登場人物一覧
登場人物一覧表を作ってみました。
アルカディア編以降の登場人物についてはまたおいおい追加していいく予定です。
「こことは違うどこかの日常」
登場人物一覧
【主人公】
宿難 連夜
城砦都市『嶺斬泊』の御稜高校に通う十七歳の高校二年生。
クラスは弐ーA
この世界では差別迫害の対象になりやすい人間族の少年であるが、それに負けることなく日々を力強く生きている。
宿難家の次男坊で、宿難家の家事一切を取り仕切っている凄腕のハウスキーパーでもあり、家族からは絶大な信頼と愛情を注がれている。
幼い頃から憧れ続けていた年上の女性如月 玉藻から逆に告白されて付き合うことになり、お互いを大事にしながら順調に交際中。
高校生ではあるが、薬草、霊草栽培の大家である父親の指導の元で自身もそれらの栽培を展開しており、ある程度の収入を持つ半社会人で、実際にはほぼ自立しているといっても過言ではない。
また人間という種族であるため際立った身体能力や特殊能力は持たないが、自身が他の種族に比べ身体的には全く劣る種族であることをよく自覚しており、そのため、自分の身を守るための技術技能を会得することにかなりの情熱を注ぎ、戦闘用日常生活用問わず、様々な技術技能を隠し持っている。
性格は温和で礼儀正しく、優しくおとなしい・・という仮面をかぶった激情家。
思いこんだら一途で一直線であり、特に激しいのは恋人玉藻に対する愛情で、できるだけ押し隠そうとしているようだが、隠し切れずにぼろぼろ出てしまっている。
また一旦身内と決めた人物に対する思いもまた激しいものがあり、彼らがピンチの時には絶対に見捨てないし諦めない。
ただ、反面身内ではないと定めた人物には非常に冷徹で無関心で無干渉、極力関わろうとはしない。
【ヒロイン】
如月 玉藻
城砦都市『嶺斬泊』の都市立大学に通う二十歳の大学二年生。
霊狐族の非常に美しい女性で、主人公連夜の最愛の恋人。
病気で苦しむ自分を優しく看病してくれた連夜に一目惚れし、連夜に側にいてほしいと懇願、それを連夜が受け入れて晴れて恋人同士となった。
最愛の恋人である連夜にべた惚れしており、できることなら四六時中一緒にいたいと願っているが、諸々の事情により果たせずにいる。
自身も公言しているが非常に嫉妬深い性格で連夜が他の女性とべたべたすることは許さないと言っているが、それ以上に連夜が嫉妬深いので、むしろ自分が嫉妬されないように気をつけているような節がある。
ただ、たまには連夜が嫉妬している姿がみたいので、それらしいことをやってみたりはするのだが、基本的に嫌われるのだけは避けたいため非常に中途半端な結果になりやすく、大概は失敗する。
金毛白面狐の本来の気質により邪悪な性格が顔を見せることがたびたびあるが、それを苦もなく受け取って包みこんでしまう恋人連夜の存在により、表立って暴走することはない。
そういう意味でも玉藻はきちんと自分にふさわしい伴侶を選択したといえる。
実家がある霊狐の里とは過去いろいろとあり、現在は絶縁してはいないもののそれに近い状態が続いている。
唯一、幼き頃に交流を絶っていたものの、最近になって自分と同じように里を逃げ出した妹の晴美とは交流を再開している。
連夜の実姉ミネルヴァ・スクナーの頼れる相棒でもあり、高校時代は、生徒会長を務めたミネルヴァの体制を固めるために、自ら風紀委員長となり、学校にはびこる不良達を単騎で一掃した実力を持つ。(このころの玉藻はそのふたつ名の一つである『悪喰う悪』の名前通り邪悪な性格がかなりでていたと思われる。)
そのときにつけられた仇名は数知れず、その恐るべき足技で不良達を震え上がらせ続けた。
怒りに燃えると白面の狐に変化する特徴があり、自身はこんな自分を嫌っている。
【宿難家の人々】
