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チート?いいえトーチです  作者: 取手名
15/62

テンプレのアレ

馬車に揺られて数日・・・。

尻と腰が痛い。

馬車は二台で後方の馬車に俺とアイリス、クリスさんと護衛2人。前の馬車には護衛が3人だ。夜の営みは、クリスさんが気を利かせて俺とアイリスが同じ馬車で寝て、他は前の馬車に警戒の為に交代で寝泊まりしている。

バレないようにアイリスの身体を堪能し、声を出させない為に口を塞ぐ。アイリスは恥ずかしぃみたいで、必死に声を押さえていた。その必死さがたまらなくて、声を出させようといつもより激しくなってしまった。


翌朝、明日には王都の手前にある街に着くそうで、そこで一泊したあと王都に向かうみたいだ。

この旅が始まってから順調だったが、少し進むと異変が起きた。

アイリスが<風読み>で何かを感じ取ったみたいで知らせて来た。


「ご主人様・・・馬が数頭と、人間が数人。待ち伏せているみたいです」


「なんとっ!本当ですか?アイリスさん」


クリスさんの反応は早かった。

これは慣れだろうな・・・。岩山を背にして馬車を止め5人の護衛が左右と中央に分かれる。俺とアイリス、クリスさんは馬車の裏に隠れた。


7頭の馬に11人が乗って現れた。明らかに盗賊だな。

盗賊が馬車を囲むと、リーダーらしき人物が少し進み出てきた。


「おうっ!!武器なんか構えて・・・、抵抗するだけ無駄だそ?大人しく金目の物を差し出せは、命だけは助けてやる」


「ただの盗賊風情が俺たちアール商会専属護衛に叶うわけないだろ?」


「アール商会・・・ちっ!!」


盗賊達が僅かに動揺している。護衛達のリーダーが一歩進みでる。


「お前達こそ、ここで大人しく引き下がれば、殺しはしないぞ?」


「見逃がす事もしないんだろ?」


「当たり前だっ!!どこで襲われるか分からないまま進むほどアホではないんでな・・・」


「交渉は決裂だなっ!!」


「こっちは初めからお前達盗賊とは交渉しないさっ」


盗賊のリーダーらしき人物は剣を上に掲げて振り下ろした。


「やれっ!!」


護衛5人対盗賊11人。状況は不利だなっ。クリスさんを見ると弓を取り出していた。戦う気だ・・・。くそっ!!やるしか・・・ないっ!!


アイリスに目配せをして剣を構える。クリスさんの弓に射られて落ちた盗賊にアイリスがスタンボールを当てた。麻痺しているうちに剣で思いっきり切りつけ首を刎ねた。


1人殺して気が緩んだ。後ろから盗賊が迫ってくる。


「スタンボールっ!」


アイリスが援護してくれた。たが盗賊の動きはぎこちないが動いている。ダッシュラッシュで切りつけるが浅いっ!!そこからトーチラッシュ!!狙うのは首筋。


「あったれーっ!!」


当たって首が半分切れた。盗賊の首から血が吹き出る。盗賊の1人に後ろからタックルされる。どうやら俺の身体が邪魔してスタンボールを撃てなかった様だ。俺に馬乗りになった盗賊だったが、身体が痺れていた。射線が通った事でスタンボールを当てれたみたいだ。今だっ!!下から突き上げるように心臓を刺した。


「ふーっ・・・アイリスっ!アイリスっ無事か?」


「私は大丈夫ですっ!ですがご主人様がっ!!」


背中に痛みが走った。タックルを受けた際に背中を刺されたんだろう。


「痛っ!!ヒッヒール!!」


背中を治すのにヒールを3回かけた。戦いは終わったのか護衛が集まりだした。


「クリス様、盗賊は全員片付けました」


「ありがとうございます。カナメさん、護衛するべきお客様にお願いするのも申し訳ないのですが、護衛の傷を・・・」


「わかってる。気にしないでいい」


護衛は3人が傷を受けていた。重傷者が1人・・・ヒールっ!!・・・なんとか助かりそうだが、念の為・・・ヒールっ!!・・・ヒールっ!


「ふぅ、あとの2人も・・・ヒールっ!・・・ヒールっ!」


「ありがとうございます、カナメさん」


「いいですよっ」


「それより、さすが冒険者ですね〜、なかなかの動きでした」


「大したことない、それよりもちょと休ませてくれるか?」


「これは気が付かず失礼を・・・」


アイリスが寄って来て、顔の血を拭ってくれている。それよりも気になるのはレベルアップだ。

一通り返り血を拭いて馬車に戻ると、馬車は動き出した。

さぁ、レベルアップの確認だなっ!!


カナメ・クロサキ

種族:人族

職業:灯り持ち:Lv4 剣士:Lv3

称号:トーチ野郎

16歳

レベル:7

HP:837(850)

MP:1170(1300)

攻撃力:1120(850+250+20)

防御力:1050(850+200)

素早さ:980(980)

魔力:1300(1300)

器用さ:850(850)

運:100(100)


<固有能力>


「好転」


<スキル>


トーチ:Lv4(聖火:Lv:3 篝火:Lv1 転移の灯台:Lv1)


回復:Lv3(ヒール:Lv3 異常状態ヒール:Lv1)


アイテムボックス:Lv2


鑑定:Lv3


翻訳:Lv2


気配遮断:Lv3


身体強化:Lv1


<技スキル>


ダブルスラッシュ:Lv1 トーチボールLv2 ダッシュラッシュ:Lv2


<加護>


女神の加護:Lv10


<獲得可能職業>


幻惑士:Lv1 盗賊狩り:Lv1


<獲得可能スキル>


ウィークアタック


<獲得称号>


盗賊の天敵


性奴隷の主人


リトルハートゴブリンキラー


スキルポイント 680



どこから説明しよう、


まず聖火はここ最近夜に魔物が近づかない様に、護衛達が楽になる様にと使ったから上がっている。

で、気になるのが<転移の灯台>だ。


転移の灯台・・・転移する為のマーキングを付ける、この転移の場所は、1回に発動できるトーチの数と同数マーキングできる。このマーキングした場所に転移できる


転移スキルきたーっ!!思ってたよりも不便そうだが・・・。今のところトーチは同時に3個、マーキングの場所も良く考えないとな・・・。

異常状態ヒールはそのまんまだ。ダブルスラッシュは、トーチラッシュとスラッシュが統合されてどんな斬撃でもスラッシュ1〜2連撃までできる様になった。

盗賊狩りか・・・、称号にも盗賊の天敵が追加されてるけど、そうそう盗賊に会うこともないだろう。なのでこれらは付けないでおこう。

それから、


ウィークアタック・・・弱点が分かり、そこを攻撃する際に威力が増す


これは是非取りたいが、まだまだ取りたいスキルが増える可能性がある為、今はスキルポイントを温存だっ。その後馬車は何事もなく走って次の日、王都手間の街に着いた。




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