エクリプス•エンクレイヴへようこそ！
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国立博物館のある都市のとある場所、
「ソブリン！」
「バカ！外ではグランドマスターだろうが！」
「ああ、グランドマスター！いよいよ明日ですね！」
「全員揃ったか？」
「いえ、まだガルシアが来ていないようです」
「チッ、またアイツか！いつもいつも遅刻しやがって•••」
「まあ、先に始めよう！」
そこは、廃ビルの中にある会議室のような場所だった。
「ガルシアの奴いい気になりやがって！」
「誰が、いい気になってるって！」
「ああ、ガルシア！遅かったな•••」
「全員揃ったな！」
エクリプス•エンクレイヴのリーダー
マリフィス
リバースサーフェス
現実と非現実（現象）
（Factual / Illusion）
「ファクチャル•イリュージョン」
魔法属性は、光、闇、炎、土属性
元の職業は、精神科医
ガルシア
リバースサーフェス
精神と肉体（自然）
（Psyche / Stamina）
「プシュケ•スタミナ」
魔法属性は、光、風、炎属性
元の職業は格闘家
アルカ
リバースサーフェス
愛情と憎悪（感情）
（Lovient / Contempt）
「ラヴィエント•コンテンプト」
魔法属性は、光、闇、水属性
元の職業は、女子高生
トリガー
リバースサーフェス
富強と貧弱（存在）
（Mightius /Nebulous）
「マイティウス•ネビュラス」
魔法属性は、闇、炎、風属性
元の職業は、軍人
フウマ
リバースサーフェス
暁と黄昏（自然）
（Daybreak /Twilightus）
「デイブレイク•トワイライタス」
魔法属性は、光、闇、風属性
元の職業は、忍者
タオ
リバースサーフェス
黄と青紫（存在）
（Amber /Amethyst）
「アンバー•アメジスト」
魔法属性は、土、水、闇属性
元の職業は、農家
「今回のターゲットは【白虎】だ！」
「あんなの強行で奪っちゃえば一瞬でしょ？」
「いや、そう一筋縄では行かないようだ！」
「ああ、一つは展示されるまでどこに保管されているかが完全に秘密とされているため、実際に展示されるまで手が出せないということ」
「もう一つは、どこぞの探偵会社とやらが、魔法使いを送り込んで来るらしいぜ！」
アイツら来るかな？
ガルシアが、不気味な笑みを浮かべた。
「あんな予告状を送りつけるからですよ•••」
「いや、予告状は必須事項だ！」
「はい！そのポリシーだけは曲げられないんですよね•••わかってます•••」
「フウマ、偵察の報告と作戦を！」
「承知したでござる！」
「見取り図はみての通り、実際の展示場所も大方ここで間違いないでござる。展示されるのはたったの1時間だけでござる」
フウマは、壁に見取り図を表示しながら説明を始めた。
「グランドマスターは、この場で待機をお願いします」
「我とトリガー殿が展示開始のセレモニーと共に正面から乗り込みます」
「アルカ殿とタオ殿はバックアップとサポートをよろしく頼むでござる！」
「ガルシア殿は、まだ顔バレは不味いので裏口の警備の排除をして逃走ルートの確保をお願いするでござる」
「警察は大したことないので蹴散らせば終わりだが、問題は魔法使いどもだな！」
「まあ、私たちなら大した苦労もなしで遂行可能だろうがな！」
ガルシアが自信ありげに言った。
「まあ、奪取してグランドマスターのところまでたどり着けば、私たちの勝ちだけどね！」
タオも自信満々でいい放った。
「ガルシア、PSWの方はどうだ？」
「ちょっと、面白そうな奴らは見つけたけど、まだまだヒヨっこだね！」
「そうか、準備を怠るなよ！
こんな機会は滅多にない、失敗は許されない！」
「イエス！グランドマスター！」
【エクリプス•エンクレイヴ】の目的は、クラリッサの住んでいた村に伝わる【四神獣伝説】に纏わるもので、【朱雀】【白虎】【青龍】【玄武】のすべての宝玉を集めると、それぞれの神獣を従わせることができ、すべての事柄の始まりと終わりを司る力を手にすることができる。
つまり、この世のすべてを手にする。
と言うものだった。
ただ、詳細なことは何も分かっておらず、まずは4つの宝玉を揃えることを目的としている。
ちなみに、【青龍】はクラリッサの村から強奪しているので、すでに
【エクリプス•エンクレイヴ】が所持している。
【朱雀】は、千年迷宮にあるのでガルシアが攻略を進めている。
【玄武】は、PSWの幹部であるルミオが、以前、真千年迷宮を完全踏破した時に手に入れて保管しているが、まだその事実には気がついていなかった。
そして、決戦前夜は静かに更けていった。
次回 決戦前夜へようこそ！
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頑張って続きを書いちゃいます！
