【200文字小説】簡単だ
目の前にいるのは我がクラスのマドンナ、吉田さんだ。
なぜ目の前に彼女がいるのか。簡単だ、俺が呼んだのだ。放課後の誰もいない中庭に。
なぜ彼女を呼んだのか。簡単だ、告白しようとしているからだ。
ではなぜこんなにも俺は緊張しているのか。
簡単だ、臆病者だからだ。
自分に自信なんて無い。成功するなんて全然思わない。
ではなぜ俺は告白するのか。
簡単だ、けじめをつけたいからだ。
自分にだけは負けたくなかったからだ。
ではなぜ俺は今唖然としているのか。
簡単だ、相手の答えが予想と正反対だったからだ。
どうもありがとうございます。
ある方に触発され、200文字に挑戦いたしました。
まぁ253文字なのですが、そこはご愛嬌。
感想、批評、よろしくおねがいします