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模擬戦 中堅

第二試合。私は手を挙げようとした。しかし先に黒崎が手を挙げた。

「次は私の番だよ。今の宮本さんのセリフで必勝法が分かったから試したいの。」

黒崎は対戦方法を発表する。

「対戦方法は射的。一撃で獲物を仕留めた方が勝ち。獲物はブーメラン。」

「中々面白いゲームです。それで獲物はコンピューターでいいかしら。」

彼女が指を鳴らすとコンピューターが現れた。

「ゲームを面白くするために用意した物ですよ。四方に置いて風を送ります。」

「投げるのは熊田君。熊田君はどんな時も公平だから。」

「では彼を信じることはできますか。」

「はい。熊田君はイカサマをしないと信じます。」

すると宮本は首を縦に振った。

「では投げる役は熊田君に任せましょうか。」

タイマーは動き出す。熊田はブーメランを投げた。ブーメランは異常な早さで部屋の中を回る。私は彼女の必勝法を理解した。中学校時代黒崎は野球部のマネージャーをしていた。その時熊田も野球部にいた。熊田が投球している所を間近で何回も見ている彼女は、熊田が何かを投げる癖を理解している。たったの三十秒だけ投球シーンを見た宮本よりは有利だということだ。

 黒崎は照準をブーメランに合わせる。引き金を引こうとした瞬間、ブーメランの軌道が変わった。風が吹いたように。この部屋は密室だから風が入る訳がない。私は彼女と再開した時を思い出した。あの時も風は吹いていなかった。軌道の変化に彼女の能力が関わっているとしたら・・黒崎は負ける。


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