行っていらっしゃるからそんなことわかるはずないのに!!


「いや、頼んでもいないのに、スパイ活動してくれる『人』がいちいち告げ口しに来てくれますから」


つ、告げ口って・・あ!! あいつかあああああ!!


み・・み・・ミネルヴァアアアアアアアアアア!!


あんにゃろおお、セコイ真似しやがってえええええ、今は手が出せないけど、出産したあと覚えてろよおお!!


「いや、それよりも、僕としては玉藻さんが見ている番組の内容が・・なんですか、その『獅子洗剤愛の劇場 仮面勇者 牙面(がめん)タイガー 秋斗(あきと) 愛欲大戦』って、どんなメロドラなんですか、それ・・」


え~~~、旦那様ご存知ないんですか?


いま、すっごい流行っているのに!!


普段は城砦都市『刀京』のカブキタウンでナンバーワンホストをやってる主人公の牙面タイガー 秋斗が、敵の妙齢の女幹部を次々と落として、敵のアジトの居場所をしゃべらせたあとそこに乗り込んでいっては、『もう、おまえには飽きたんだよ』って言いながら女幹部に必殺技を叩きこむんですよ。


もうね、その振られた上に必殺技で倒されていく女幹部達が不憫で不憫で・・


「どういう主人公なんですか? どう聞いてみても悪者なんですけど・・」


自分の両親をね、悪の秘密結社に騙されて殺されてしまったことがきっかけで、悪を倒すには悪になるしかないって、悪の秘密結社に対してになるけど、それでも悪を行ってしまう自分自身を皮肉ってこの世界最大の殺『人』鬼である『勇者』を名乗っているのよね。


まあ、本人は人間じゃないし『勇者』でもない、白虎族のイケメンのただの復讐者なんだけど。


女幹部達もね、相手がそういう相手だってわかっているのに深みにはまっていくんですよ、秋斗ってなんかワルの魅力があるっていうか・・ほら、女幹部達って結局悪の組織に仕えているからそういう悪い奴が大好きなんですよね。


それで大金つぎこんで、最後には組織裏切ったうえに肝心の秋斗にふられて倒されてしまうという悲惨な人生を送ってしまうんですよ。


もう涙なくしては見られないというか・・


「く、腐ってる・・そんな主人公死んでしまえばいいのに・・ってか、そんな番組放映するなよ・・」


え~~~~、面白いのにいい!!


「じゃ、じゃあ、僕がそういう風になってもいいですか?」


だめえええええええええ!!


絶対そんなの許さないんだからあああああ!! あんな『人』として腐りきった奴になっちゃだめ!! というか、他の女を最終的にはボロ雑巾のように捨てるとしても、一時的でも他の女にいい顔するのは絶対にダメ、ダメったらダメ!!


旦那様は私だけ見ていればいいんですからね!! ホストなんて絶対に絶対に絶対にダメですからね!!


「難しいなあ、玉藻さんの好みは・・」


違う違う!! あれはテレビのドラマだから面白いの!! 現実は今の旦那様がいいの!!


お願いだから今のままの旦那様でいてください、でないと本気で泣きます、泣きながら死にます!!


「わかりました、わかりましたって。冗談ですよ、そもそも、ホストなんて僕にできるわけないでしょ。イケメンでもなんでもないですし、そもそも『人』付き合いが僕苦手ですしね」


そうかなあ・・旦那様って気配りが物凄いからあっというまにナンバーワンになれそうだけど。


「相手が玉藻さんだから喜んで気配りしますけど、他の『人』には面倒くさくてしませんよ。そんなマメな性格してません」


じゃあ、これからもそのスタンスでお願いします。


私だけ見てね・・


って、言ったら旦那様の顔が近づいてきて・・しばらくいちゃいちゃしていたんだけど、はっと気が付いてブラッシングの準備に取り掛かって、いまに至ると


そういうわけで現在その『虎破有無草』の効能実験中なわけですよ。


しかし、気持ちいいなあ・・このブラッシングの毛の部分がね、ふにゃふにゃというほど柔らかいんじゃないんだけど、一本一本が極太で先が丸まっているのよね。


だから、ある程度力を入れてブラッシングされても全然痛くないし、むしろ適度に気持ちいいというか。


一応旦那様って、『獣』姿の『人』のブラッシングやマッサージに慣れていらっしゃるから、力を入れたほうがいいところと、そうじゃないところをちゃんとわかって区別して加減してくれているんだけどね。


