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お題シリーズ5

ひとりぼっちのペット

作者: リィズ・ブランディシュカ



 そのペットはひとりぼっち。


 その広い家に、ずっとひとりぼっち。


 誰も遊んでくれないし、ご飯をくれない。


 だから、ずっとさびしんぼ。


 そのペットは、家の中で待ち続ける。


 飼い主が帰ってこないか、ずっと待ち続ける。


 けれど、待っても待っても現れない。


 大好きな飼い主は、帰ってこない。


 そのうち、歩くこともしゃべることもできなくなったペットは、倒れてしまう。


 とても疲れたペットは動けないまま、それでも耳を傾け、すまして、足音がしないか確認し続けていた。


 誰かの影が窓にうつらないか、見張り続けていた。


 長い毎日が終わる。


 やがて、ペットの前に飼い主があらわれる。


 ペットは、動けなかったのが嘘のように「ただいま」と言った飼い主のもとへ元気よく走った。



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