父親
宿難 仁
連夜の父親。
薬草、霊草栽培の第一人者で、連夜にそれを教え込んだ師匠でもある。
子供達に対する愛情は疑いようもないが、その一方でなかなかに底の知れない人物でもあり、奥さんと共にいろいろと暗躍を続けている。
無類の愛妻家で、奥さんのことを心の底から愛している。
母親
ドナ・スクナー
連夜の母親。
城砦都市『『嶺斬泊』の行政一切を取り仕切る中央庁に勤めているバリバリのキャリアウーマン。
その役職については定かではないが、相当に上の地位にいるとみて間違いない。
父親同様に子供達のことを深く愛しているが、父親同様に底の知れない人物で、父親と共に暗躍を続ける。
旦那様至上主義者で、旦那様の言うことはほとんどなんでも聞いてしまう。
兄
宿難 大治郎 宣以
連夜の兄。
年齢二十四歳。
傭兵旅団『暁の咆哮』の副団長で、凄腕のサムライ。
獅子頭に人の身体という姿をしている巨漢の男性で、野武士のような性格をしているのだが、弟の連夜の前でだけはその性格を豹変させる。
物凄いブラコンで、恋人がいるにも関わらず、休日は弟である連夜と過ごそうとするほど。
姉
ミネルヴァ・スクナー
連夜の姉。
年齢二十歳。
連夜の恋人玉藻の小学校時代からの相棒であり、親友。
額に第三の眼、『天光眼を持つ天魔族(?)の美しい女性。
大治郎と同じくブラコンで連夜に異常な執着を見せるが、同じブラコンである大治郎やスカサハと決定的に違うのは、連夜と一線を越えてしまってもいいという考えの持ち主であること。
すでに何度か未遂事件を起こしており、隙あらば連夜の貞操を狙っている節が見受けられる。
玉藻が連夜と付き合っていることを公言できずにいる最大の原因が彼女である。
妹
スカサハ・メデューシアンヒュドラ・スクナー
連夜の妹。
年齢十五歳。
中学校では生徒会長を務める、成績優秀、スポーツ万能の学校のアイドル。
怒ると美しい銀髪が蛇に変わり、口調が広島ヤクザのようになるという特徴がある。
母親と同じ種族であるが、一応魔族ということになっている。
上二人同様にブラコンであり、連夜に非常に懐いているがどちらかといえば母親に甘えるような感じである。
異性というと連夜にしか興味がなかったが、最近、連夜の弟子ともいえる士郎に好意らしきものを感じるようになってきた。
【親友】
ロスタム・オースティン
連夜の二人の大親友の一人。
年齢十七歳
通称ロム
中学時代から連夜と共に荒々しい喧嘩道を駆け抜けてきた人物で、非常に義侠心に厚く頼れる人物。
魔族の奴隷として生み出されたバグベア族の少年で、幼い頃に両親を亡くし、非常に貧乏な生活を余儀なくされてきたためか、金に対する執着が強く、金銭面でのトラブルに巻き込まれることも多かった。
しかし、連夜と『金色の王獣』を目撃し、リンという伴侶を得ることによってその性格は一変し、今は地に足をつけて生きる方法を模索している。
相手の動きを数十秒先まで見通すことができる『月光眼』や、肉体能力を数倍に跳ねあげる『凶戦士化』という種族能力を持つ。
リン・シャーウッド(旧姓:早乙女)
連夜の二人の大親友の一人。
年齢十七歳。
十八歳までならば自分が定めた伴侶にあわせ、性別を変化することができる麒麟種の白澤族。
ロスタムと同じく中学時代に連夜と共に荒々しい喧嘩道を駆け抜けてきた人物。
当時は狂犬のような性格の持ち主で、いつも不良の集団にまっさきに飛び込んでいってはぼこぼこにされ、連夜やロスタムに助けられていた。
妾の子供であったため、父親、義母親から相当に悪質ないじめにあっていたが、連夜の頼みを聞いた連夜の両親によって父親、義母親は個人的にも社会的にも制裁が加えられ、リンは優しい祖父母と暮らせるようになった。
