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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン3 【四神獣伝説編】 

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タイマンバトルへようこそ!


レオンが喜びの表情を浮かべて、

「ルミナス•シャドウ!」

と叫んだ!


「レオンの属性値が一気に上昇した気がする。なるほど••••」


「ハーベル、気づいたようだな!通常の魔法攻撃では全く歯が立たないからな!」


「了解!」


先手はレオンが取った。

「シャドウ•ミラージュ!」


「その分身、全く見分けがつかないね•••」

ハーベルがそう言うと、一瞬で構えを決めて、


「雷神拳!」


雷の雨が降り注いだ。


雷は、レオンの分身に直撃して痺れているかのように見えたが、


レオンたちがすかさず、

「シャドウ•ブリザード•スピアーズ!」


漆黒の氷でできた無数の細かい槍が現れあらゆる方向から嵐のようにハーベル目掛けて襲いかかってきた。


「グランド•フォートレス•ヴェノミスト!」

ハーベルは、突き刺さる直前に瞬く間に紫色の土の壁を造りだし自分を覆った。


氷の槍はドロドロに溶けてしまった。


「毒か•••」


「ヴォイド•シフト!」

ハーベルは、レオンの目の前に移動すると、格闘で挑み始めた。


「今度は格闘か!来い!」

「オッス!」


組み手では、レオンの方が一枚も二枚も上手なのでなかなか決着はつかなかった。


「まだまだだな!」

「オッス!はあ、はあ、、、」


「ハーベル、まだまだ行くぞ!」

「来い!」


レオンたちがハーベルを取り囲むと、

「シャドウフレイム•アポカリプス!」


渦巻き状に放たれた漆黒の炎がハーベルの周りを取り囲んで、真っ黒な火柱となった。


「レメディア•グレイシャル•ウォール!」

ハーベルは治癒効果のある氷の壁をせりあげた。


「これならどうだ!」

「シャドウ•ホワールウィンド•ピラー!」


ハーベルは、猛烈な風の渦に巻き込まれ、渦は塔のようにそびえ立っていた。


中央いるレオンが、真上に手をかざすと、


「ルミナス•インフェルノ•レイ!」

一直線に超高温の神々しい光線が天空へと放たれた。


「レメディア•グリーミング•リフレクション!」

ハーベルは身体の真下に光輝く鏡を作り出すと光線をそのまま弾き返した。


「シャドウ•シフト!」

「うわ!あぶね!」


「あれを弾き返すか•••」

レオンは間一髪で光線から逃れた。


「これで終わりか?レオン!」


「いや、シャドウ•アイス•ブロッサム!」

レオンは風の領域でハーベルを閉じ込めると真上に巨大な漆黒の氷のバラが現れハーベルを串刺しにした。


「虚空波!」

ハーベルはバラを一瞬で消し飛ばした。


「くそ!これもダメなのか•••」

「最後だ!メテオ•ストライク•シャドウ!」


レオンが天を仰ぐと、

漆黒の巨大な隕石が落ちてきた。


「ぐをおーーーーー!」

ハーベルは、身体中に魔力を駆け巡らせると、魔力防御を極大まで強化した。


「レメディア•アンチボディ!」

隕石は、ハーベル目掛けて降ってくる!


ハーベルは、両手で隕石を押さえると足がぐぐっと地面にめり込んだ。


「うりゃーーーーーー!」

「レメディア•メテオ•イレイザー!」


隕石は虚空の彼方へ消滅してしまった。


「ハハハ••••!」

「ハーベル、やるな!」


「はあ、はあ、はあ•••」

「レオンこそ、はあ、はあ、、、」


「分かった!降参!」

レオンは両手をあげてハーベルに近づいてきた。


二人は、肘をぶつけて拳を合わせた。


「さすがハーベル、あれをすべて耐えきるとは思わなかった•••」

「レオンもマジだったね•••」


「当たり前だろ、殺す気でやったからな!」

「マジか•••」


「さっきのレメディア•アンチボディ!って耐性強化か?」

「う~ん、ちょっと違うかな•••」


「そうなのか?」

「うん、抗体ってあるだろ?」


「免疫の?」

「そうそう、アンチボディって抗体のことなんだけど今までの攻撃に対する抗体が作られてるんだよ!」


「はあ?抗体が?」

「うん、分かりにくいけど耐性強化というより無効化に近い感じなんだ!」


「なんだそれ!」

「もしかして、僕の同じ攻撃はすべて無効化されるのか?」


「いや同じ攻撃だけじゃなくて、同じ属性攻撃って言った方が正しいかも!」

「うっそ!」


「ってことは、ハーベルにもう魔法攻撃は効かないってこと?」

「ほぼそうなるね•••レオンがあらゆる属性魔法で攻撃しまくったからね•••」


「マジか•••」

「うん、マジ!」


「試しにシャドウ•ブリザード•スピアーズ!を射ってみて!」


「わ、分かった•••」

「シャドウ•ブリザード•スピアーズ!」


ハーベルは突っ立ったままで漆黒の槍の吹雪に飲み込まれた。


「おい、防御もしないで大丈夫か?」


吹雪がおさまるとハーベルは無傷でそのまま目を閉じて立っていた。


「う、マジか•••」

「うん、だからマジ!」


「やっちまった•••無敵にしちゃった」

「へへ!そういうこと•••」


「だから、反撃せずに受けに徹していたのか•••」

「まあ、そう言うことかな•••」


「でも、そうなると回復魔法も効かなくなっちゃうんじゃないのか?」

「いや、そこは選択できるから大丈夫だよ。回復やバフは問題なく受けることができるから!」


「マジ、やられたよ!ハーベルはやっぱりすごいわ!」

「いや、レオンの攻撃も正直メチャクチャ強いけどね•••」


「すべて凌いでおいてよく言うよ•••」

「サンキュー!」


二人は、肘をぶつけて手をバシッと叩いた。




58* 姫の牢獄へようこそ!

次回 姫の牢獄へようこそ!

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