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ゴリラ怪獣の討伐はロディと川村に任せるわ

美琴たちがホテル宿泊1日目の夕食を摂っているころ、地下帝国からの刺客ゴリラ怪獣は三十メートルという巨体と剛腕、俊敏な動きをもって地上の軍隊を蹴散らし東京の街を破壊し続けていた。


街の住人の避難を済ませ、現地に派遣されたのは薄茶色のテンガロンハットに西部開拓時代の保安官そのものの格好をした金髪碧眼の青年ロディは愛馬のエリザベス号に跨って敵を見据えていた。


「派手に暴れているねぇ。美琴ちゃんならゴリラ怪獣は操られて凶暴化されているだけだから助けましょうと言うところだろうが、俺はそういうわけにはいかないんでね」


ロディは恐れることなく愛馬を走らせゴリラ怪獣へと向かっていく。

鋭い牙の生えた口や目から発射される光線を巧みに躱して間合いに入る。


叩き潰さんと伸ばしてきた掌を跳躍で回避し、長い腕を愛馬で駆け抜け、急所の弾丸を浴びせていく。

怯んだところをゴリラ怪獣の肩から跳躍して距離を置くと高層ビルの頂上で待機していた川村猫衛門かわむらねこえもんに声をかける。


「今だぜ、川村!」

「心得た!」


長い髪をポニーテールで束ね漆黒の袴姿の美少年侍はビルから跳躍し鞘から愛刃を引き抜き、必殺の刃を浴びせる。


斬心刀ざんしんとう 銀杏斬り!」


光速も超える斬撃はゴリラ怪獣に一切の苦痛を与えずに四肢を切断すると怪獣は爆散。

チャキンと刃を鞘に納め、川村は軽く息を吐いた。


「ロディ殿、終わったでござるな」

「あいかわらずお前のネーミングセンスは壊滅的だが、腕はすげぇぜ」

「いやー、褒めると照れるでござるなぁ」


頭をかきながら頬を赤くしてデレデレする川村にロディは言った。


「しかし手ごたえがなさすぎる」

「拙者も同意でござるな。こうも呆気ないと何かありそうな気がするでござるよ」


怪獣討伐の様子をモニターテレビで観たバクーランドは唸り、ハゲピカ=チビボテ博士は歯をむき出しにして悔しがった。


「おのれロディめまたしても……」

「お主、ゴリラ怪獣があっさり倒されてしまったが、次はどうする」

「ご安心くだされ。次はムカデンジャラスとサソリンダを派遣しますじゃ」

「ゴリラ怪獣の二の舞にならんといいが」

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