その後中学卒業後に連夜とロスタムは『嶺斬泊』に行くことになり、『通転核』に残ることになったリンとは離れ離れになったわけだが、離れてみて初めてロスタムに対する自分の本当の気持ちに気づき、白澤族の特性を活用して男性から女性になって、『嶺斬泊』にロスタムを追いかけてきた。
その際に、男性であったリンのもう一つの人格を捨てることの問題でロスタムとかなりの葛藤が生じたが、紆余曲折の末に消えゆく男性のリンの人格から女性のリンの人格を託される形になったロスタムが受け入れることで晴れて両想いに。
一線を越えた今、二人は夫婦同然の生活をしている。
十八歳になったときに結婚する約束もすでに交わしており、今は幸せな生活を送っている。
最近では、連夜の頼みを聞き入れて孤立を深めていた姫子の親友となり、彼女を精神的に支えている。
【幼馴染】
龍乃宮 姫子
連夜の幼馴染の一人。
年齢十七歳。
御稜高校、弐ーAの委員長。
城砦都市屈指の美少女の呼び声も高く、物凄い美貌とスタイルの持ち主。
成績優秀、スポーツ万能、武芸百般、龍族の中でも王族中の王族でありながら、身分の上下を問わずに気さくに接することができる人物・・を演じてきたが、恋人ナイトハルトに関わる問題でついにそれが破綻してしまい、心を許していたがゆえにその闇を連夜にぶつけてしまう。
あわや連夜を殺してしまいそうになった上に、龍族の姫子を擁護する学校側の勝手な裁定によって連夜は停学処分になってしまい、連夜と絶縁寸前にまで追い込まれてしまう。
幸い、連夜の命によって姫子と友誼を結ぶことになったリンの力添えで、再び連夜との間に絆を結ぶことができ、今度こそ本当の意味で連夜の友となる。(実は、元々連夜をいじめていた張本人で、ある事件がきっかけで連夜に懐くようになっていたが、連夜からは本当の意味での友達と認められていなかった。)
この事件がきっかけで、実はナイトハルトのことを恋人ではなく、親友としてしかみていなかったことを自覚。
恋人の関係は解消するが、背中を任すことができるかけがえのない戦友としての絆を取り戻す。
ただ・・連夜に対する本当の自分の気持ちに気が付きつつある。
ナイトハルト・アルトティーゲル
連夜の幼馴染の一人
年齢十七歳。
御稜高校、弐ーJ
御稜高校屈指の武術家であり、元白虎族の次期総領であったほどの実力者、元姫子の恋人で、今は姫子のよき戦友。
あることがきっかけで自分が死病にかかっていると思いこみ、死を覚悟して、恋人達に別れを告げ、総領の座を弟に譲ったりもしていたのだが、連夜の活躍により死病ではないことが発覚、自分自身を取り戻し本当の意味で復活を果たす。
このことがきっかけで力に頼ってきた自分自身を恥、別の道を歩むことを決意する。
現在は拳を交えて友となったロスタムとともに、自分が歩むべき道を模索している。
連夜のクラス担任、ティターニア・アルフヘイムとは恋人同士で現在半同棲状態にある。
龍乃宮 剣児
連夜の幼馴染の一人。
年齢十七歳
御稜高校、弐ーA。
姫子の異母兄であるが、龍族の王族ではない(彼の母親が王位継承権を放棄し、野に下っているため)
ナイトハルトに匹敵する武術家でもある。
三人の美少女から迫られているほどモテルのだが、性格はいたって三枚目。
作中で唯一ほとんど連夜とのエピソードが語られていない人物でもある。
【戦友】
クリス・クリストル・クリサリス・ヨルムンガルド
連夜の戦友で、同じ師匠の元で修行する兄弟弟子。
御稜高校、弐ーJ
エルフ族の少年だが、幼き頃に里を『貴族』クラスの『害獣』に襲撃されて滅ぼされてしまい、路頭に迷っていたところを狼獣人族の夫婦に拾われて育てられる。
現在、夫婦同然の仲であるアルテミスは、この養父母の実の娘で、養父母公認の元、一緒に同居中である。
