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朝食

朝が来た。リビングに行くと黒崎は起きていた。彼女は録画した深夜ドラマをチェックしている。私の存在に気がついた彼女は質問する。

「朝食にしない。朝はパンだったよね。買っているよ。」

机には毎日食べているパンが置いてある。丁寧に皿まで置いてあった。私はパンを皿にのせてそのまま食べた。普通パンは焼いてから食べる物だ。しかし私は焼かずに食べる。理由は焼き加減が分からないからだ。焦がしてしまうのなら焼かずに食べた方がいいだろうという考えである。パンだけでは健康的ではない。厨房を借りて簡単なサラダを作る。ドレッシングは青シソ。スープがあれば完璧だが冷蔵庫の中にはスープに使えそうな食材はない。諦めた。では目玉焼きを作ろう。

パン。サラダ。目玉焼き。健康的のように見える朝食が完成した。五分で食べてから後片付けをする。皿を洗い終わると黒崎に一言挨拶をする。

「そろそろ準備しないと遅刻するから家に帰る。仲間の件は交渉するから。」

「うん。」

彼女の返事を聞いてからテレポートした。急ピッチで時間割を確認する。必要な教科書を鞄に詰め込み戸締りをした。玄関の鍵を掛けて学校に向かう。道中悩んだことがある。それは地方戦争のことではない。今日の昼食のことだ。財布を開けると八百円しか入っていなかった。歩いているとコンビニの看板が見えた。その時昼食はコンビニ弁当に決定した。


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