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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン3 【四神獣伝説編】 

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因縁の対決へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!


そして、エクリプス•エンクレイヴのリーダーであるマリフィスの待つ廃ビルでは、


「マリフィス、久しぶりだな!」

「アルクか•••」


レオンの父親のアルクが、昔の兄弟弟子であるマリフィスのもとへやって来ていた。


「お前が、サーフェスレルムに現れるのを待っていた」

「お前もしつこい奴だな!」


「ここでお前を止める!」

「お前では無理だな!」


「リバース!」

「リバースサーフェス!」


マリフィスがおもむろに、

「ファクチャル•イリュージョン!」


アルクも、

「トランキル•ヴェロシティ!」


「お前は、絶対にここで食い止めなければならない!」

「息子のためか?」


「お前に関係ない!」

「まあ、死ぬのはお前の方だけどな!」


「トランキル•ロック!」

アルクがマリフィスの動きを止めた。


アルクは、漆黒の短剣

【ダークネスピアッサー】UR

を構えると超高速で移動してマリフィスの手から足へそして首を切りつけた。


すべての切り口から血飛沫が飛び散った。


アルクは短剣をスッと振り抜いて血飛沫を払うと、クルクルっとカッコよくしまった。


「うは!」

アルクが血まみれで倒れこんだ。


「ファンタズマル•イリュージョン!」

すべてはマリフィスの見せた幻覚で、すべての攻撃は自分に向けられていた。


「ぐは!」

アルクが血を吐いた。

「クロノシフト•ヴェロシティ!」

苦しそうに呟くと、


チッ、チッ、チッチチチチチ••••

がすべてが逆再生していくかのように戻っていく。


「ここでお前を止める!」

「お前では無理だな•••」


「くそ、時間魔法か!何てな!」

「はっ?」


「すでに私の非現実世界の中にいるのだよ。アルク!リバースレルムへ来たときからな!時間を操っても無意味だ!」


「サーフェス!」

アルクはサーフェスレルムへ移動しようとしたが、リフトは開かなかった。


「なぜだ!」

「だから、お前はもう死んでいるのだからね!」


「イリュージョン•ディスペル!」


マリフィスが現実世界へ戻すと、アルクが血まみれで倒れていた。


「ふん!手間をかけさせる!」

そう言ってアルクを足蹴あしげにした。


「グランドマスター!」

「おお、ガルシアか!」


「【白虎】です!」

「でかした!」


「トリガーが死にました。フウマも怪我をおっています」

「目的は果たした。皆に撤退を伝えてくれ!」

「承知しました!」


その後、ガルシアを追って来たレオンがアルクを見つけてしまった。


「ああ、父さん!」

レオンがアルクを抱き上げて、

ハーベルのもとへワープした。


「ハーベル!父さんを助けて!」

「ネル!フェニックスポーションを!」

「はい!」


ネルが素早くアルクにポーションを飲ませてあげると、


まるで何もなかったかのように綺麗に傷が治っていった。


「ああ、父さん、父さん!」

レオンが泣きじゃくっている。


「ああ、レオン!」

「父さん、生きてて良かった•••」

レオンの涙は止まらなかった。


しかし、アルクの状態は一見元通りに見えるが、魔力は一切使えなくなってしまっていた。


「レオン!ハーベルくん!ありがとう!」

「父さん•••」


「命があるだけでもありがたいと思うよ!」

「うう•••」


アルクは魔法使いとしてもデュアルとしても再起不能になってしまった。


「くそ!ガルシアの奴絶対に許さない!」

「マリフィスがやったんだろ?」


「ああ、もちろんマリフィスも倒す」

レオンは血がにじむほど手を握りしめていた。

「でも、ガルシアが一番許せない!」


レオンは復讐心に囚われてしまっていた。


次回 指輪の世界へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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