養父母はクリスがアルテミスの為にその命を一生捧げ続けることを自分達の信仰する神に誓っていることを知っているため、籍はいれていなくても夫婦としてすでに認めている。
なので、一日も早い孫の誕生を願っている(在学中に生まれた場合、卒業するまで養父母自身が面倒を見るつもりでいるので、いつ作ってもいいという了承も与えている。獣人族の中でも狼獣人族は一族そのものが家族という認識を持ってコミュニティを作り上げているのでそのあたりは非常にしっかりしている。)
かわいい顔に似合わずぶっきらぼうで口は悪いが、信義に厚い性格であるため、連夜はクリスのことを親友のロスタムやリンと同じくらい信頼している。
作中ではほとんど語られていないが、連夜や連夜の兄大治郎達とともに、自分の里を滅ぼした『貴族』クラスの『害獣』を倒すことに成功している。
戦闘能力はかなり高い。
アルテミスの顔や舌を舐めることでその日にアルテミスが何を食べたか詳細に当ててしまうことができるという特殊能力を持っている。
また連夜と同じく様々な技術技能を会得しており、連夜同様にある程度の収入を得る手段を持っている半社会人でもある。
アルテミス・ヨルムンガルド
クリスの最愛の恋人で事実上の妻。
御稜高校、弐ーJ
狼獣人族の少女で、ほとんど見た目は直立した狼なのだが、獣人としては姫子に匹敵する超美少女。
普段は武人口調で、固いもののしゃべり方をしているが、クリスに甘えるときは乙女モードに切り替わり、歳相応の女の子に変わる。
獣人の美少女に対して浮気じみた行動を取り続けるクリスの行動に心を痛めてきたが、つい最近になってそれがある事実を確認するためであったことが発覚。
それをアルテミスに告白して以来クリスは浮気じみた行動を取ることがなくなり、アルテミスと真の意味で夫婦としての絆を築くことになる。
クリスの浮気騒動があった間、ストレス解消のためにチョコレートを大量に摂取するという癖がついてしまっており、クリスに太るからほどほどにしておけといわれても、やめられない止まらないでいて、最近太ってきたことに非常に悩んでいる。
柔道と弓道の達人で、クリス達とともに『貴族』クラスの『害獣』と戦った時にはその腕前を存分に披露した。
作中では書かれていないが、彼女もまた連夜と同じ師匠の元で学ぶ兄妹弟子である。
【中学校の後輩】
如月 晴美
玉藻の実の妹、鈴音中学校の一年生。
年齢十三歳
本来であれば玉藻が継ぐはずであった、霊狐の里の丸薬作りの秘伝を継承されることになってしまい、虐待同然の行き過ぎた修行を繰り返されることになり、中学校入学まもなく里を逃げ出してしまう。
そして、あてもなくさまよっていたところを、容姿が玉藻そっくりであったことから連夜に保護されることになり、以来宿難家に引き取られ一緒に住むことになる。
一緒に住み始めた頃はなかなか自分自身を出すことができなかったが、新しい友達が増え、士郎と出会うことにより、本来の中学生らしい少女の一面を見せるようになっていく。
連夜のことを憧れの視線で見つめているが、それが恋愛感情なのか親兄弟に対する思慕のようなものかはいまだはっきりとはしていない。
ジークハルト・フォン・アルトティーゲル
晴美のクラスメイトで、ナイトハルトの実弟。
年齢十三歳
現在の白虎族次期総領。
ナイトハルト以上にまっすぐな性格の熱血漢。
まだまだ若いせいか物ごとを上辺で判断してしまったりすることもあるのだが、自分が間違っていると気がつくと、素直に頭を下げることができる柔軟な性格の持ち主でもある。
連夜の仲介で晴美と友達となる。
連夜には幼き頃いろいろと世話になっており、実の兄と同じくらい(実際にはそれ以上)に信頼をよせている。
ブリュンヒルデ・ランツェリッター
晴美のクラスメイトで、ジークハルトの小姓兼世話役。
