設定資料 ~勇者の系譜~
【勇者】
この世界で最も脆弱な種族である人間の中に極稀に生まれてくることがある超越者の一つ。
人間という種族そのものを守る定めを背負わされているためか、種族絶滅の危機に現れる確率が高いと言われている。
他種族に誕生する『魔王』、『神』、『悪魔』などの超越者と違い特殊能力らしい特殊能力を持たないが(たとえば死んだ者を生き返らせる、時間を巻き戻す、時空を切り裂くなど)、あらゆる者を『死』あるいは『滅』に導く能力を持っており、戦闘能力に関してだけでいえば圧倒的に他の超越者を引き離していると思われる。
その力を持って一番真先に滅んでもおかしくない人間というちっぽけな種族を何度も守ってきたわけであるが、人間という種族の特性なのかそのときの危機が去ると自らが守った人間達の中に、『勇者』の力を恐れるものが現れて彼らの手で始末されてしまうという結末を迎えることが圧倒的に多い。
そのため、ほとんどの勇者が30代を迎えることなく死亡しており、歴史書に記されている『勇者』の活躍期間はどれもこれも非常に短い。
【人造勇者】
人間の中でも特に能力の高い力を持つ者を、異界の力でさらに強化し人工的に『勇者』へと昇華させたもの。
当初は『勇者』の誕生を待っていられないほど追い詰められていた時代に、当時の魔術師達が時間稼ぎの為に生み出したことがはじまりであったのだが、人工的に生み出された『勇者』が予想以上の戦闘力を示して見事種族を守りきることに成功したことをきっかけとし、本格的に人工的に『勇者』を作り出す計画がスタート。
人間の中でも特に屈強な兵士を強化するという方針で進められていったこの計画だったが、やがて年端もいかない子供の中で素養のあるものに能力を付与し育てることでより精度、能力を高めるという方針に変換されていく。
その過程において、種族防衛のためという『勇者』本来の使命は失われ、純粋に兵器として時の権力者達に使用されていくことになる。
生み出された『人造勇者』のほとんどには洗脳が施され、人間らしい感情を奪い取られていたと言われる(極稀にではあるが自力で洗脳を解いてしまう者がいて、戦線を離脱した例もあると言われているが、現存しているどの歴史書にもそういった記載がなされているものがないことから、事実無根の噂話にすぎないと思われる)
この人工的に生み出された勇者・・『人造勇者』は過去の歴史上、種族間戦争においていくどとなく投入され、その都度戦局を一気にひっくり返す活躍を何度も見せているわけであるが、歴史が進んでいくにつれて兵器として・・それも無差別大量殺『人』兵器としての性格を色濃くしていき、今では最悪の殺『人』鬼の代名詞となるにまで至る。
現在この世界での『勇者』という単語の意味は、本来の自然発生の『勇者』を示すものではなく、この『人造勇者』を示すものとなっている。
余談ではあるが、『人造勇者』と自然発生した『勇者』とでは能力に各段の差がある。
『人造勇者』は、戦闘能力のみなんとか他の種族の超越者達とわたりあえるくらいに調整改造されたものであるのに対し、『勇者』はその戦闘能力が生まれながらに他の超越者を楽に殺せてしまうほど。
当然ではあるが、『人造勇者』がどれほど束になってかかっても正面からでは絶対に『勇者』には勝てないのである。
【人造勇神】
『人造勇者』に『害獣』の力を付与し、更に強化した『人造勇者』の上位種。
人間の秘密結社『FEDA』によって生み出されたものであるが、他者に特殊能力を付与させることができるという特異能力を持っていた『勇士』瀧川 百合の生命エネルギーを使うことにより、『人造勇者』に『害獣』の力を永続的に埋め込むことによって誕生する。
