表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン3 【四神獣伝説編】 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/172

雪辱戦へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!


次の日、約束の場所へやって来ると、


「おお、よく怖じ気づかずに来たな」

「そっちこそ!」


「じゃあ、早速殺るかね?」

「ああ、いいとも!」


ガルシアが首をゴキゴキ鳴らしながら準備運動をしている。


「プシュケ•スタミナ!」

ガルシアの顔が悪魔のように変貌して笑いながら襲いかかって来た。


レオンはすかさず

「ルミナス•シャドウ!」

能力を解放した。


「シャドウ•シフト!」

ガルシアの初手をすんなり交わすが、そのままの勢いでどんどん攻めてくる。


「プシュケ•ムーンリット•スランバー!」

すれ違いざまにレオンの耳元で呟くように唱えた。


「うっ!」

レオンは少しクラっとしたが、そのまま体制を持ち直した。


「おや?」

ガルシアが少し不思議そうに小首をかしげたが、構わず攻撃を続けた。


レオンがすべての攻撃を交わすと、

「そんなもんか?ガルシア!」


ガルシアがニヤリと笑うと、

「ハイエンパワーメント•スタミナ!」

身体が以前よりもさらに5倍くらいに大きく膨れ上がった。


「完全に、化物だな!」

喉がなるほどの唾を飲み込むと、

レオンの額に汗が流れ落ちた。


「シャドウ•ミラージュ!」

5人のレオンが現れると、


レオンたちがガルシアを取り囲む、

「シャドウフレイム•アポカリプス!」


漆黒の炎が渦をなってガルシアを飲み込んだ。


「はっ!」

ガルシアは化物じみた身体に魔力を循環させて気合いだけで炎をかき消してしまった。


「はあ?とことん化物だな•••」


ガルシアが身体の前で手をクロスすると、

「奥義!雷拳嵐舞らいけんらんぶ!」


ガルシアの拳が雷撃をまとったように神秘的な光を放ったかと思うと一瞬でレオンの分身は消し飛んでいた。


レオン本体はかろうじて攻撃から逃れていた。


「今のは、ヤバかった!」


「何が起こったの?」

ネルが不思議そうにたずねる、

「全く見えなかった•••」

ハーベルたちも何が起こったか全く分からなかった。


レオンは唱えた。

「シャドウ•ホワールウィンド•ピラー!」


ガルシアが、猛烈な風の渦に巻き込まれ、渦は塔のようにそびえ立っていた。


中央にいるレオンが、真上に手をかざすと、


「ガルシア!死ね!」

「ルミナス•インフェルノ•レイ!」

一直線に超高温の神々しい光線が天空へと放たれた。


ガルシアは空中で体制を建て直すと拳に魔力を集中させて、

極光波きょっこうは!」

レオン目掛けて巨大で強烈な光の球が放たれた。


二人の中央付近で凄まじい音を立てて光があらゆる方向へ飛び散った。


「くそ!」


ガルシアがクルクル回転しながら着地した。


「ハハハ!やるね!」

ガルシアは嬉しそうに笑いながら掌を拳で叩いていた。


「楽しくなってきたな!」

ガルシアがそう言って襲いかかろうとした時、


「ピロピロ、ピロピロ•••!」

着信音のような音が響き渡った。


「はあ?いいとこなのに?」

ガルシアが動きを止めてお尻のポケットからスマホを取り出した。


「はい!」

大きな声でスマホに出ると、


「ああ、はい•••はい、はい•••分かりました•••」

どんどん声が小さくなり、身体も縮んでしまった。


「ああ、悪いが急用だ!」

「なんだと?」


「まあ、そう言うことだから直ぐに行かなくてはならない!」

「ふざけるな!」


「私も本意ではない•••だがこれは決定事項だ!」

「何が決定だ!」


「ああ、それとフィギュアももう必要なくなった。これは置いていくから後は好きにするといい!」

ガルシアは、そう言ってすべてのフィギュアをその場にバラ蒔いた。


「じゃあ、私は行く!惜しいが•••」

「はあ?」


「しばらく、会えないだろう•••」

「なに言ってる?」


「次会えたら、殺りあおう!」

「会えたら?」


「さらばだ!リタイア!」

ガルシアはそう言ってリタイアしてしまった。


「くそ、逃げるな!」

レオンは悔しそうに地面を叩いた。


「レオン、とりあえずフィギュアを回収しよう」

「ああ、そうだったな•••」


みんなでとりあえずフィギュアを回収してハーベルのケースへ移動させた。


「いったい、どうしたんだろう?」

「あの様子だと、かなり切羽詰まった感じだったね?」

ハーベルが少し心配そうに言うと、


「まあ、今度会ったら必ず殺す!」

「レオン•••」

クラリッサが心配そうに呟いた。


シーズン4 【表裏の書誕生編】

次回 宣戦布告へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