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叶わないと思っていても僕はキミを想ってる!

作者: 七瀬




キミは、男性を虜にする魔性の女性ひとだ、、、!

僕も、またその一人。


キミを見る男性ひとは、キミの魅力に惹かれて好きになる!


だけど、、、?

キミは、どんな男性ひとにも靡かない!


どうしてなのかな、、、?

誰か、心に決めた人でもいるのかな?



僕の名前は、『吉野 優斗』28歳で普通のサラリーマン。


僕が取引先の社長に連れててもらったお店で、そこでキミが働いていたんだ!

高級クラブのNO.1ホステス。


キラキラしたゴージャスなドレスを身に纏い。

丁寧な言葉遣いに、細やかな心遣い、キミの一つ一つ見せる仕草に僕はドキドキ

しっぱなしで、、、。


キミに話しかけられるだけで、僕はアタフタしていた。

ココに来る常連客も、みんなキミ狙いで来ているんだと思う。


キミを指名する男性ひとがやたらと多いからだ、、、!



僕たちの席にいたのも数十分ほどで他の席にキミは行ってしまう、、、!


僕からしたら、、、?

キミは、【高嶺の花】



手が届かないと分かっていても、、、。

キミの事を忘れられなくなってしまったんだよ、、、!



僕は、社長に連れててもらったあの日から、、、。

僕の安月給でコツコツ貯めてきたお金を、今はキミがいるお店に行くために

使っているよ。


ものすごい勢いで、僕の預金通帳からお金が消えていく。

それでも、僕はキミに会いたいがために通っているんだ、、、!



僕が、キミのお店に通うようになって、3か月、、、。


キミが、僕にこんな事を言ったよね!


『吉野さん、無理し過ぎじゃない、、、?』

『えぇ!?』

『ココのお店、高いから、、、。』

『・・・あぁ、大丈夫だよ! ココに来ないと! 恋ちゃんに会えないから!』



・・・僕がそう言うと?

キミは、僕の耳元でこう言ったんだ、、、!


『じゃあ、お店で会わなければいいわ!』

『えぇ!?』

『後で、私の電話番号を教えるから! かけてきて、、、!』

『・・・ううん。』




キミが店が終わって帰る時間まで、僕は24時間開いているネットカフェで1人で

時間を潰してから、キミからもらった紙に書かれた電話番号にかけると、、、?


『・・・もしもし?』

『電話、かけて来てくれたのね!』

『・・・ううん。』

『今、何処にいるの、、、?』

『お店の近くにあるネットカフェだよ!』

『あぁ~あそこにいるんだ! 今から行ってもいい?』

『・・・ううん! 308号室にいるよ!』

『分かったわ!』



電話を切って、15分ほどでキミが僕のいるところに来てくれたんだ!


【コンコン】


僕が開けると、、、?


『来ちゃった!』

『・・・ううん。』

『入ってもいい?』

『もちろんだよ! 入って、何か飲む?』

『コーラでいいわ!』

『じゃあ、ここで、待ってて!』

『うん。』




高嶺の花だと想っていたキミとお店以外で会えるなんて、、、!

僕は、ドキドキして緊張していたんだ、、、!


『ひょっとして、、、? ココで私の事、待っててくれたの、、、?』

『・・・ううん、でも、変な意味じゃないよ! なんとなく、近くで電話

しようと思ったから、、、!』

『そう! 嬉しいわ~!』

『ホント!?』

『ねえ! 吉野さんに、話してなかった事があるの、、、!』

『えぇ!? 何かな?』

『私ね! お店、辞めようと思ってるの、、、!』

『えぇ!?』

『・・・もしね! 私があのお店を辞めても、吉野さん! 私と会ってくれる?』

『・・・僕でいいの?』

『私は、吉野さんがいいのよ!』

『僕も、恋ちゃんがいい!』

『私の本当の名前はね! “蒔田 しおり” だよ!』

『しおりちゃんか! いい名前だね!』

『そう? ありがとう!』



僕としおりちゃんは、こうして付き合うようになったんだ!

キミは、あのお店を辞めてお弁当屋さんで昼間頑張って働いているね!


僕も、今まで以上に、、、!!!

仕事も頑張って! キミと一緒に生きて行こうと決めたんだ!



小さな僕の部屋に、キミとふたり。

僕は、夢のような生活を送れているんだよ、、、!


僕が手が届かないと想っていたキミと一緒にいるんだから!

これからは、キミを幸せしていくよ!


【平凡な生活】だけど、、、。


些細な二人だけの幸せをずっとずっと続けていきたい!

キミも僕と同じ気持ちと聞いて、余計にこの時間を大事だと想えたから!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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