秘密作戦へようこそ!
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「ソブリン、チャンクスが殺られました」
「まあ、使える奴だったが•••それまでの男だったまでのこと」
「それはそうとリナ、秘密は分かったか?」
「•••は、はい、どうも宝玉だけでは儀式はできないようで、対となる神器と言うものが必要なようです」
「神器か、でかした。それでその情報を知るものは何人いる?」
「私を含めて5人です」
「即刻その4名を始末せよ!」
「はい、ですが私一人では手に負えません•••」
「いや、お前一人で行くのだ!他の者にこの事を知らせることは許さん!」
「はい、了解しました」
「失敗したら、分かっているだろうな?」
「はい•••」
「4人が他の者に知らせる前に殺せ!」
「はは!」
リナは早速、あの村へ向かった。
「とは言ったものの、一人では勝てないしどうしたものか、行っても死ぬ、行かなくても死ぬ•••」
「一人ずつ殺るか?それも厳しいか•••いっそのことこのまま逃げるか?•••寝返るか?•••」
リナ ♀
リバースサーフェス
歓喜と憤怒(感情)
(Euphorion/Wrathion)
「ユーフォリオン•レイシオン」
魔法属性は、闇、水、炎属性
元の職業は、漫画家
「やあ、リナ任務か?」
「ええ、マルス」
マルス ♂
リバースサーフェス
勝利と敗北(現象)
(Victorae/Defeatus)
「ヴィクトラエ•ディヒュータス」
魔法属性は、闇、風、土属性
元の職業は、兵士
「どうした?浮かない顔だな?」
「ええ、あ、あの•••いえ、なんでもないわ•••」
「ちょっと急ぎの任務なの!」
「分かった、気を付けてな!」
「何かあったら俺に相談しろよ!」
「ええ••」
リナは、足早にその場を離れた。
「相談できたらどれだけ救われるか•••あなたを巻き込みたくないの•••ごめんなさい、マルス•••」
その頃、クラリッサがなかなか村を離れることができず、ハーベルたちはまだ村にとどまっていた。
「さあ、もうそろそろ帰ろうか?クラリッサ!」
「うん•••」
「ちょっと、待って!」
「お前は?」
「なんで戻ってきた?」
「私はリナというの、虫のいい話だけど私の話を聞いて欲しい•••」
「また、なんか企んでるだろ?」
「いえ、違います」
「あれ•••」
「ハーベルどうした?」
「君、今何か力を使っている?」
「やっぱり、罠か?」
「いえ、私のリバースサーフェスは、歓喜と憤怒なのよ、だから自動で相手の感情をコントロールしてしまうの•••」
「自動で?自分でコントロールできないのか?」
「ある程度はできるけど、まだ完全ではないのよ•••」
「さっきあったときは、凄く嫌な感じがしたのに、今は何も感じない」
「それは、ハーベルの能力のせい?」
「よく分からない•••」
「とりあえず、話をしてもいい?」
「話くらい聞いてあげましょうよ」
ネルが優しい口調で言った。
「しょうがないネルに免じて話くらいはきいてやる•••」
レオンは渋々受け入れた。
「ありがとう私はリナ•••」
リナの話によると、
Moonhaven: (ムーンヘブン)
ソーサリーエレメント:風属性
王様は、メルキド
リバースサーフェス
天と地(自然)
(Heavenlight / Abyssalix)
「ヘブンライト•アビサリクス」
魔法属性は、光、闇、炎属性
元の職業は、科学者
メルキドの表裏能力は、相手を屈服させる能力で天国と地獄を見せられると、言うことを聞かざるを得なくなる。
そして、チャンクスを殺られた報告をした結果、自分が追い込まれてしまったことを伝えた。
「そこで提案なんだが、私を仲間にしてくれない!」
「はあ?」
「今の話を聞いて、ハイそうですかとはならないだろ?」
「そうね•••」
「私もそう思う」
「第一、まだメルキドの支配下にあるんじゃないのか?」
「いいえ、私は感情をコントロールできるから、その振りをしていただけで支配下には入っていなかったの•••」
「ううん、いまいち信用できない」
「そうだな、何か証明できるものはあるのか?」
「それはないわ•••」
「じゃあ、この話はなかったことに•••」
「待って、ここで放り出されたら間違いなく殺される、頼れるのはあなたたちだけなの!」
「どうする?」
「僕は反対だが!ハーベルが決めてくれればいいよ!」
「俺は、信じてもいい気がする」
「私はハーベルに賛成よ」
「まあ、そう言うなら•••」
「分かったよ」
レオンはまだ疑いの目で見ているようだった。
「ありがとう!」
「リナのリバースサーフェスは?」
リナ ♀
リバースサーフェス
歓喜と憤怒(感情)
(Euphorion/Wrathion)
「ユーフォリオン•レイシオン」
魔法属性は、闇、水、炎属性
元の職業は、漫画家
「なるほど、俺たちの能力はおいおい教えるよ」
「それでいいわ、ありがとう」
「おい、いくらハーベルでも完全に信用してる訳じゃないよな?」
「まあ、そうだね。少し様子を見ようかと思う」
「分かった、でも少しでも変な動きを見せたら、分かってるな?」
「ああ•••」
「リナさん、私はネルです。こちらはクラリッサよ」
「よろしく、クラリッサ」
「ああ、よろしくな!」
「メルキド様」
「リナが寝返りましたか!」
「はい、潜入成功したようですね」
「さて、どうなりますか?」
メルキドは、イスに座ってパソコンの画面を見ながらそう答えた。
ムーンヘブンは、国の中央に高層ビルが建っており科学実験施設のような造りになっていた。
そこでは、科学者や技術者が数百人ほど働いており、それを守る兵士も数百人レベルで雇われていた。
メルキドは元科学者で、サーフェスレルムでは科学会社を経営していてCEOに就任しているが、
リバースレルムでは、元の世界で兵器の開発に携わっていたこともあって、ここでも魔導兵器の開発に勤しんでいた。
次回 女子会へようこそ!
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頑張って続きを書いちゃいます!