年齢十三歳
比較的大柄な体格のものが多い白虎族でありながら、見た目は完全に小学生という少女。
ジークハルト至上主義者で、ジークハルトのためであれば、それが例えジークの実の兄ナイトハルトであろうとも平然と牙をむく。
感情が高ぶってくると、猛烈な高飛車口調になるという癖がある。
ジーク同様に幼き頃に連夜に世話になっており、連夜に対しては非常に素直。
ただし、連夜がナイトに対する強力な切り札であることも熟知しているため、それを利用する悪知恵も働くところあり。
瀧川 士郎
鈴音中学校の三年生。
年齢十五歳。
スカサハのクラスメイトで、連夜の右腕的存在。
ある事件がきっかけで連夜と知り合い、以降連夜の畑仕事をはじめとする仕事関係全般を手伝うようになる。
連夜に対して絶大な信頼をよせており、本人は自覚していないが連夜のことを実の母親のように思っている。
そのため、連夜に近寄る女性を許さず、連夜に危険が迫ることを異常に怖がる。
身体の大部分が、元々の本人の種族以外のパーツによって構成された合成種族という特殊な種族で、見た目からしてつぎはぎだらけの異様な風体をしている。
実は彼にはある秘密が隠されているのだが・・
【御稜高校 弐ーA】
ティターニア・アルフヘイム
御稜高校 弐ーAのクラス担任の教師。
年齢二十四歳
エルフ族の中でもかなり特殊なエンシェントエルフ族という、城砦都市『嶺斬泊』の中でも数人しかいない絶滅寸前の種族。
穏やかで優しい性格・・に学校の中では見せているが、実は恐ろしいほどの正義感がある熱血漢で、猪突猛進、無茶無理無謀を平気で行ってしまう大問題児。
以前ナイトハルトをその強引極まりない性格である事件に巻き込み、そのままなし崩し的にナイトハルトと男女の関係を持ってしまった人物。
清楚で可憐でいかにも常識人という姿を学校では崩してはいないが、私生活は相当に崩れていることをナイトハルトは連夜に暴露している。
ナイトハルトが死を覚悟することになったある病気を発病した際に、一度別れたのだが、死病ではなかったことを知り復縁を迫る。
性格的には根っこの部分が非常に善良な人物であることを連夜も見抜いているため、ナイトハルトと復縁するときもあえてなにもいわず、今は無事復縁を果たしナイトハルトの部屋と自分の家を往復して通っている半同棲状態を送っている。
近いうちにどちらかに住居を定めようと計画中。
玉藻とミネルヴァの先輩にあたる。
マリー(マリエルイージ・エストレンジス)
連夜のクラスメイト。
年齢十七歳
グラスピクシー族の少女で、非常におとなしく気弱な性格であったが、連夜を迫害し続ける副委員長のヘイゼルに対して激昂し勇気を振り絞って反旗をひるがえす。
その結果ヘイゼルとその取り巻き達に集団リンチされそうになるが、クラスの友達達の力で間一髪助け出され姫子の事件で失墜していた連夜のクラス内の地位を取り戻す。
その勇気ある行動は、後にクラスに復帰した姫子やリンから賞賛されクラス内の結束を強めていく原動力となる。
クロ(クロムオックス・アイアンハンド)
連夜のクラスメイト。
年齢十七歳。
ドワーフ族の少年で、マリーの頼れる友人の一人。
元々争いを好まない性格で、連夜のことに関しては静観するつもりでいたが、マリーの行動を見て、自分のそれが悪意の無関心であることに気が付いてマリーに力を貸すことを決意する。
後にヘイゼルの今までやってきた悪行を調べ上げ、ヘイゼルの権威を失墜させる立役者となる。
非常に義侠心が厚い人物。
さっちゃん(サイサリス・ドーンガーデン)
連夜のクラスメイト
年齢十七歳。
ドライアード族の少女で、クロと同様にマリーに力を貸すマリーの頼れる友人の一人。
優しい性格の少女で、マリーをヘイゼル達からかばう。