ちなみにお腹周りとかの極度に柔らかいところはこのブラシは使いません。


平べったい手の平に直接はめるような専用の道具を使ってブラッシングされます。


この手の平にはめるタイプのブラシは、小さくて細かくて短い毛がたくさんついたもので、皮の薄いお腹周りとかを強めにブラッシングされても痛くならないようになっています。


ちとくすぐったいのが難点ですが、うちの旦那様は故意にくすぐったりするような意地の悪い『人』ではないので、そのあたりも大丈夫です。


え、そんな奴いるのかって?


いるのよ・・お腹が大きくなってきているくせにそういういたずらだけはやたらやりたがる奴が約一名。


まあ、あいつのことはこの際どうでもいいんだけどね。


あ、そうだ。


実は私、ここに来てから体に変化があったのよ。


それがこの島の結界のせいなのか、それともこの旦那様のお仕事でいろいろな薬草、霊草をつけるようになったからなのかわからないんだけど。


元々私、霊狐族にしては珍しい金毛白面の姿をしていたのよね。


文字どおり、全身が金色の毛に覆われていて、顔だけが真っ白な姿の『狐』で、まあ言いたくないんだけど、うちの里に伝わる伝説の悪狐と同じ姿だったわけ。


ところが、ここに来てからどんどん全身の毛の色が抜け落ちていってしまって、気がついたら私、白面どころか全身真っ白の白狐になっていたわ。


いや、別に元々悪狐の姿をしていたわけだからそれ以上に悪くなることはないって思っていたんだけど、なんかね、ちょっと違うのよね。


何が違うかっていうと、私白狐になったわけなんだけど、里にいる仲間達の中でもこんな白をした『狐』の姿をしたものを見たことがないのよ。


白面の時の自分の顔とも違うの。


あの顔は、なんというか無理矢理に白で塗りつぶしたような、虚無的な白だったんだけど、なんか、いまの私の毛がわの白ってそういう白じゃないのよね。


新雪の白っていうか・・自分でいうのもなんなんだけど凄く奇麗で・・そうそう、顔もねそういう白の色に変っていたわ。


なんでこうなっちゃったのかわからないんだけど・・この前、お義父様にお会いしたときに私の姿を見て物凄く気になることを仰っていたの。


確かこうだったと思う。


「『優しい『夜』に抱かれて、虚無の『白』は『白夜』に変わる』・・玉藻ちゃんは『白夜の狐』なのかもねえ」


って。


なんなんだろ、『白夜の狐』って・・


お義父様の口調からそれが悪いものじゃないってことはわかったんだけど、旦那様はご存知なのかしら?


「遠い遠い時代に忘れられた伝説に出てくる仙狐ですね・・」


仙狐? それなんですか? 聞いたことありません。


天狐や空狐は聞いたことあるけど・・


私はきょとんとして旦那様を見返したけど、旦那様は結局それがなんなのか答えてはくださらなかったわ。


ただ、答えかどうかわからない意味深なことをぽつりと呟いたの。


「どんな姿になろうとも魂までは変わりません。あなたは僕と一緒に生きる運命にあるというだけです。ちょっと『人』よりも長い期間になりますけどね」


どういうこと?


そのときの旦那様の表情、一瞬だけど、なんだか老人のようなそれでいて少年のような年齢不詳の顔をしていた。


私を見ているのは間違いないんだけど、なんだか、私のような私じゃないような、でも、やっぱり私だと思う何かを見ているの。


すっごい不思議な気分がしたけど、そこには『愛』が確かにあって私に向けられていることだけはわかったから、何も言えなかったんだけど・・なんだったんだろ。


「玉藻さんは、その姿が気に入りませんか?」


ううん、そんなことないんだけど、ちょっと気になったから。


「僕は奇麗だと思いますよ。新雪のようで、すごくきらきらしてて、ひんやりしているようだけど、でも実際に触ってみるとひどく温かくて」


そ、そうかしら・・そういえばつい先日久しぶりに出会った晴美もそんなこと言っていたなあ・・


「でしょ。金毛の玉藻さんも奇麗でしたけど、こっちの姿も奇麗だと思います。」


えへへ、なんかそう言われると照れるわ。


はっ!! そういえば、このまま『人』にもどったら私の髪の毛何色になっているのかしら!?


