逆恨みの世界へようこそ!
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その頃ハーベルたちは、
「俺、今度の休みにクラリッサの故郷の村へ行ってみようと思うんだ!」
「なぜ?」
「まだ【朱雀】を手に入れるには時間が掛かりそうだから、【青龍】についても調べておこうと思って•••」
「なるほど、じゃあ僕も行くよ!」
「もちろん、私たちも行くわ!」
「うん」
「ありがとう!」
「当たり前でしょ!」
「ここが、クラリッサの村か•••」
村は、ボロボロで真っ黒に焦げた家の残骸だけが転がっていた。
「クラリッサ、辛かったらいいんだよ?」
「いや、大丈夫!」
クラリッサは、うっすら涙を滲ませた。
「宝玉はどこにあったの?」
「村長の家の近くの祠に祀られていたわ」
「とりあえず、そこからかな?」
「行ってみよう!」
「ここね!」
「ああ」
クラリッサは、とても辛そうにうつ向いていた。
「祠には、特に何も残っていないようだな•••」
「ちょっと待って!」
「ここに、何か書いてある!」
「【青龍】を求めし者、対となる神器を携え、天空の塔へ赴き、頂点を目指せ!」
「どう言うことだろ?」
「もしかして、宝玉だけでは青龍は呼び出せないのかも•••」
「なるほど、神器って言うのが必要なのかもね!」
「そう言うことか•••」
「対となる神器ってことは、宝玉それぞれにあるってことか•••」
「神器ってなんなんだろ?」
「クラリッサ、こころあたりはない?」
クラリッサは、うつ向いて考え込んでしまった。
「どっかで聞いたことある気がするけど、思い出せない•••」
「おっと、それは困るな!」
「チャンクス!」
「なんで、お前がここに!」
「監獄に居るんじゃないのか?」
チャンクスが、リフトから顔を出して話しかけてきた。
「まあ、その話は後からゆっくり聞くとしよう•••その前に、お前だ!
レオン!絶対に許さないからな!」
「はあ?お前だれだっけ?」
「殺す!」
「チャンクス!今は、私闘は避けろ!」
一緒に着いてきていたリナがそう言うと、
「うるせい!俺に指図するな!お前も殺すぞ!」
「こっちが先じゃねえのか?」
レオンが挑発する。
チャンクスの顔が怒りで歪むと、
「てめえーーー死ねや!」
レオンにつかみ掛かろうとすると、
「リバース!」
レオンは、リフトを空けて移動した。
レオンが、顔を出して指で来るように合図した。
「くそが!」
「リバース!」
チャンクスも、リバースレルムへ移動した。
「おい、レオン!」
「おっと、あんたたちは私が相手だよ!」
リナが制止するような仕草をして止めた。
「チャンクス!お前もしつこいな!」
「余裕こいて居られるのも今だけだからな!」
「うら、死ねや!」
「バースト•チル!」
チャンクス ♂
リバースサーフェス
灼熱と極寒(現象)
(Burst / Chill)
「バースト•チル」
魔法属性は、炎、水、闇属性
元の職業は、ケンカ屋
「バースト•ゲイルツイスター!」
「バカの一つ覚えか!」
「ルミナス•シャドウ!」
「お前も、デュアルなのか!」
「ルミナス•アースシャター•カタストロフ!」
レオン ♂
リバースサーフェス
光と闇(自然)
(Luminous / Shadow)
「ルミナス•シャドウ」
魔法属性は、全属性
元の職業は、アサシン
レオンが、光輝く要塞を一瞬で造り上げると獄炎の竜巻はかき消されてしまった。
「バカな!」
「お前じゃ、力不足だな!」
「じゃあ、こっちから行くぞ!」
「シャドウ•ミラージュ!」
全く見分けのつかない分身が何人も現れた。
「シャドウフレイム•アポカリプス!」
すべてのレオンから、すさまじい勢いの漆黒の炎が渦となってチャンクスを覆った。
チャンクスは、漆黒の渦に飲み込まれてしまった。
「黒焦げか?」
レオンは、炎が消えた跡を確認してみた。
「くっそ、ヤバかった!」
チャンクスは、とっさに身体中を高温にして地面を溶かし穴を空け、その中に入りつつ氷で地面を覆っていた。
「このままやり過ごすか!あいつメチャクチャしやがるな!」
チャンクスは息を潜めていた。
「よっ!かくれんぼか?」
「なんで!」
レオンが、チャンクスの穴に現れると、
「シャドウ•シフト!」
地面の上へ移動すると、チャンクスを放り投げた。
「シャドウ•ホワールウィンド•ピラー!」
チャンクスは、そのまま猛烈な風の渦に巻き込まれ、渦は塔のようにそびえ立っていた。
中央いるレオンが、真上に手をかざすと、
「ルミナス•インフェルノ•レイ!」
一直線に超高温の神々しい光線が天空へと放たれた。
「バカな!この俺様が、こんなクソガ••••••••」
チャンクスは、光線にかき消されてしまった。
「まあ、こんなもんか•••」
「バ、バカな!あのチャンクスが、殺られた?」
リナが、信じられないという顔で動揺している。
「次は、お前か?」
レオンが、リフトから顔を出しながら言い放った。
リナは、大きく唾を飲み込むと、
「いや、さすがに4対1は分が悪い、ここは退散する」
「じゃあ、さっさと行け!」
レオンが、凄みをきかせた。
「レオン、助かったよ•••」
「いや、ハーベルならあのくらい倒せただろ?」
「分からない、なんか得たいの知れない力を感じてたんだ。すごく嫌な感じの力を•••」
「そうなのか?」
次回 秘密作戦へようこそ!
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