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再会 前編

私はA町を担当した。手当たりしだいにカードを掲示して聞き込みをしていく。二時間経過しているが、有力な情報はなかった。この地域には参加者はいないのだろうかと深い溜息を吐く。その時見覚えのある女性が視界に入った。その女性はコンビニ強盗の人質だった。彼女の存在はあの事件に多くの謎を与えている。私は彼女を尾行した。

 尾行開始から五分後、突然携帯が鳴る。画面には熊田勉の文字が出ている。

『そっちは収穫があったか。』

「いいや。ない。」

『こっちもない。後は黒崎待ちだ。』

ああ。そうだな。と言おうとした時、私の携帯が後方に飛んだ。そして百メートル後方に落ちた。商店街でよかった。交差点だったら轢かれていただろう。そう思った時気がついた。これは不自然だ。今日は風がなかった。携帯が後方に飛ぶ程の強風は吹いていない。さらに携帯が破壊されていることも奇妙だ。ただ強風に煽られて携帯が後方に飛んで落ちたにしては不自然だ。まるで高層マンションの屋上から携帯を落としたようだ。私は直感で思った。これは自然現象ではない。超常現象だ。


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