「そう言えばそうですね・・やはり『白』なのですかね?」


し、白髪かあ・・おばあちゃんみたいで嫌だなあ・・


「いえ、僕の親友がそうですけど、そんなことなかったですよ。あれはあれで結構いいと思いましたけど」


そうなのかしら? まあ旦那様がいいと仰るならそれはそれでいいか。


って、そんなことしゃべってる間にブラッシング終わったわ。


内臓脂肪測定測定。


いかがですか旦那様?


「う~ん・・うおっ!! すっごい減ってる!! なるほど~、これは売れるはずだわ。一本10万サクルは伊達じゃないなあ・・」


あ~、そうなんだ。


やった~、内臓脂肪減ったぜ、わ~い・・って、あれ?


今、いくらって仰いました?


「10万サクルです」


ひ、ひ~~~!! たかっ!!


これほんとにマジで売れているんですか!?


「ええ、『獣』系種族の女性に大人気らしいんですよ。それで僕やお父さんのところにも大量注文がいま殺到しているんですけど、片手間で作っていたから、そんなに作り置きがあるわけじゃないんですよねえ」


って、その数が少ない奴を私に使ってしまったってことですかああああ!?


しかも、この分だとさらに値があがるんじゃないんですか!?


「あがる・・かもしれないですね・・今、テレビで女優さんやグラビアモデルの『人』達がこの薬草の評判をばんばん口にしているらしいですから・・」


これよ・・これがあるから怖いのよ・・自分の身体が美しくなったり健康になったりするのは凄くありがたいんだけど、飛んで行くお金のこと考えるとこんな贅沢していていいのかって


気分になってくるのよ。


「まあまあ、とりあえず、これだけ速効性のある効能があるってわかっただけでも成果があったってことです。今のところ副作用もないってことらしいですし」


そうなんだ。


「飲み薬用のほうが利きそうなのに、意外ですよねえ・・あっちはめちゃくちゃ不味い上に、飲んだ後一定の運動しないと効果ないんらしいんですよね。それに比べればこっちは飲むわけじゃないから不味いって感覚は味あわなくて済みますし、運動もしなくていいですしねえ・・一応副作用らしきものとしては、効果があったあと内臓脂肪が増えそうなものは極力摂取しちゃいけないってくらいですかね、なんでもリバウンドが物凄いらしいです」


うんうん、それってダイエットと同じってわけね。


ダイエットしたあとに、気を緩めて油っぽいものいっぱい食べて、逆に前より増えちゃった『人』って多いもんなあ


私も気をつけようっと。


じゃあ、お昼ご飯はあっさりしたものでお願いします・・あれ? 旦那様?


どこ行ったのかしら? 


旦那様? 旦那さま~・・って、あれ? 玄関のほうから戻っていらしたわ。


あら、その手に持ってるものはなんですか? すごいいい香りしてますけど。


「いや、なんかさっき玄関の呼び鈴が鳴っていたような気がしていたんで、見に行ってみたんですけど・・玉藻さん宛に」


旦那様が差し出してくるのはいろいろな食べ物が盛りつけられた大皿。


その内容を見てみると、から揚げ、餃子、コロッケ・・って、おいしそうだけど、全部油もんじゃないのよ、なによこれ!!


ん、手紙が・・


『玉藻へ・・いっぱい食べて、私と同じ体型をめざしてね   み~子より』


なんじゃああこりゃああああ!!


ミネルヴァ!! あんた私をなんだと思ってるのよ!!


あ~、くそ、食いてええ!! すっげえ、おいしそう、ビールとめっさあいそう!!


「あ、玉藻さん、そういえばビールも置いてありました」


ミネルヴァアアアアアアアアアアア!!


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