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最底辺の忌み名~名の宿命~  作者: 焔「 」
1/2

理不尽だーー!!

 見ていただきありがとうございますm(._.)m


楽しく読んでいただけたら幸いです。

 

 「一体なにしてくれてんのよ、この変態、淫獣(いんじゅう)~~!!」 

 

 「ちょ、まって。あれは事故だったんだっていってるだろ!」

 

 「問答無用よ!この、あたしの下着姿を、あんな…………あんなにいやらし目で見て来ておいてしらばっくれるつもり!?」

 

 「いや、だからあれは事故で…………」

 

 「いいから、黙って私に殺されなさい! 」

 二人の男女が、30メートル×30メートル四方の強化コンクリートで出来た訓練場で刃を交えていた。

 

 「いや、これ模擬試合ですよね。命までかけるなんておかしいでしょう!?」

 ______さっきから斬りかかられている彼の名前は、無刀(むとう) 夜叉(やしゃ)。この名魂具現科高校(なこんぐげんかこうこう)の生徒にして1学年で唯一のGランク名魂(ネームソウル)である。

 

 「ごちゃごちゃうるさいわね。来なさい、雨泡(アクア)!」

 そう呟くと彼女の周りに綺麗な半透明の泡が何処からともかく浮かんでくる。

 

 「マジで攻撃準備に取りかかりやがった。あいつ本気で俺を殺す気かよ……」

 はっきり言って、俺は1学年唯一Gランクネームソウルなため割りとこのようにクラスの連中に絡まれることはある。だがしかし、彼女は本気で俺を殺そうとしているようだ。

 

 その証拠に、彼女の周りの泡が最初は拳だい程だった泡が、今ではバスケットボール並みの大きさになっている。

 しかも、その一つ一つにはしっかりと殺意がこもっていた。

 

 「こりゃ、本気でヤバイかも知れないな……。こい、夜叉(やしゃ)

 俺は、自分のネームソウルを発動させる。

 そうとすると、自分の着ていた制服がもとの紺色(こんいろ)から、まるで夜空のようにすんだ色に変わる。

 そして、腰にある愛用の獲物……夜叉姫を抜く、その刀身はやはり、夜空のような色をしていた。見ていると呑み込まれるような刀であった。

 

 「さよなら、変態!!」

 そう、彼女が叫ぶのにこうおして周りに浮いていた泡が俺に向かって飛んでくる。

 

 ボッカン~~~~~~!!

 

 訓練場の真ん中で、ハデな爆発が起こった。

 強化されているはずのコンクリートがまるでゼリーのように弾けとんでしまうぐらいの威力と言えばわかっていただけるだろうか。

 

 訓練場のまわりで見学していた生徒たちは、誰もが思った。

 (あいつ、死んだな…………)

 

 そして、審判役として立っていた先生は今さらながらに審判を下そうとした。

 「勝者、アイリス・サイス・アクアブリザードと『まて、俺はまだ生きているぞ』」

 

 「では、続行で良いのかね……」

 

 「あぁー」


 「続行とする!!」

 

 あの攻撃を食らう瞬間に、おれは(まと)い着の夜叉を投げて、変わり身にしたため俺は無事だった訳だ。

 

 「あなた、思ったよりしつこいわね」

 アクアは、一撃て仕留めれなかったのが悔しかったのか、俺を睨んできた。

 

 「でも、次が最後よ。来なさい、雨泡(アクア)!」

 

 やっぱり、止めをさしに来たか。だが、やられるわけにはいかない。

 

 俺は、夜叉姫を一度、鞘に戻す。そして、居合い抜きの構えをとる。精神を集中させる。

 「あら、おとなしく殺られる気になったのかしら」

 

 「……………………」

 

 「答えないのね、まぁ良いわ、これで最後よ」

 一回目と同じように大量の泡が飛んでくる。しかし、俺は目を瞑ったままアイリスに向かって走る。飛んでくる泡を紙一重で避けていく。

 

 「な、何で当たんないのよ!?」

 アイリスは、やけになって攻撃を仕掛けてくるが、俺は動じずに進んで行く。彼女が、焦れば焦るほどその技は単純になっていく。

 

 後、10メートル

 

 「だったらこれでもくらいなさい!!」

 アイリスは泡を密集させて放ってくる。だが、俺は当たる瞬間に身体を捻って避ける。

 

 後、3メートル

 

 アイリスが泡を放ってくるが俺には当たらない。

 

 後、1メートル

 

 「よし、範囲内に入った」

 

 「私は負けないわよ!」

 アイリスは、四方八方から泡を当てようとしてくるが、この距離なら俺の方が速い。

 

 「夜叉姫一刀____斬____」

 

 「なにをしたのかわからないけれど無駄だったようね、私の勝ちよ…… 」

 言っている途中でアイリスが倒れる。

 

 審判の先生がアイリスに近づき確認する。

 

 「勝者、夜空 夜叉!!」

 

 「「「………………マジ?」」」


 「彼女は、一科生、唯一のAランク名魂(ネームソウル)だぞ!」

 

 なんだかんだいろいろな視線があったが、無事、模擬試合は終わったのだった。

 

 疲れた……、今度からは、気お付けるようにするか。











 

 時は遡り5時間前

 

 俺は、日課のトレーニングを終えて寮の中にある厳選かけながしの温泉に向かった。

 この、寮の温泉は男女共同だか男女の入る時間帯をを別けることによって事故未然に防いでいる。

 それで、いつもどうりに温泉に入ろうと脱衣所に行くと、そこには、下着姿のアイリスさんがいたのだった。

 

 「え!?へ……へ、へ……変態!!」

 

 「いや、あの、ごめん…… 」

 

 「速くて出ていって!」

 

 となった訳だ。そして、後から訓練場に呼び出されて、戦うことになったわけだ。

 以上回想終わり……ちゃんと、時計を視ていればよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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