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【おまえ等は間違っていると断言する】  作者: 夕日 真夏
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初心者ですが、読んでくれるだけありがたいと思って投稿しました。

たぶん読みにくい部分もあるかもしれないですけど、良かったら読んでください。

※屁理屈注意


断言する。おまえ等は間違っている。

そしてリア充は死ね


俺はいわゆるぼっちである。

友達なんて1人もいないし、作ろうとも思っていない。

人は友達を作り群れているが、そんな行為は気持ちが悪いとしか思えない。

特にその中のリア充と呼ばれる部類のクレイジーモンスターとは、関わりさえ持ちたくない。見ているだけで体中がかゆくなってくる。

それに、何故ああも他人をしんじることができるのだろうか。

俺は自分の席に座るとスマートフォンを取り出す。

この学校では基本、携帯の使用を禁止しているが、見つからなければどうという事もない。

スマートフォンの画面のロックを解除すると、この学校の生徒の情報が収集してあるアプリを開く。

この学校には無駄にカップルが多い。リア充爆発しろ。

画面をスクロールすると、所々チェックを付けてある生徒がいる。

これは俺が爆発させたリア充である。

俺はリア充をあの手この手でかれこれ20組くらい爆発させてきた。

しかしこの学校のバカップルの多さを見ればこれはほんの一部にしか過ぎない。

昼休みである今現在も中庭にはリア充が溢れていた。中庭には鶏以下が二羽以上いるのだ。

おおっと。視界に入ってしまった。これは鳥肌ものだ。鶏だけに

……とりあえず今視界に入ったリア充を消すことにしよう。

全校生徒のSNSパスワードとIDを知る俺には容易いことだ。

俺はさっそく使い捨てアカウントを開き、アイコンを適当な可愛い女子のプリクラにした。その他も色々と手を加える。

我ながらイライラするくらいの良い完成度だ。

俺はもう一台のスマートフォンを取り出し、あのカップルの彼氏Aのアカウントでログインする。

そしてさっきの使い捨てアカウントをフレンド登録するのだ。

これで準備は出来た。あとはタイミングを見計らうだけだ。


思ったより早くその時は来た。

放課後にあのカップルの様子を観察する。

そしてイケメンな彼氏Aが不用心にも携帯を置いたまま席を離れていく。

残った彼女Bはすかさず彼氏の携帯をチェックし始めた。なぜかパスワードも知っているようだ。

やはり、女とは怖い生き物である。

キタ!時は満ちた!

俺はあらかじめ使い捨てアカウントに打っておいた文章を彼氏Aのアカウントに向けて送信する。

内容はこうだ。

『いっちゃんこの前はまぢぁりがと(//∇//) 今日はなんの日かちゃんと覚えてる?うん、ゆうといっちゃんの3ヶ月目の記念日だョ?』

もちろんそれは彼女Bの持っている彼氏Aの携帯に通知付きで送られる。

俺はお腹がよじれそうににる。今にも笑い転げて歓喜の言葉を叫びそうな思いだ!

彼女Bの様子を見る。

端から見ても怒っている事がわかる。

彼女Bは彼のスマートフォンを床に叩きつけてそのまま帰ってしまった。

「ブフォッ」

思わず吹き出してしまった。

ああ、これだからやめられない止まらない。

次は誰にしようかな♪

俺は満足げにその場をはなれようとする。

「待ちなさい!」

唐突に背後から女性の言葉が聞こえた。

まあ、俺に向かって言ったわけでは無いだろう。

俺は気にせず歩み続ける。

「そこの下等生物は人語も理解できないのかしら。待てといっているでしょう。ああ、下等生物だから人語が理解できないのね。ごめんなさい。それは私の落ち度だったわ。」

俺は彼女が下等生物と言ったことから、それが俺だということに気づく。

振り返るとそこには、美人ということでそこそこ有名な紅山ナノハが立っていた。

俺が関わりたくないランキング上位にいる生徒の1人だ。

「なんだよ?」

女子と会話が壊滅的にできないコミュ障の俺には、その一言しか言えなかった。

よく頑張った俺。ほめて使わす。

しかし、現実は非情だ。会話はまだ続く。

「私はあなたに命令……嫌、頼みがあってきたの。」

俺に頼み?この女こそ人語を喋っているのだろうか?

もしかしたら難解な暗号になっているのかもしれない。

いや、きっとそうだ。そうに違いない。

暗号ならば紙にメモを取った方がいいだろう。

「すみません。紙とペン用意していいですか?」

俺は情けなく、震える声でそう言った。

「?……何を言っているの。メモはしないで聞いてなさい。それとも低脳すぎてやっぱり人語を理解できないのかしら。」

なんて鬼畜な女なんだ。メモをしないで暗号を解読しろというのだろうか。

「な、内容は?」

ああ、女子とこんなに話すなんて俺はなんて頑張っているんだ。えらいぞ俺。今日はもう帰ったら速攻寝ても誰も責めたりしないだろう。

「内容は……」

彼女は頬を赤らめて口ごもる。

一体なんなのだろうか。

俺は首を傾げる。

「内容は……っ!とあるカップルを別れさせてほしいの」


これが俺の平和な日常生活の終わりだった。


なんか短くてすみません。

投稿は小説の進み具合を見て、来週辺りに投稿したいと思います

最後に、読んでくれてありがとう

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