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不動仁王の速攻!

ふんわりとした蜂蜜色のツインテールが特徴の少女は目を輝かせて目下のスター流メンバーに笑顔を見せると、指先から光線を発射した。


いきなりの攻撃態勢に前に出たのは不動仁王だった。


彼が簡単に光線を振り払うと遠くの無人島が跡形もなく消し飛んだ。


不動は口角を上げて不敵に笑って言った。


「俺には光線は効かん」

「君のことは知ってるよ。久しぶりだねえ不動仁王」

「数億年経って、しかも短い交流だった俺のことを記憶しているとは驚いたが、ガキに成り下がったのなら俺はお前を倒さねばならんぞ」

「うん。じゃあ勝負してみようか」

「生温い攻撃で俺を倒せると思うな」

「これなら、どうかな?」


ハニーの目元に影が落ち、口端が吊り上がった好戦的な笑みになった途端、今度は特大のエネルギー弾を放ってきた。


直径が数メートルほどもある巨大なもので彼女のイメージカラーと思われる蜂蜜色をしていた。


一瞬で生成されたエネルギーの塊にさすがの不動もこめかみから汗を流すが、跳躍し腕を大きく引いた。

仮に地面に光球が命中した場合、地球が崩壊するかもしれない。


弓の弦を振り絞るように引かれた腕から拳を放つと凄まじい拳圧が放たれ、弾は無に帰してしまう。


「言っただろう。俺に光線の類は効かないと」

「どうやら本当のようだね。でも、息が上がっているよ?」


ハニーの指摘にロディは奥歯を強く嚙み締めた。図星だった。


前面からはわからないが不動の背中までかかる長い茶髪は先端から白く変色してきている。


女子であるハニーと対峙している影響が出て弱体化が始まっているのだ。


これまでの戦闘を振り返り、不動は確信する。間違いなく最短記録であると。


ならば自分が戦える時間は残り少なく余裕を見せている場合ではない。


一気に間合いを詰めて背後を取り、勝負を決めようとする。


「不動、よせ!」

「カイザー! 情に流されるな! 俺はたとえお前の妹だったとしても地球に仇なすガキは全て往生させてやるッ」


目を血走らせありったけの力を込めて必殺技に捉えた。


「不動倶利伽羅落とし~ッ!」


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