思春
よんd
行きつけの本屋さん。僕が大好きなラノベコーナーの反対側には何故か知らないけどエロ本コーナーがあって。
目の前には二次元の世界が広がっていて、振り向けば淫らなR18お姉さん
目の前には三次元の世界が広がっていて、振り向けば平面的美少女。
これが、僕が学生だった頃の境界線。
エッチなお姉さんに発情し。今日も右手をフルスイング。実に居た堪れなくなる。
液晶画面越しに美少女を眺め。彼女達の日々に恋焦がれた。もう万華鏡のように彼女達との
ありもしない思い出が散らばってく。
あんな恋愛してみたいな。恋焦がれた。二次元に恋焦がれて気になるあの子をどれだけ
電波世界で淡く青臭く犯しただろう。最低だ、俺って。
喜怒哀楽の調和がとれない。全てが哀に傾く。怒りなんてない。
勝手に傾いて、勝手に押し付けて沈んでく。
右手を白く汚して左手を赤く染めて。明るい色なのにすごくどす黒く感じて仕方ない。
もう、わけがわからない。青なのか白なのか赤なのか黒なのか。考えたくない。
よんだ