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規格外のようです

初めての作品です。アドバイスよろしくお願いします。


凄かった。この一言に尽きる。なぜあんなに動けるのだろう。私も、大きくなったらアレに加わららいといけないのだろうか?逝くかもしれない。

そんなことを考えていると、父さんが喋った。

「少し休憩して、次はスキル有りで模擬戦をしよう。」

嘘だろ!まだするのか。しかも、スキル有りだと。

「「はーい」」

僕なんかより、よほど強いかもしれない。

僕?

どういうことだ、一人称が変わってきている?

思考が幼児化しているのか?

何故?

まあ、一人称は子供として生きるにはいいか。

でも、思考の幼児化は、止めなくてはならないな。

気をつけるとしよう。

そうこう考えていたうちに、休憩が終わったようだ。

「よーし。じゃあ、模擬戦を始めよう。」

父さんが言った。

「「はーい」」

あの2人、いつも返事がシンクロしてる。 仲良いな。そして、開始位置に移動した。

「よし、始め!」


まず、最初に仕掛けたのは姉さんだった。

速い!

さっきの二倍近い速度が出ている。

姉さんは、兄さんの1.5メートル前くらいで、サイドステップした。

すごい足さばきだ!

兄さんは、正面に構えている。

姉さんが斬りかかった。

どうする!

そして、兄さんが体をずらしながら、剣を使って攻撃をずらした。

姉さんが、距離を取る。両者、距離を取り横に少しづつ動いている。

多分、タイミングを見計らっているのだろう。

それが、数秒続いた。

兄さんが、動いた!

姉さんが、すぐに反撃の構えをとる。

誘い込まれた!

兄さんは、どうするのだろう。

どうやら、そのまま行くみたいだ。

兄さんが、斬りかかる。

姉さんが、カウンターの構えを取り待つ。

来ない!フェイント。

姉さんが、カウンターの構えから、兄さんに、斬りかかる。

避けたっ!

姉さんが、体勢を取り直して突きを繰り出した。

兄さんが、その剣を弾いた。

「コンっコンコン」

木剣の転がる音が響く。

「こうさーん」次は、ねえさんの気の抜けた声が響く。

「フーッ」兄さんが、息を吐いた。

「一勝一敗か。」兄さんが、安心するように言葉を繋げた。


それにしても凄いな。

鑑定


【名前】 エメラダ・ラース・マリュドゥーク

【種族】 人間

【年齢】 5歳

【職業】 剣士

【レベル】 3

【称号】 伯爵家令嬢


【HP】 73

【MP】 54


【攻撃力】 23

【防御力】 17

【素早さ】 36

【運】 236


【スキル】

剣術 lv3 加速 木登り lv4 直感 lv6


運が高いな。【素早さ】が高いから、動きまわるタイプか。それにしても、野生的なスキルこうせいだな。フッ

鑑定


【名前】 ラスこ・ラース・マリュドーク

【種族】 人間

【年齢】 6歳

【職業】 剣士

【レベル】 5

【称号】 伯爵家後継


【HP】 87

【MP】 74


【攻撃力】 36

【防御力】 21

【素早さ】 16

【運】 154


【スキル】

剣術 lv4 見切り lv2 速読 lv3 釣り lv1


姉さんと、少し相性が悪いな。でも、自力が兄さんの方が強い。一勝一敗か。妥当だな。それにしても、スキルの有り無しだけで、ここまで変わるのか。レベルが違う。少し、自分も鑑定してみるか。


【名前】 ユグド・ラース・マリュドゥーク

【種族】 人間

【年齢】 0歳

【職業】 無職

【レベル】 1

【称号】 転生者 伯爵家次男


【HP】 32

【MP】 3768


【攻撃力】 13

【防御力】 10

【素早さ】 5

【運】 298


【スキル】

限界突破 叡智 鑑定 経験値上昇 思考速度上昇 魔力回復速度上昇


こんな感じか。

スキルは、ちゃんと六つあるな... ん? 六つ?

どういうことだ。

選んでないのは確か、【魔力回復速度上昇】だな...っあ。

確か、過剰分の力が如何の斯うの言っていたな。

あれ?でもおかしいぞ。

世界の意思は、魔力回復量と言っていた。

まあ、魔力の回復が早くなるのは変わらないか。

それにしても、魔力の量がおかしいな。桁が違う。

姉さん何人ぶんだ?えーと...3768÷54だから、69余り42。要するに、姉さん70人分か。

凄まじいな。

少し魔力を感じてみるか。

やり方が分からないから、適当に目を瞑って、体の内側を意識してみる。

そうすると、直ぐに私は大きな塊のような物を見つけた。

何だこれは。

これが魔力なのだろうか?少し考えてから、塊に触れてみた。

なっ!流れ込んでくる。ヤバイっ!溢れる。私は、塊を制御しようとた。

ダメだ!呑まれる!そして、私は塊に呑まれて意識を失った。



私が、意識を失ってからどれだけ経ったのだろう。

首を左右に傾ける。右側に窓があり、外を確認してみる。

暗いな夜か。外は、夜のようだ。

私はまた、意識を内側に集める。塊があった。

これが魔力なのだろうか?そうだとしたら、とても危ないな。いや。この塊があるだけで、もう危ないな。

【叡智】で、この塊が魔力なのか確認しよう。

そして、私は【叡智】を使い確認した。

それにしても、【叡智】を使うのはこれが初めてか。


《検索ワード》魔力

魔力は自然界に溢れている魔素を生命が、己が持つ器官で使えるようにした、物理現象と対をなす力である。体の内側に、存在してをいて、感情が高まった時に溢れることがあり、密度が高い程、高い制御力が必要になる。

《【叡智】を常に接続しますか? Yes/No》

なんだこれは?じゃあ、Yesにしよう。

《個体名 ユド・ラース・マリュドークと接続しました。》

まあ、いいだろう。次は、制御法だな。


《解 魔力の塊を、全身に広げるように伸ばして、身体をめぐらせます。》


なんと言うことだろう。自動で検索してくれたのだ。私は、直ぐに実行に移し、再度意識を内側に集中させた。

これで三度目か、確か全身に伸ばすんだよな?私は魔力を、溢れさせないように伸ばしていった。

魔力を伸ばすのは、簡単だった。体の感覚を頼りに、魔力を広げるだけだからだ。魔力は、あっちに行って欲しいと思えば、簡単に移動できたのだ。暫くすると、魔力を広げ終える事が出来た。

これで全身に回すんだよな。

最初は難しかったが、慣れれば簡単にできたな。

適当にやっているうちに、エルスが来た。

「!!」「ユグド様、大丈夫ですか?」心配と安心を混ぜたような顔できいてきた。

私は、返事らしい返事が出来ないので笑った。

そうすると、エルスが心底安心したような表情で部屋を去っていった。

しばらくすると、家族がやってきた。エルスからきいたのだろう。最初に話したのは、母さんだった。

「ユドが、目を覚ましましたよ。あなた」少し涙ぐんだ声で、母さんが言った。

「ああ、そうだな。」父さんが応えた。父さんの声も、涙ぐんでいた。兄さんと姉さんは、黙っていた。よく見ると、二人共目に大粒の涙を携えていた。

何だ何だ!たかだか数時間気絶しただけだろう。後の話だが、私は10日程目を覚まさなかったそうだ。そりゃ心配するわ。

家族の雰囲気が良くないので、私は子供しか使えない魔法を使った。そう笑ったのだ。すると一変して雰囲気が良くなった。子供の笑顔は強力だ。私はそれが、今日のことで身にしみたのである。



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