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地下帝国幹部たちとジャドウの会話

バクーランドとチビボテ博士が会話をしているとどこからともなく不気味な含み笑いが聞こえた。


周りを見渡すといつの間にいたのだろう。後ろに撫でつけた白髪に立派な白髭、白の肋骨式軍服を着こんだ長身痩躯の老紳士が立っていた。


老人の顔を見るなり博士は飛び上がらんばかりに驚き目を血走らせる。


「き、貴様はスター流のジャドウ=グレイ!」

「左様」

「お主、どこから侵入した。捕らえよ!」


王の命令に部下たちが槍を構えてジャドウを囲むが彼は平然として言った。


「吾輩は役立つ情報を持ってきましたぞ」

「お前の情報など信用できるか」

「信じる信じないは自由だが、イーストウッド島にスター流のメンバー六人がいる。

奴らの宿泊しているホテルを襲撃すれば、流派は大打撃ですぞ」

「なぜ、お前がそんなことを教える⁉」


博士の問いにジャドウは口角を上げた。


「宿泊している奴らが吾輩、反吐が出るほど嫌いでしてな。この際葬ってもらったほうが都合がよいものでしてな。

それに、奴らを始末すれば世界中へ地下帝国の力を誇示でき、地上侵略に有利ですぞ」


それだけ言い残し、ジャドウは煙のように消え去った。

しばし呆然としていた博士と王だが、最初に口を開いたのはバクーランドだ。


「ムカデンジャラスとサソリンダを至急イーストウッド島へ派遣せよ」

「しかし嘘の情報ならば無駄足ですじゃ」

「本当ならばこれほどの好機はない。わしも現地へ降り立つ。スター流の奴らを蹂躙して我らの力を見せつけてやるのだ」


喜々として語る王の提案を博士は受け入れた。

確かに悪い話ではないからだ。



どこかの崖の上でジャドウ=グレイは顔に満面の笑みを浮かべていた。


「美琴たちにとっては良い試練となり、地下帝国にとっても有効な侵略作戦になる。

どちらが勝利しようともこのジャドウにとっては嬉しい話でしかない。

フフフフフフフフフ……」

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