飛び降りの世界へようこそ!
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「あと残りは3つだね!」
「フィエッタ!次の条件は?」
No.98 タイタナス UR
「タイタナスは、山のように大きな岩の巨人なんだけど、本当に大きいのよ•••、まずタイタナスに会うためには、98階についた瞬間に階段を飛び降りるのよね•••」
「はあ?」
「飛び降りるって?この空間で飛び降りたらどこに行くんだよ?」
「私にも分からないけど、攻略法にそう書いてあるんだもん!」
「攻略法って•••」
「倒し方は?」
「それは自分で考えて!」
「はーーい!」
ハーベルたちは、98階に到達しようとしていた。
「もうすぐ着いちゃうけど!」
「本当に飛び降りて大丈夫なのかよ?」
クラリッサが心配そうに言うと、
「まあ、僕に任せておきなよ!」
レオンがクラリッサの肩に優しく手を置いた。
クラリッサは頬を赤らめて照れている様子だった。
「お二人さん、イチャついてないで行くよ!」
ハーベルが茶化すと、
「ハーベル!」
クラリッサが腹に一発どついてきた。
「ぐっはっ!」
「痛いじゃないか!」
「ふん!」
「さあ、心の準備はいい?」
フィエッタがそう言うとみんなは一斉に階段から飛び降りた。
「うぉーーーー!」
「ヒャホーーーーー!」
「キャーーーー!」
「行っけーーーー!」
ドッサっ
「あれ?」
「思ってたよりすぐに地面に着いたね?」
「って、ここがタイタナスの頭の上だけど!」
「いや、でかすぎだろ!」
「んじゃこれ!」
そこはタイタナスのほんの一部で、巨大な身体のさらに、巨大な頭の上だった。
「いや、倒すの無理じゃね?」
クラリッサが困惑していると、
「待って、ネルに秘策が!」
「うん」
ハーベルとネルが見つめあってうなずいた。
「みんな、俺につかまって!」
ハーベルがネルの身体を後ろからつかみながらそう言うと、レオンとクラリッサが急いでハーベルにしがみついた。
「サンドストーム•セヴェルス!」
ネルが大声でタイタナスに向かって詠唱すると、
タイタナスの頭の部分から、
ポロ、ポロポロ、ドドドド•••
ドシャーーーー!
少しずつ崩れたかと思うと、凄まじい勢いで砂となって崩れて行った。
「すごいな•••」
「って、ハーベル浮いてるけど?」
「うん、昨日女王様に言われたんだけど、精霊魔法も使えるようになったから、フィエッタに教えてもらって風のスピリットたちに浮かせてもらってるんだよ!」
「はは、ハーベルが化け物になっていく•••」
クラリッサはあきれた顔で言った。
「化け物って•••」
「もう、みんな手を離しても大丈夫だよ!」
フィエッタがそう言ってスピリットたちにみんなのコントロールをお願いしてくれた。
そのまま全員もとの階段までスーーと飛び上がって行った。
「精霊魔法もいいね!」
レオンが羨ましそうに言うと、
「レオンだって闇のソーサリーエレメントと契約すれば使えるようになるんだよ!」
「そっか!」
「早く宝玉集めて、マリフィスたちを倒さないとな!」
ハーベルが、レオンの肩に手を回した。
「ああ!」
レオンは目をギラつかせていた。
「これで、フィギュアゲットね!」
ネルのもとにフィギュアが降ってきた。
No.98 タイタナス UR
「これであと2つ!」
「いよいよだね!」
No.99 オブリビオンドラゴンズ UR
「このまま、100階まで行けばラスボスのオブリビオンドラゴンだ!」
「ラスボスか!」
「ちなみに、【朱雀】とは闘わなくてもいいの?」
「さすがに、それはすべてのフィギュアを揃えてみないと私にも分からないわ!」
「そうなんだ•••」
次回 オブリビオン戦へようこそ!
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頑張って続きを書いちゃいます!