『人造勇者』の戦闘力を上回る驚異的な力を誇り、その実力は単騎で『兵士』クラスの『害獣』を撃破し、下位であれば『騎士』クラスのものとでも渡り合えるほどの力を有するが、その能力を使用しすぎると付与された『害獣』の力の暴走によって自らが『害獣』となってしまう。
『害獣』になるのを防ぐために戦闘時にはバトルスーツを着用するのだが、その効能はわずか555秒しか持たず、それを越えると強制的に着用が排除される仕組みとなっている。
一応バトルスーツを身につけずとも戦闘能力を全開で使うことは可能なのだが、『害獣』となって暴走されることを怖れた『FEDA』の科学者達によって、バトルスーツなしでは力を解放できないよう細工されている。
また、一定期間調整を受けないと、体内に埋め込まれた制御システムが崩壊してしまい、バトルスーツをつけた状態であっても『害獣』の力をコントロールできなくなってしまう。
『FEDA』の科学者が残した研究レポートによると、『勇者の魂』を体内に取り込むことができれば、半永久的に『害獣』の力をコントロールできるようになるらしい・・のだが。
ただし、後に彼らの生き残りから得た新たな証言によると、同時にそれは『人造勇神』ではなくなってしまうということをさししめすことにもなるらしい。
つまり、『勇者の魂』と『害獣』の力は相殺されて、取り込んだ『人造勇神』は一定期間の後に完全な人間となってしまうことになると予測されている。
秘密結社『FEDA』は、ごく短期間のうちに周辺都市が放ったエージェント達の手で解体させられてしまった為、彼らによって生み出された『人造勇神』の数は、20体に満たない。
【勇士】
優秀な力を持つ『人造勇者』の精子と、龍族、上位魔族といったかなり強力な力を持つ他種族の卵子を掛け合わせて人工的に生み出された『勇者』。
秘密結社『FEDA』の手で、『人造勇者』の計画(後に『人造勇神』の計画にシフトする)と共に進められていたが、『人造勇者』と違ってほとんどの結果は失敗に終わっており、百人以上の子供を作り出す工程が組まれはしたものの、その80%は受精することなく失敗、残る20%の受精に成功し生まれてきた子供のほとんどはただの人間にすぎず、ほぼ成功したと思われるものが1人、不完全ながらもかろうじて成功と思われるもので2人と、非常に効率の悪い計画であったため、計画は早々に打ち切られてしまう。
尚、成功したと思われる3人の子供についても能力的には非常に微妙であり、成功したと思われる1人の実力はかろうじて『人造勇神』を上回るくらい、残る2人は『人造勇者』と同じかそれよりも下で本物の『勇者』と比べれば相当に能力が落ちると言っても過言ではない。
【勇者の魂】
『勇者』、『人造勇者』の対内に蓄積されている奇跡の超エネルギーを、彼ら本人が自ら取り出した時に生まれる宝石のような姿をしたエネルギーの塊。
『勇者』を『勇者』たらしめているものであるだけあって凄まじい力を秘めており、また、『勇者の魂』に秘められた力は異界の力ではないため、『害獣』を引き寄せることもない。
使い方次第で様々な奇跡を引き起こすことができるため、現存するエネルギーアイテムの中では最高峰と言っても過言ではない。
『勇者』、『人造勇者』共に同じように体内から取り出すことができると言われているが、一度取り出してしまうと再び体内に戻すことは不可能で、取り出してしまった『勇者』、及び『人造勇者』はただの人間となってしまう。
歴史上これを行った『勇者』は片手の指ほどもおらず、また『人造勇者』に関してはそういった記録は残っていない。
やくたいもない噂であれば、『人造勇者』の1人が愛する妻の為にそれを実行し、永遠の愛と共にそれを譲り渡したというものがあるが、洗脳を施された『人造勇者』にそれができるわけがなく、恐らくは最近流行りの少女マンガか何かのネタとして誰かが創作したものと思われる。
