表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔王のおはなし [よみきり]

「今日もすることがないな。」魔王は呟いた。今日も静かな魔王城に魔王は飽き飽きしていた。ここに人がくるのは稀である。数年に一度、長いときは数十年に一度のペースで私を討伐しにやってくる。「それにしても暇だ」前回来たのはいつだっただろうか。。。思い出せない少なくとも2、30年ほどは経っているのではないか?

「この退屈はいったいいつ終わるのだろうか。」


〜数年後〜


魔王はその気配に気づいた。なにやら強そうな者がこちらへ向かってきているな。おそらく勇者と言われているものだろう。「、、、実際に対面するまでは詳しいことはわからんが、私よりも強いかもな。」もうすぐそこまで来ているのか、まだ遠くにいるのかはわからないが。。。「私の退屈が終わるかも知れないな。」


「ガチャ、、」目の前の大扉がゆっくりと開いた。

???「お前が魔王か、、、討伐させてもらおう。」

魔王「ほう、、貴様は勇者というやつか?」(ああ、強いな。今までの者とはまるで格が違うのがみてとれる。これは、勝てないかもな。。。)

勇者「ああ、一応そう呼ばれている。。」

魔王「そうであろうな!では、始めようか!!!」


勇者と魔王の戦いが始まった。


「グフッ、、、」戦いはそう長くは続かなかった。分かっていた通り、勇者と魔王には実力差があった。戦いの刹那、勇者の顔にはどことなく切ない表情になっている気がした。(いや、気のせいか。。。)

魔王「お前は、なんのために、ここまできた?」

勇者「、、、」

魔王「答えてもくれぬのだな、、、」「まあ良い、私の力ももうない、、最後に一つだけ、、勇者、、お前との戦いは楽しかっ、ぐはっ、、、、、、。」  勇者「、、、」


死の間際魔王の脳裏には、さまざまなことがよぎった。(ああ、ようやく私の退屈が終わるのだな。なぜかはわからんがあまり憎いという気持ちもわかんな。。。しかし、勇者はやはりうかない顔をしているように見えたな。魔物の王を倒したのだ、もっと達成感に満ち満ちた表情をするものだと思っていたが、、、まあ私が気にすることではないだろう。それにしても、楽しい戦いで幕を下ろすことができてよかったな。。。。)


魔王は力尽きた。



本当はもう少し「勇者のおはなし」に関連させて勇者の内面について触れたかったんですが、うまく文章にすることができませんでした。残念です。


読みにくい場所などがあったら申し訳ありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