マリフィス VS レオンの世界へようこそ!
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「ガルシア、お前の伝えたいことは良く分かった!ありがとう!」
「いえ、感謝します!」
ガルシアはどかんと大きな音をたてて座り込んだ。
「まあ、そこで見物していろ!」
「はい!王様!」
「とうとう、父さんの仇が討てる!」
レオンの顔は、なぜか穏やかではあったが眼はどこまでも深い真っ黒な井戸の底のような色だった。
「やっと、お前を殺せるな!アイツのあとを追え!」
「うるせえ!父さんは死んでない!」
「ルミナス•シャドウ!」
レオンは能力を発動させた。
レオン ♂
リバースサーフェス
光と闇(自然)
(Luminous / Shadow)
「ルミナス•シャドウ」
魔法属性は、全属性
元の職業は、アサシン
「闇の力では私には敵わないぞ!」
「だろうな、属性だけで言えばお前の半分ほどの力しかない!」
レオンは、当然のように言った。
「ハハハ、分かってるじゃないか!そんな力で私にどうやって勝つつもりだ!」
「いや、簡単な算数だよ!」
「何?」
「確かに、闇の属性値ではお前には遠く及ばない!でも、俺の能力はリバースレルムでは光属性の方が強化されるんだよ!」
「シャドウ•ミラージュ!」
素早くたくさんのレオンを呼び出した。
「ハハハ、いくら増えても一緒だ!」
素早くマリフィスを取り囲むと、
「シャドウ•ホワールウィンド•ピラー!」
マリフィスは、そのまま猛烈な風の渦に巻き込まれ、渦は塔のようにそびえ立っていた。
取り囲んだレオンが、マリフィス目掛けて手をかざすと、
「ルミナス•インフェルノ•レイ!」
一直線に超高温の神々しい光線が四方八方からマリフィスへと放たれた。
マリフィスはたまらず、
「ファクチャル•アンブラ•シールド!」
マリフィスの周りが一瞬で漆黒のキューブで防御された。
すべての光線はキューブに吸収されてしまった。
「やるな!」
「くそ、驚かせやがって!」
マリフィスは少し焦っていた。
「メテオ•ストライク•シャドウ!」
「くそ!極大魔法!」
マリフィスはすかさず返しの極大魔法を唱えた。
「ファクチャル•メテオ•ストライク!」
東の空から漆黒の隕石が何十も堕ちてきた。
西の空からは、一つだがさらに巨大な隕石がレオン目掛けて堕ちてきた。
ほとんどは、空中でぶつかり相殺されたが、レオンの隕石の方が数で勝りマリフィスに襲いかかった。
「くそ!」
「ヴォイド•エンスネア•イリュージョン!」
「よし、来た!」
レオンはマリフィスの呪文により一瞬で分身ごと暗闇に囚われた。
「ハハハ、ここへ来てしまえば終わりだ!死ね!」
マリフィスはレオンの分身と同じ数の分身を作り出し、すべてのレオンを剣で突き刺した!
「ぐっふぁ!」
レオンが口から血を吐いた。
「マリフィス•••」
レオンは倒れたままマリフィスに手を伸ばして消えた。
「消えた?」
マリフィスが疑問に思った瞬間、
二人は現実世界へ戻ってきた。
「ぐっふぁ•••」
マリフィスが口から血を吐いて倒れ込んだ。
「ミッドナイト•グラシアス•シャドウ!」
レオンが詠唱した。
「ああ、なぜ•••」
マリフィスは何が起こったのか分からないまま血を吐いて苦しんでいる。
「マリフィス、死ね!」
レオンはマリフィスの背中から心臓を真っ黒な氷の剣で貫いた。
突き刺さった剣が少しずつ消えていくと、マリフィスは息絶えていた。
「お見事です、王様!」
「いや、ガルシアが先に闘っておしえてくれたから、楽に勝てたんだよ!」
実は、レオンが分身を作ったときすでに本体だけは遠くに忍んで闘っていた。
マリフィスが、レオンの分身たちを非現実世界に取り込んだときには、レオン本体は現実世界にいた。
そのときのマリフィスは完全なる無防備で突っ立っていた。
レオンはそれをただ攻撃するだけでよかった。
「ガルシア、ありがとう!僕はお前を信じるよ!」
座り込んだガルシアの右手をつかんで起き上がらせると、固く握手を交わした。
次回 ノクターニアへようこそ!
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頑張って続きを書いちゃいます!




