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星読みのシュナ。家族に捨てられましたが、もふもふと出会い幸せになりました。  作者: 四季 葉
第1章 家族との決別

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星読みの一族

 山岳地帯にそびえるミケーネ山には、太古の神が眠ると伝えられている。


 一年に一度、この地に住む僕の一族は冬至の日に火を焚き、山の洞窟の祠に供物を捧げる風習がある。

 太古から存在するミケーネ山に住み、今は深い眠りについていると伝えられている占星術と魔法を司る神に加護を願うため供物を奉げているのだ。

 さらにいえば、厳しい冬を無事に乗り越えるため、冬至の日に太陽の力が強まることを祈る祭りとしての側面もある。


 僕の一族は今は北方の山岳地帯で細々と暮らしてはいるが、昔は大国の王に仕え星読みを行い未来を予知していた。またそれに加え、始祖は強大な魔法を操り国の政に大きく関わっていたとも聞いている。

 しかし政で大きな力を持ちすぎた始祖を王は疎み、始祖を処刑し残りの一族を大国から追放したのだ。始祖を失ったことにより魔力は衰え、一族は生まれ故郷でもあるこの北方の山岳地帯に隠れるように住むようになったと伝えられている。


 そして、このミケーネ山に眠ると伝えられている太古の神の力を始祖と同じように再び手に入れ、落ちぶれてしまった一族を再建させ、再び歴史の表舞台に立つことを一族は悲願としていた。


 だからなのだろう。幼いころから一族の長の家系に生まれた僕は占星術や魔法の勉強を必死でやってきた。けど、物覚えも悪く魔法の習得も同年代の子供と比べてもかなり遅く…僕はまだ初歩のものしか覚えられていない。

 そんな僕に両親は失望し、一族のみんなからも落ちこぼれの烙印を押されたのだ。ここでは星読みの才能のないものは落ちこぼれの烙印をおされ冷遇されてしまう。


 けど、僕には双子の弟レイがいた。両親やみんなはとても冷たかったけどレイだけは僕にとても優しかった。僕をいつも励まし、庇ってくれていた。 


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