表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン5 【千年迷宮攻略編】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/172

完全攻略へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!


「さあ、この調子でどんどん行くぞ!」

「オーーー!」

ハーベルとレオンは異常にハイテンションではしゃいでいた。


「男の子ってたまにワケわからないよね•••」

「そうですね•••」

クラリッサとネルは困惑していた。



第六章 迷宮名

「煉獄砂漠」1階

 ~“Purgatory Desert”~



「うわ、アッツ!」

「暑いですね•••」


「砂漠か•••」

レオンのテンションが一気に下がってしまった。


「そうだ!」

ハーベルが急に大きな声で叫んだ!


「ビックリした!」

「良いこと思いついたんだ!」


「とりあえず、スカイバイクからみんな降りて!」


ハーベルが何やらスカイバイクをいじり始めた。



「よっし、これでできた!」

「何をしたの?」


「まあ、いいから乗ってみてよ」


レオンたちがスカイバイクに乗ってみると驚いた。


「ええ、暑くない?」

「本当だね」

「快適なんですけどーーー!」


「何したの?ハーベル!」

ネルが不思議そうに尋ねた。


「スカイバイクを改造して、外界とは別の領域を風魔法で作り出して、炎と水の魔法で温度と湿度を一定に保つように設定したんだ」


「ああ、無属性の設定スキルか!」

レオンが思い出したように言うと、


「ハーベルは、とことんチートだね」

クラリッサがあきれ顔で呟いた。


「これで快適に踏破できるぞ!」

「オーーー!」

また、異常なハイテンションに戻ってしまった。


「男の子ってまったく••••」

「はあーーー!」


砂漠ではでかい魔物がバンバン出てくる。


「うおーーーー!」

ハーベルは、大きな雄叫びをあげながら爆走して、【FeatherEagle-HC01】で撃ちまくっていた。


「琥珀たちも出してあげよ!」

「エマージ•スピリット!No.1 No.9」


「琥珀、影!よろしく!」

「ブヲーーー!」

「ウォン!」


「フィエッタって召喚扱いじゃないみたいだね?」

「ええ、私は実体として存在しているから、数には入らないわよ!」


「琥珀、影!魔物が出たら好きに狩っていいからな!」

「ブヲーーー!」

「ウォン!ウォン!」


第六章のボスは、エターナルラースという巨大なミイラの魔物だった。


「ミイラか俺に任せてよ!」

ハーベルがそう言って、


琥珀と一緒に構えを取ると、

琥珀は「黒炎拳!」を放ち、

ハーベルは、

「エボンファイア•ヴェノミスト!」

を放った。


先に琥珀の黒炎拳で炎に包まれたが、

エターナルラースは、表面の包帯を脱ぎ捨て本体のミイラが姿を表した。


周りに骸骨戦士を無数に召喚して襲いかかってきたが、ハーベルの放った小さな黒紫色のボールが骸骨戦士とエターナルラースの上で止まると急激に大きくなり、すべてを包み込んでドロドロに溶かしてしまった。


「なんだあの攻撃•••」

「ちょっと、グロいな!」

クラリッサが吐いてしまった。


「やりすぎちゃったか•••」

「ブヲーーー!」

琥珀は雄叫びをあげていた。


「まあ、倒したからいいってことで、次々!」

レオンは淡々として先を急いだ。



第七章 迷宮名

「天空直下」1階

 ~“Just below the sky”~



「今度は、空ーーーーー!」

「よっしゃ!」


「ここは、ひたすら降りていくだけみたいだから楽そうだね!」

「ヒャッホーーー!」


みんなで踏破率を確認しながら降りていった。


「もう、ラスボスか?」

「ええと、エーテリオンか!」


エーテリオンは、鳥型のロボットでミサイルで攻撃してくるようだった。


「これ、下に地面があるみたいだよ!」

「本当だ!」


「偽物の空か!」

「今度は誰が行く?」


「うんじゃ、私が行くよ!」

クラリッサが颯爽と

【EclipseRay-KC99】を構えた。


「オブシディアン•レーザー•ミスフォータス!」

「グレイシャル•ウォール•ラックシャード」


素早く詠唱すると、ミサイルはすべて分厚い氷の壁で自動で防ぎつつ、漆黒のレーザーが高速で移動するエーテリオンを追尾して攻撃していた。


「クラリッサ、やるな!」

レオンが感心しながら腕組みをしていた。


「よっし、終了!」

クラリッサは手をパタパタとはたいて見せた。


「みんな、スゴすぎる•••」

ネルが少し気後れしているようだった。



第八章 迷宮名

「豪雪地獄」1階    

 ~“Snowy region”~



「今度は、寒い?•••いや、スカイバイクのお陰で全然寒くないや!」

「なんか不思議!」


「外はあんなに吹雪いてるのにね?」

「快適ーーー!」


「ここも砂漠同様、ひたすら走り回るぞ!」

「オーーー!」


「まだまだ、男どもは元気だな•••」

「みたいね•••」

女子二人は少し疲れていた。


「今度はエバーラスティングブリザードだって!」


最終階には吹雪をまとった氷の狼が現れた。


「さあ、最後はネルよろしく!」

レオンがネルの背中をそっと押した。


「ええ、私ですか•••」

ネルは少し怯えた様子だった。


「ネル!大丈夫だよ。みんなも付いてるし!」

ハーベルが優しく声をかけてくれた。


「うん!」

「フォレスト•チャーム•ジェンティリス!」


ネルが呪文を唱えると、氷だらけの洞窟が一瞬で森のように緑で鬱蒼うっそうと覆われた。


「サンドストーム•セヴェルス!」

続けて唱えると、


今度は一瞬ですべてが砂と化し、エバーラスティングブリザードは何もできずに蟻地獄のように砂の中へと埋もれて行った。


「ネルもやるな!」

レオンはまた腕組みをしながらうなずいていた。


「ネル!やったね!」

ハーベルが近付いてハイタッチをした。


「ああ、ドキドキした!」

ネルもやっと安心した様子だった。


次回 悪魔の契約へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