※『勇者の魂』を取り出すためには、『勇者』、『人造勇者』が自我のある状態で心から望んで行わなければならず、洗脳を受けた状態で命令を受けてやってみたとしても取り出すことはできない。あくまでも彼らが、二度と『勇者』にはならない、人間として生きていくという決意のもとに行わなければ生まれてこない結晶なのである。
【人造勇者 独孤求敗】
500年以上前にある人間の国で生み出された『人造勇者』。
太古の時代の不敗の剣士『独孤求敗』の名前を与えられているだけあって、その名の通り最強を目指して作り出されたものであるが、何故かこのタイプはほとんどが失敗に終わり、成功して無事ロールアウトすることができた2体も、1体はロールアウト直後に謎の変死を遂げ、もう1体に関してはしばらくの間活動していたようであるが、当時敵対していた魔族の王、『白蛇魔王』との決戦直前で行方不明となってしまう。
当時のことを記した歴史書に残るわずかな記載をみると、この『人造勇者』は他種族の者を助けたり、敵対する魔族を見逃したり、悪政をふるっていた人間の領主を倒したりと、およそ『勇者』とは思えぬ行動を取っていたことがわかっており、狂っていたのではないかと推測される。
当然、これ以降にこのタイプは二度と生産されていない。
【人造勇者 蒼穹神剣】
500年以上前にある人間の国で生み出された『人造勇者』。
上記に記載している『独孤求敗』と同じ時期に生産されたものであるが、『独孤求敗』が他種族侵略侵攻用であるのに対し、こちらは国土防衛用として生産されている。
『害獣』がこの世界に姿を現した際に人間達を守るために活躍しており、中でもガイ・スクナー、ゴン・タキカワという個体の活躍は目覚ましいものがあったという。
宿難真源流 剛柔古武術という武術を会得していた彼らはその力を存分にふるい数々の『害獣』を倒し続けたらしい。
しかし、圧倒的な数と力を誇る『害獣』の群れに呑み込まれ、最終的には歴史上から姿を消してしまった。
【人造勇者 天龍八部】
人間の秘密結社『FEDA』が生み出した『人造勇者』。
その名が示す通り、8種類もの種族の能力をその身体に埋め込まれている。
能力としてはかなり優秀で、過去に存在した『人造勇者』達に勝るとも劣らない実力を持つが、その反面、過去のどのタイプよりも醜い姿をしており、8種類の種族の身体の一部分を強制的に移植され、全身つぎはぎだらけの姿となってしまっている。
そのため、元の種族である人間としては見られておらず、合成種族としてみられている。
『FEDA』の元で『害獣』を倒す任務や、『人造勇神』誕生のための強化実験を受ける日々を過ごしていたが、実の姉を殺されてしまったことで『FEDA』に反旗を翻し研究所を破壊して脱走。
以後行方をくらましている。
その身体には『人造勇神』同様に『害獣』の能力が埋め込まれており、いつ発動してもわからない状態であるため、ある人物に自らの心臓近くに小型爆弾を埋め込んでもらい『害獣』になってしまった際には自刃する覚悟でいる。
・・が、実はある人物がその心臓近くに埋め込んだものが小型爆弾ではなく・・であることを知らないでいる。
【人造勇神 倚天屠龍】
人間の秘密結社『FEDA』が生み出した『人造勇者』の上位種。
5体の試作体と、10体の正式体が生産されていたが、そのほとんどがガイ・スクナーの反乱の際に『FEDA』の秘密基地から逃げ出し、行方をくらましてしまう。
【倚天屠龍 Type01(タイプ ゼロワン)】
『害獣』ハンターとして名を馳せていた40代男性をスカウトし、強化を施して誕生させたもの。
自らの身体の一部分を重火器に変化させる能力を持ち、『害獣』に変化したあともその能力を存分にふるって『剣風刃雷』を苦しめた。
しかし、最後は彼らの活躍によって倒されてしまう。
