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選択ゲーム 2

ルール説明はまだ続く。

 『なお部屋は二つの部屋に分けられます。一つは普通の部屋。この部屋の問題は比較的簡単になっています。もう一つの部屋は黄金の部屋。この部屋の問題は難しく設定されています。最低でも一回は黄金の部屋を通過しなければ選択肢の視野が狭くなります。ただしどのドアが黄金の部屋に繋がっているのかは分かりません。また黄金の部屋を通過したとしても、答えによっては選択肢の視野が広がらないこともあります。その代わりどの部屋からでも黄金の部屋に入るチャンスがあります。詳しい説明はその部屋に辿りついた時にします。』

つまり確率は二分の一。何かが気になる。このゲームは単純すぎる。なぜ宮本さんはこのゲームを用意したのか。理解できない。昨日彼女はルールが単純なゲームを否定した。その彼女がどうしてこのゲームを用意したのかがどうしても理解できない。

 悩んでいる間もなく第一問が出題された。

『第一問 必殺技は地味な技よりかっこいい技がいい。回答はタブレットをタッチしてください。』

 私には地味な技しかない。どうせならかっこいい技を取得したい。必殺技くらいはかっこいい技がいい。答えはYesだ。

答えをタッチしようとした時アクシデントが発生した。間違えてNoを押してしまったのだ。訂正は出来なかった。モニターにはNoと表示されている。私は仕方なくランプが青に変化したドアを開けて次の部屋に向かうことにした。変更したいが後退は出来ない。


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