フレイヤ・クロムウェル
連夜のクラスメイトで、剣児の取り巻きの一人。
年齢十七歳
ハイエルフ族の少女。
非常に豊かなバストの持ち主で、姫子に次ぐ美貌の持ち主。
お嬢様口調が特徴的。
ジャンヌ・ボナパルト
連夜のクラスメイトで、剣児の取り巻きの一人。
年齢十七歳
ダークエルフ族の少女。
スレンダー気味の身体ではあるが、スタイルとしては非常にいい。
ヤンキー口調が特徴的。
黄 梅林
連夜のクラスメイトで、剣児の取り巻きの一人。
年齢十七歳
風狸族の少女。
三人の中で一番バランスのとれたスタイルをしている。
三人の中でオチ担当。
ヘイゼル・カミオ
連夜のクラスメイトで、副委員長。
年齢十七歳
魔族のエリートで、強烈な差別主義者。
取り巻きを使って気に入らない連夜をクラスで孤立させるべく暗躍していた張本人。
しかし、マリーの勇気ある行動でそれは阻止され、逆にクラスで孤立することになる。
【傭兵旅団『暁の咆哮』】
セリーヌ・茨木
鬼族の女性で年齢不詳(推定二十七歳)
スレンダーなスタイルではあるが、なかなかの美人で、旅団の筆頭秘書でもある。
有能な事務官であると同時に、恐るべき戦士でもある女性で、団長の坪井、副団長の大治郎双方から絶大な信頼を寄せられている。
が、恋人がいる大治郎に横恋慕しており、隙あらば寝取ってしまおうと日々暗躍している困った人でもある。
坪井 主水
作中では名前しか出てきていない『暁の咆哮』の団長にして、ドワーフ族の剣豪。
高杉一刀流の使い手で、大治郎の剣の師匠でもある。
中学校時代から大治郎とともに世界を転戦し、無数の『害獣』から人々を守ってきた英雄である。
【カワラザキ重工】
ラブレス・備前正宗・アイアンスミス
カワラザキ重工の太刀開発主任であり、第百八代目刀匠備前正宗の名前を継いだ女性。
年齢二十六歳。
作中では書かれていないがレッドアイという特殊な種族であり、文字通りその瞳は赤一色で、白眼の部分が存在しない。
その目には様々な特殊能力が封じ込められているが、異界の術に関わるため、普段は特殊な封印サングラスで能力を封印している。
とにかく無口な女性で、その短い単語のような発音とわずかな表情の変化を見逃さずにくみ取れる人物でないと付き合うことができず、今のところそれが出来ているのは、恋人の大治郎、その弟の連夜、副室長のパンジー、あと悪友でもあるセリーヌの四人だけ。
非常に刀匠としての腕前に優れており、連夜は自分の愛用している包丁を無理言って作ってもらったりしている。
酒が入ると関西弁でしゃべりだすという特徴がある。
現在、恋人大治郎のブラコンぶりに頭を抱えており、なんとかそれをすべく、連夜とともにいろいろと画策中。
パンジー・フラワーヒル
カワラザキ重工の太刀開発副主任のグラスピクシー族の女性。
年齢二十九歳。
ラブレスの仕事上のパートナーで、私生活においてもいろいろと付き合いのある人物。
作中では書かれていないが、夫と二人の子供がいる主婦でもある。
ギムロード・セイバーファング
カワラザキ重工で実際に太刀を打ち鍛える刀匠達の親方。
年齢不詳
守の熊と呼ばれるくまそのものの姿をした種族であるが、腕は確か。
頑固一徹の職人そのものであるが、若者たちに対しては比較的やさしいおじさんである。
どうでもいいおまけ企画
もし「こことは違うどこかの日常」をアニメ化した場合の作者の脳内声優
連夜・・保志 総一郎
玉藻・・井上 喜久子
ロスタム・・森川 智之
リン(女)・・水谷 優子
リン(男)・・小林 由美子
姫子・・田中 理恵
ナイトハルト・・杉田 智和
クリス・・山口 勝平
アルテミス・・横山 智佐
大治郎・・大塚 明夫
ミネルヴァ・・三石 琴乃
スカサハ・・平野 綾
連夜 父・・菊池 正美
連夜 母・・折笠 愛