【倚天屠龍 Type02(タイプ ゼロツー)】
太古の遺跡から発掘した『怪物』をコピーし、そのコピー体を『人造勇神』へ調整したもの。
秘密結社『FEDA』から与えられた狂った正義感をふりかざし今なお暴走を続けている。
『不死の森』で出会ったゴーレム、ホムンクルス造りの名匠テリーヘル・ソルフ・イメンクラ・ヘルツ氏の調整を受け、他の『人造勇神』を取り込み融合する力を得る。
現在、07、09と融合し、04の『メインフレーム』を取り込んでおり、彼らの力を同時に扱うことができるようになっており、『人造勇神』の中でも最強に近い力を保持している。
しかし、4体分の『害獣』の力を呑みこんでしまっている彼は徐々に自分の力をコントロールすることができなくなってきている。
エネルギーの配分をうまく調整し続けるためには04の『コントロールユニット』である瀧川 紫朧か、『サポートシステム』である瀧川 子狼のどちらかを取り込む必要があるのだが、『コントロールユニット』は自分を乗っ取られてしまう危険性があるため断念、残る『サポートシステム』は姿をくらましてしまっており、現在行方を追っている。
他の『人造勇神』同様に『勇者の魂』を狙ってはいるが、罠の可能性が高いそちらよりも、何の後ろだても持たない『サポートシステム』を捕まえるほうがリスクが少ないのでそちらを優先している。
【倚天屠龍 Type03(タイプ ゼロスリー)】
01と同じく30代半ばの『害獣』ハンターの男性をスカウトし、強化を施して誕生させたもの。
で、あるはずなのだが、現在、03を名乗っている存在は10代〜20代の美しい女性のような姿をしている。
現在、稀少な種族の男性を次々と拉致し、一夜を共にしたあと解放するということを繰り返している。
その一夜の間に何があったかについては、拉致された男性のいずれもが頑として口を割らないためいまだに何が行われているのかについては不明。
【倚天屠龍 Type04(タイプ ゼロフォー)】
人造勇者 天龍八部の身体の一部分を他種族のものと付け替えた際に切り取った腕や足から培養し、作り出された3体ホムンクルスを融合させることによって誕生した異色の『人造勇神』。
変身後のその姿は人造勇者 天龍八部と同じで、身体の中心線で左右が赤と青に分けられた彩色になった仮面とバトルスーツを着用する。
3人のうち2人が生きた制御ユニットとなっているため、他の『人造勇神』と違い『害獣』の力を使ってもそう簡単には暴走しなくなっている。
と、いうか、自ら暴走させようとでもしない限り、暴走はありえない。
しかも、3人もの人格を持つが故に洗脳することも難しく、事実上最強の『勇者』として誕生したわけであるが、秘密結社側としては自分達の思い通りに動く兵器がほしいのであり、言うことを全く聞こうとしない04は失敗作の烙印をおされてしまうことになる。
以後、彼らは研究所から追放され、放浪の旅に出たのであったが、やがて02に掴まってしまうことになり、3人のうちの1人『メインフレーム』の瀧川 四郎は02の体内に取り込まれてしまう。
【倚天屠龍 Type05(タイプ ゼロファイブ)】
01と同じく30代半ばの『害獣』ハンターの男性をスカウトし、強化を施して誕生させたもの。
他の『人造勇神』をはるかに凌駕する剛腕の持ち主で、『害獣』に変化したあともその能力を発揮して宿難 蒼樹に襲いかかったが、結局返り討ちにあって倒される。
【倚天屠龍 Type06(タイプ ゼロシックス)】
太古の遺跡から発掘した『怪物』をコピーし、そのコピー体を『人造勇神』へ調整したもの。
二つの螺旋が左右に描かれた仮面に、真っ赤なバトルスーツを着用しており、自在に影を操る力を持っていた。
