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僕は追い出された事に説明を要求します

第2話です。

前回より短くなっていると思いますがご了承を、それではどうぞ。

いきなりだがこの国…いや、大陸には『冒険者ギルド』というのがある。冒険者ギルドはどの国にも属さず、平民から貴族、王族から依頼書(クエスト)を受け取ってギルドに所属している傭兵にクエストを受けることができる。採取討伐、撃退や調査など、様々なクエストが受けられる。僕の元の世界でいう何でも屋、といった風だ。

さて、何故こんな説明をするかというと。


「捨てられた…」


理由は前日、僕は勇者でもない事が発覚してそれを王国の王に言ったら。多少同情はされたが、一般人である僕はこの王宮にいる必要はないと僅かなお金を渡されてポイされた。

その際城にいた貴族の話し声が聞こえて


『ふん、あのような者も着いてくるとはな』

『聞けば只の平民とは、役にもたたん』


ぐううう!今、思い出してもムカつく!

とか城下町の大通りの端で床ドンしていて少し落ち着いた、とりあえず今の状況をどうするかだ。麻袋よ中身には金貨一枚、銀貨三枚、そして銅貨が三十枚もある。これ元の世界だとどのくらいの価値なんだ?調べてみようと思っても人に聞いたら白い目で見られるし…そうだ、鑑定眼があるじゃないか。早速鑑定。


ーーーーーーーーーーーーーーー


金貨


金で作られた硬貨、銀貨千枚分の価値がある。


銀貨


鉄で作られた硬貨、銅貨百枚分の価値。


銅貨


銅で作られた硬貨。


※補足※


金貨=1000円


銀貨=100円


銅貨=10円


ーーーーーーーーーーーーーーー


なるほど、要は海外のお金みたいな感覚か、もっと見てみると大金属、小銀貨とかもあるらしい。幸いここの文字は日本と似たような見た目だし。サッと出店の値段を見てみたら大体は銅貨四枚とか六枚らしい。うん、安い。

しかし、お金はあってもいつかは尽きる。だが、働く場所は…最初話した通り、ギルドに登録するしかない。

途中人に道を聞きながら何とかギルドにたどり着いて扉の前にいる。どうやらここ、王都にあるギルド集会所が本部らしくとてもデカイ、まさに実用性重視で着飾った雰囲気ではない。中に入ってみると登録した傭兵や冒険者が、騒いで飲んでなんともごちゃごちゃした感じ、これはこれで男心がくすぐられる。

登録するためにカウンターに向かう、受付は全員女性でしかも美人だ、すごい、これが異世界か。


「あの、冒険者登録したいのですが」

「はい登録するためには銅貨十枚が必要です」


なんと、まさかのお金。まぁ面白半分で登録したらギルドも困るしな。子供が持てる額ではないか。


「それではこの羊皮紙に名前、年齢、職業を書いてください。もし、書けないのであれば私が書きますが」

「あ、ええと…これでいいですか?」

「…確かに、それではこの登録魔石に血を垂らしてください。そうすれば終わりです」


こういう書類手続きはあるけどやっぱファンタジーっぽい面もあるんだな。受付嬢から渡された魔石は、少し薄い白色で持っている手が薄く見える。カウンターに置いてあるナイフを指に刺す、これだけは二度とやりたくない。血を垂らし魔石に当たると濃い赤色になる、受付嬢は素早くカードを魔石に当てる。すると、濃い赤色だけがカードに集中していく、まるでスポンジで水を吸っているのかのように。魔石が元の色に戻ると受付嬢はニッコリと笑い。


「これで、登録完了です。あなたのギルドランクはGランクです。Fランク以上のクエストは受けられません。それでは健闘を祈ります」


これで働き口は確保した、後は装備だ。さすがにこの学生服じゃ心もとないし、さっきから妙な視線を集めているためさっさとここの服を手にいれたい。向かう先は防具屋だ。







しばらく歩いてたらそれっぽい店を見つけた。扉の隣に革鎧が置いてあるからだ。その向かい側には扉の上に剣が交差して置いてある。まずは防具、中に入ってみると案外小綺麗で様々な防具が飾ってある。全身金属鎧や動きやすそうな鎧まである。まぁ、今回はお金のこともあるし革鎧にした。ついでにここの服を買った、前まで着ていた服よりもゴワゴワしているけどこれも我慢だ。

次は武具屋、これも多種多様の武器が置いてあった。王道の剣から斧と槍が一体化した斧槍(ハルバード)鉤爪まである。


「…ん?おっちゃん、これ魔石がついてあるけど」

「おう、それはな。魔法剣(マジックソード)つってな、魔法使いの護身用とか魔法剣士が使うだけだな。坊主、おめえ魔法使えるか?」

「一応…」

「だったらそれ使え、銀貨五百枚でいいか?」


五百枚か…実際性能とか切れ味が分からないしな。悩みに悩んだ末


「買った!」

「毎度ありぃ!!」


買うことにした、召喚魔法も調べたいし。おっちゃんがいうにはちゃんと杖があるらしく。魔法使いは主に杖を使っているそうだが数十年か前に、この魔法剣(マジックソード)を造ったそうで。

武器も買った、防具も買った。手持ちは何とか残っている。今日はギルドで夜を明けようかと思う、ギルドには初心者冒険者のために一時的に宿舎施設を利用できる。無料(ただ)でださすがに食事は払うが今日はここで休む。明日にはクエストを受けなければ。

また次回

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