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プロローグ

 古き時代。大気に魔力溢れ人とモンスターが住むロミナ大陸にいつしか魔族が生まれた。

 ──魔族。魔を内に秘めた種族である彼らはそれによって強靱な肉体や特異な能力を持つ多種多様な存在であり野心溢れるその心は他の種族とも敵対していた。

 ──人間。生物として脆弱であるが知恵と技術を発展させ、弱き存在だからこそ群れることで降りかかる脅威を避けてきた。


 やがて両者は些細な事から対立し、それは大陸の覇権をも巡る争いへと膨れていった。

 だがこの戦争は原因も定かにならぬほど永きに渡り、団結する人間たちの前についに追い詰められた魔族の中から後に四英雄と呼ばれる存在が誕生する。


 万象を探求するハイオーク族"森羅の祭司ドルイド"ドミラゴ。

 蕃神ばんしん祭る蜘蛛アラクネの魔族"異端の魔女"カルラ。

 狼の魔族、ウルキア族の若き牙"蒼黒そうこく"ヴァルゴ。

 そしてウルキア族からもう一人、魔族と人間から生まれた忌み子"赫白かくびゃく"ラギナ。


 終わらぬこの戦争に終止符を打つ為に動いた四名は両陣営に大きな影響を与えたが同時に犠牲も多かった。

 この絶滅戦争が加速する中で両者の疲れが極みに達した時、人間側から和平の交渉が持ち込まれ、魔族側も追い詰められていた為にこれに同意することになる。

 大陸に境界線を引いて互いに不干渉という形で終わったこの戦争は時代が変わった節目として百年戦争という名で終焉を迎えた。


 戦争が終わってしばらくした後、四英雄の一人ラギナは魔族の住む地から離れ、人の暮らす村の外れで静かに暮らしていたのだった……。


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