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昼休み。購買に向かう。何とか焼き肉弁当を手に入れることが出来た。教室に戻ると、黒崎が隣の席に座っていた。ここまでの経緯を説明する。

「コンビニ強盗に巻き込まれたからいつもの天丼が焼き肉弁当になった。おとなしくしていたから無傷だ。」

「珍しいね。コンビニ強盗を倒すのかと思った。無傷でよかったよ。それで地方戦争の話はどうなった。」

「まだ誰にも交渉していない。」

「そう。」

黒崎は悲しそうな顔をする。時間がない。後一日と半日以内に仲間が二人集まらないと借金がまっているからだということはすぐに察知した。

「三人目の仲間は既に決めている。熊田勉にしようと思う。暇そうだから。」

そういうと彼女の顔に笑顔が戻った。

 十分で昼食を済ませた。そして熊田勉と交渉をした。熊田は自分の席に座り本を読んでいる。

「熊田。話がある。」

熊田は本を閉じて話に耳を貸した。私は地方戦争について知っていることを伝えた。

「それで頼みごとがある。どうか仲間になってほしい。」

熊田は少し考え込む。謎が多いゲームだから仕方がないと思った。そして一分後返事が返ってきた。

「仲間にはなる。残りの仲間一人は第一次地方戦争に参加した人にしないか。」

熊田の考えは正しい。このゲームは謎が多い。謎の真相を知っている人物が仲間になれば百人力だ。

「どうやってそんな人を探す。」

「カードを見せて人海戦術。これしか方法はない。後一日半ある。三人いれば一人は見つかるはずだろう。」

気合いという趣旨の答えに私は絶句した。そのことを黒崎に伝えて放課後。早速第一次地方戦争参加者を探すことにした。


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