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にっき
初めて見たときから僕は彼女に惹かれていた
どの様に表現すればいいのだろうか
彼女はどん底にいた僕に手を差し伸べてくれた
彼女は僕を見てくれた
彼女だけは僕を見てくれる
彼女は他の誰とも違う
彼女は特別なんだ
彼女を一目見るだけで
僕は生を実感できる
彼女はとても美しい
穢れのない
純真な瞳
触れたい
彼女に触れてみたい
彼女の吐息を感じたい
彼女を僕だけのものにしたい
彼女は僕にふさわしい
彼女の名前を知りたい
彼女は明日もあの場所に来るのだろうか
大丈夫
大丈夫だ
僕らはまた会う
絶対に
絶対に
僕らは
また出会う