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ネコ好き女子、ネコ戦士になる  作者: リュウ
第3章 ネコ戦士、王都に招かれる

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3-7 ネコ戦士、王都で色々なことを知る

王様がどえらいことを言ってきたので、

「私には世界を救うような力はないにゃ!あんまり期待しないでほしいにゃ!」

私は私の思ったままを王様に伝えた。

すると王様は首を横に振って、

「ネコ戦士は戦えば戦うほどに強くなった…と古文書には記されております。あなた様もきっと、戦いを重ねるごとに強くなられるのでしょう」

そう言った。

確かに私は、初めてモールを倒した時に比べれば強くなってるだろう。

でも、それはケンさんが作ってくれる装備と、バーサさんがくれるベリーの実によるところが大きい。

「私は私だけで強くなってるわけじゃないにゃ。村の人たちのおかげで今まで何とかモンスターを倒してこられたのにゃ」

私がそう言うと、王様はうなずいて

「そうでしょうとも。大昔のネコ戦士たちも、強い装備を作ってもらっては次の強いモンスターを倒してきたと記されておりますから」

と言った。

そして

「ネコ戦士が強くなるのは、人々から愛されるからだ…と、そう古文書には記されております」

と王様は続けた。

前世でネコ大好きだった私には、王様のその言葉は納得できるものだった。

前世の世界では犬派もたくさんいたけど、ネコ派の人間の方がなんというか…ネコかわいがりするタイプが多かった気がする。

前世の私もそうだったもんなー…

ネコはやっぱり愛される存在で、この世界でもベリー村の人たちの愛が、私を強くしていってくれてるのは確かだろう。

「…大昔のネコ戦士たちも、私と同じだったんだにゃあ…」

私がついもらしてしまったその言葉に、王様はうなずいた。

「そうです。なのであなた様もきっとお強くなられます」

…ここで私は、王様に会ってからずっと気になってたことを王様に言った。

「私に敬語はいらないにゃ。名前も、モモっていう名前があるんにゃから、そう呼んで下さいにゃ!」

私の言葉に王様はちょっと目を見開いた後、笑った。

「おお…ではモモ殿、これからもよろしく頼むぞ」


王様との謁見の後、私はギルド長についていって、王都の傭兵ギルドに行くことになった。

お城の敷地内には大きな倉庫みたいな建物があって、その周りには前世で見たことがある、とある物に似たものがあった。

「ギルド長さん、これは何にゃ?」

私の問いに

「うむ。これはモンスターたちの動きを観測するための飛行艇だ。これに乗って、空からモンスターを捜索するのだ」

ギルド長はそう答えた。

…ハンググライダーじゃん。

考えれば、このお城は王都の城下街からずっと登った山みたいなところにあった。

ここから風に乗って、ハンググライダーで飛んで、空からモンスターたちを見るんだぁ…

「こんなのに乗って、ちゃんとここに戻れるのにゃ…?」

私がちょっと心配になって聞いてみると、

「観測隊は熟練の飛行士なので、風を読む力に長けている。心配は無用だ」

とギルド長は答えた。

そして

「観測隊は戻るとすぐに、このギルド内のモンスター研究班に観測結果を報告するのだ。良い機会なので、モンスター研究家とも会ってもらおう」

と言って、ギルド長はギルドの建物の中に入るようにと私にうながした。

中に入ると、数人の男の人たちが机の周りに座ってたけど、私を見ると

「おおっ?!これがネコ戦士か…!!」

と驚きの声を上げた。

なので私はファイアドラゴン装備の裾をちょこんと持って、くるっと回って

「モモですにゃ!よろしくにゃ!」

と、かわいさアピールをしてみた。

すると男の人たちは

「…なんか思ってたのと違う…」

と、そう言った。

わかってるよ!!

中身アラサーオタク女のガラじゃないよ!!

と、私はちょっと後悔した。


「あの者たちはこのギルドの傭兵たちであるが、ツラーオ一頭すら数人がかりでやっとという程度だ。ツラーオ数十頭を一人で倒すネコ戦士殿とヒトがいかに違うかがわかるだろう」

とギルド長が言うと、男の人たちは小さくなった。

「でもベリー村の男の人たちは総出でもモール一頭なかなか倒せないにゃ。それよりは強いってことにゃろ?」

私の言葉に、傭兵たちは少しほっとしたような顔になった。

そんな傭兵たちの横を通って、ギルド長はギルドの奥に私を案内してくれた。

「こちらがモンスター研究所である。そして奥にいるのが研究所長のケラーだ」

ギルド長がそう言うと、ケラーさんとかいう人が立ち上がって、私の前まで歩いてきた。

「お初にお目にかかる。私はモンスター研究所の所長・ケラーと申す」

とケラーさんが頭を下げてきたので、私も頭を下げて

「モモですにゃ。よろしくお願いしますにゃ」

と挨拶をした。

そして、ずーっと気になってたことを尋ねてみることにした。

「ギルド長さんが私に持って来てくれるモンスターの情報…ファイアドラゴンの弱点とかの情報は、どうやって調べたにゃ?戦ったことないにゃろ?」

私の問いにケラーさんは

「多くのモンスターの情報は、大昔にモンスターたちを討伐してくれていた、当時のネコ戦士たちから得た情報だ。それらは古文書に記されているので、それを解読し、モモ殿に伝えているのだ」

と、そう答えた。

そういうことだったんだ…

この調子なら、もっとたくさんのことがわかるかもしれない。

王都に来て良かった…と、私は思った。

 

最近マジでパソやばいです。突然更新がなくなったら、パソが壊れたと思って下さいw

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