研究所から逃げ出した先の城砦都市『ゴールデンハーベスト』で暴れているところを、宿難 蒼樹、紗羅の姉弟に見つかり倒される。
【倚天屠龍 Type07(タイプ ゼロセブン)】
太古の遺跡から発掘した『怪物』をコピーし、そのコピー体を『人造勇神』へ調整したもの。
隼のような仮面に、東方野伏のような衣装のバトルスーツに身を包んだ姿をしており、使う技も東方野伏が使うもののようなものが多い。
研究所から逃げ出した先の城砦都市『ストーンタワー』で暴れているところを、宿難 蒼樹、紗羅の姉弟に見つかり倒される。
しかし、死体は02よって密かに回収され、その身体は02の体内に融合されてしまっている。
【倚天屠龍 Type08(タイプ ゼロエイト)】
01と同じく20代前半の『害獣』ハンターの女性をスカウトし、強化を施して誕生させたもの。
研究所から逃げ出した先の城砦都市『アルカディア』で保護され、現在は城砦都市『嶺斬泊』中央庁につとめているある有能な女性官僚の秘書として活躍中。
『人造勇神』としての力はその女性官僚の夫で、有名な薬草作りの大家の手によって取り除かれており、現在は平和に暮らしている。
【倚天屠龍 Type09(タイプ ゼロナイン)】
太古の遺跡から発掘した『怪物』をコピーし、そのコピー体を『人造勇神』へ調整したもの。
他の『人造勇神』と異なり、仮面をつけないバトルスーツを着用しており、その能力は超加速。
研究所から逃げ出した先の南方の都市で暴れまわっていたところを、宿難 蒼樹、紗羅の姉弟に見つかるが、その圧倒的な力で何度も二人の追撃をはねのける。
しかし、最終的には城砦都市『嶺斬泊』が誇る最強クラスのエージェント龍乃宮 詩織の手にかかり倒される。
07同様にその死体は02よって密かに回収され、その身体は02の体内に融合されてしまっている。
【倚天屠龍 Type10(タイプ テン)】
01と同じく20代前半の『害獣』ハンターの女性をスカウトし、強化を施して誕生させたもの。
野心にあふれた性格であったため、研究所から逃げ出した先の城砦都市『通転核』の中央庁に潜り込んでその中枢を握ろうと画策していたが、城砦都市『嶺斬泊』から乗り込んできたある女性官僚に見破られて計画は失敗。
『人造勇神』としての能力を無力化させられた上に、現在は霊峰『落陽紅』にある刑務所に投獄されている。
【倚天屠龍 Type00(オリジナルゼロ)】
太古の遺跡から発掘した『怪物』を『人造勇神』に調整したもの。
年端もいかぬ子どもの姿で発掘されたそれが伝説の『怪物』であったことに全く気がつかなかった研究所員たちは、知らないままに『勇士』として生み出された子供達と一緒に育てていた。
しかし、あるとき所員の1人が全くの好奇心から当時すでに『勇者』としての力の片鱗を見せ始めていた『勇士』瀧川 百合といたずらに武術の試合をさせてみたところ、互角の勝負を繰り広げてみせたことから発覚。
本格的に『怪物』の能力を調べることになったのであるが、『人造勇者』と変わらないポテンシャルを持っていることが判明し、そのまま『人造勇神』へと調整することに。
非常に素直で人のことを疑わない性格であったため、研究所員達の洗脳にもすんなり染まり、能力も非常に優秀で素晴らしい兵器が仕上がったと、所員達は喜んでいたのだが・・あまりにもうまくいきすぎて、逆に歯止めが利かなくなってしまう事態に陥ってしまう。
植えつけられた『正義』の心は予想以上に強く、自分の命を削ってでも『害獣』を倒さなくてはならないという使命感に燃えた00は研究所を飛び出して行ってしまい、以後果てのない『害獣』との戦いの日々を続ける。
戦って戦って戦い続けた結果、00の身体はやがて燃え尽きるときを迎える。
そして、その最後の時に、00はある少年と邂逅を果たし・・00の運命は180度変わる。




