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掌編小説集8 (351話~400話)

檻の中

作者: 蹴沢缶九郎

動物園の出入口から一番離れた奥に位置する檻。その檻の前で立ち止まって動物を見る人間は一日に数える程度であり、そんな檻を一人の飼育員が掃除している。


いつしか日も暮れ、あれほど賑わっていた園内の人影も(まば)らになっていた。それからしばらくして、


「本日はご来園頂き、誠にありがとうございます…」


と、園内に閉園を知らせる放送が流れた。清掃用具を持った、掃除を終えた飼育員が檻を出ていく。


完全に人のいなくなった園内、一番奥のキツネの檻から、半裸の男が叫んでいた。


「ちくしょう!! 騙されたー!!」

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