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星読みのシュナ。家族に捨てられましたが、もふもふと出会い幸せになりました。  作者: 四季 葉
第2章 灰色のもふもふ

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準備に入る

 「凄い…。オニキスは狩りもできるんだね!」

 「キャウ!!」


 オニキスは誇らしげに胸を張るとお座りをしていた。

 シュナはオニキスの傍に駆け寄ると嬉しさのあまり頭を撫でる。ガシガシと背中も撫でてみると、雪の中を駆け抜けてきたこともあり表面は毛ほんのりと冷たい。けど、灰色のもふもふの毛に覆われているためか内側はとても温かいのだ。


 「お前は、本当に賢いんだな」

 「キュウゥ~」


 喉の辺りの密集した毛を撫でてやると、オニキスは目を細め僕に寄りかかり甘えてきた。そうやって暫くの間、気がつけば僕は幸せな気分でオニキスを撫でていたのだ。


 オニキスが狩りで仕留めてくれたのは雪ウサギ。オニキスよりちょっと大きめだが極寒の雪山の中でも生息している動物だ。命を頂くのだから山の神様に恵みを感謝した後、血抜きをして小刀を使い丁寧に解体する。


 日持ちのするところは保存食として干し肉にするつもりだが、残りの食べられるところは塩と臭み消しの香草で味付けをし火で良く焼いたら今日の夕食にする。塩や香草は、もちろん村の猟師さんが使っていたものを、すみません…と思いながらも拝借したものだ。


 久しぶりに食べる焼きたてのお肉は凄く美味しかった。オニキスも伏せをした状態で、狩りで仕留めたウサギのお肉を幸せそうに頬張っている。

 いつもなら夕食の後は、寝る準備に入るが今日は違っていた。オニキスが帰ってきてすぐは山の天候は崩れ吹雪になっていた。けど、夕食の準備のためいつものように洞窟の入口でオニキスに火をつけてもらいお肉を焼いていると、空は晴れ徐々に星空が見えてきたのである。


 久しぶりに見る満天の星空は冬至の日に見た空と違い、心に希望を持たせてくれたのである。



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