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説明的英雄譚

作者: エムティー

先に誤っときますね。


皆様の貴重な時間を使ってしまい申し訳ありませんでした。

「クソッ!魔王デストリーバ!お前はどうして世界征服に固執するのだ?」

「それは運命だからだよ、英雄エクスプロール」

英雄は剣を再び握り直す。彼の全力、一子相伝の技を繰り出すために。

「歯を食いしばれよ!デストリーバ!」

「そんなもん、とおの昔にやったさエクスプロール!」

英雄の周りを光が包み込む。暗黒の世界は一瞬で日中の明かりを取り戻した。

「くらえっ!エクスアルティメットソード!」


説明しよう!

エクスアルティメットソードとは英雄の血を引き継ぎし一族が代々伝えてきた必殺の剣技である。初代英雄が初代魔王との戦いで使った剣技とされている。しかし、この剣技を使うと英雄としての力を失ってしまう全てをかけた一撃なのである。


説明しよう!

初代英雄のエクス・エクスは初代魔王と死闘を繰り広げた英雄である。彼が放ったエクスアルティメットソードは初代英雄の力を奪うと共に初代魔王の力をも奪い去ったのである。


説明しよう!

初代魔王、彼の名前は英雄サイドには伝わっていない。彼はエクス・エクスとの戦いのあと魔王として戦う力は失ったが、命を失ったわけではなかった。その後は次世代の魔王の育成に精を出したという。魔王一族も血の繋がりがあるのである。


説明しよう!

魔王サイドと英雄サイドの戦いは定期的に行われてきた。その度に英雄のエクスアルティメットソードによってお互いが力を失う。そしてまた次世代への継承が始まるのである。毎回多少の力の差はあれど同じ結末に帰着している。魔王デストリーバは鍛練の傍ら歴代の戦いについて研究していた。そして衝撃の事実を……


説明しよう!

魔王デストリーバは知っていた。魔王サイドにも知る人が居ない。英雄サイドにももちろん知る人がいない。初代魔王の名前を!そして彼は決意していた。この長い争いの因果を終わらせてしまおうと。


説明しよう!

初代魔王の名前は何を隠そう、エクス・アス。そう、初代英雄の兄、さらに言えば双子の兄だったのである。デストリーバはホコリにまみれた倉庫の中から文献を引っ張り出しその真実にたどり着いたのである。そこには幼き頃の初代英雄と初代魔王の成長がつまびらかに記されていたのである。


説明しよう……

彼ら双子は代々聖なる力を継承する家系に生まれていた。神の神託を受けるための力を継承していたのである。その双子はその力を分け合って生まれてきた。しかし、1人分では神託は行えなかった。そして先代は言った。「殺し合え、勝った方が次の神託者である」と。仲の良かった双子は強制的に殺しあいを始めた。最初は周りに焚き付けられて、最後には自ら憎しみながら。


説明しよう……

魔王、エクス・アスは家を離れて、郊外の城に住むようになった。英雄、エクス・エクスは圧倒的な力を使い王を廃し、自らを英雄王と名乗った。その頃からエクス・アスの家系を魔王と。エクス・エクスの家系を英雄と言うようになった。


説明しよう……

この文献、デストリーバが見つけたこの文献はエクス・アスが書いたものだった。彼が家を出る際双子の記録を全て持ち出しており、その資料、そして見聞した弟の活躍からこの文献は作られていた。しかし、彼はこの作品を奥底にしまってしまった。厳密には他人にしまわれたのかもしれない。真実はわからないが初代魔王は何を思っていたのだろうか。


説明しよう!

デストリーバは決意していた。私がエクスプロールに殺されればそれで全てが終わると。その決意のもと彼はエクスアルティメットソードの前に立つ。




説明しよう……

光の柱が空高く延びる。荒野に立つのは1人の影のみだった。英雄エクスプロールは泣いていた。彼は全てを知ったのだ。神託者の力を引き継ぐと共にデストリーバの記憶も引き継いだからである。歴代の戦いでは魔王もエクスアルティメットソードに対抗して技を繰り出すことで相殺してきた。そして、二つの力は対消滅してきた。しかし、デストリーバはそれをしなかった。ただ、エクスアルティメットソードを受け入れたのである。



「私は、知らなかった。何も知らずに、何も疑わずに戦ってきた」

英雄は、双子に訪れた悲劇を知った。そして、代々行われてきた悲劇を知った。


「デストリーバ私はあなたの兄弟だ。永遠に。」


説明しよう!

その後英雄エクスプロールは魔王の居城に行った。そして、初代魔王の文献を探し、失われた神託の儀式を復活させた。その後彼が治めた国は永く栄華を極めたという。


説明しよう!

エクスプロールはデストリーバ含め歴代の魔王の墓を建てた。そして、その横には歴代の英雄の墓が作られた。毎年、エクスプロールは、彼の子孫はこの墓に足を運んだという。

説明しよう!

ノリと勢いで執筆したから矛盾や理解不能な場所があるのではないかと不安で仕方がない!なので読者の皆様から是非とも指摘を頂きたい。そして、追記が必要であれば改めて!



説明しよう!!!!

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