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暁の人魚姫  作者: おとたちばな
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はじまり

今日から、楽しみな修学旅行。

今年の修学旅行はなんと、タイムトリップで2018年の日本!戦争もなく、安全な国・時代よ。外国人旅行者も多くなっていた時代らしく、私たちのような容姿でも、あまり違和感がないそう。まぁ、北欧からの修学旅行者に偽装する感じらしい。

「シルヴィア、気をつけて行ってくるんだよ。ちゃんと、生命維持リングはつけた?」

「うん、もちろん」

私は手首の碧い石のついたリングを見せた。

 「絶対に外したらいけないよ、通信も出来るようになっているからね」

 「はーい。それでは、兄さん、行ってきます。母さんもお土産楽しみにしていてね」


 今、私が生きている時代は、2118年。私たちは地底に住み、地上の世界は知らない。核戦争で汚染されてしまった地上は、白の世界。映像で見る外の世界は吹雪で真っ白。それしか知らない。

 2018年の地上は、太陽が出ていて、まぶしいらしい。雨が降ったり、風が吹いたり、天気が変わる。地上の世界を経験できるなんて、本当に楽しみ。地上の世界は、地下の世界とは全く違う。地上は紫外線が強すぎるらしいし、私たちは、過去の時代のウイルス・細菌には強くない。生命維持リングがないと、私たちは体を維持できない。私はリングをそっと撫でてタイムマシンに乗り込んだ。


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