父と子の世界へようこそ!
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その頃、レオンは自宅へ戻っていた。
レオン ♂
リバースサーフェス
光と闇(自然)
(Luminous / Shadow)
「ルミナス•シャドウ」
魔法属性は、全属性
元の職業は、アサシン
魔力:310,000
属性数値:(最大値:75)
光 10(+5) 土 9 水 10 闇 10 (+10)風 10 炎 9
「6時の【自然】ってことは、表だと闇で裏だと光が優位属性か!」
「あれ?闇の属性値に補正値が+10で光が+5されてるみたいだ!」
レオンの表裏能力は、サーフェスレルムでは闇属性が補正されて最大20まで光属性が最大15まで上昇し、リバースレルムでは逆となる。
「すでに、闇は20MAXまで行ってるってことか!単純に魔法の力が強化されているみたいだな!光の15も地味に助かる」
「まさかこれだけじゃないよな?」
レオンの住んでいる屋敷は、代々魔法のスペシャリストを排出している家系のため、魔法の訓練に最適な環境が整えられていた。
訓練場へ向かうと、
「ああ、父さん!」
「レオン、久しぶりだな!たまには訓練に付き合わないか?」
「はい!手合わせお願いします!」
アルク ♂(レオンの父親)
リバースサーフェス
静止と運動(法則)
(Tranquil/ Velocity)
「トランキル•ヴェロシティ」
魔法属性は、全属性
元の職業は、殺し屋
魔力:570,000
属性数値:(最大値:60)
光 10 土 10 水 10 闇 10 風 10 炎 10
父さんなら、よっぽどの攻撃をしても大丈夫だから遠慮なく修行ができそうだな!
「なかなかいい面構えになったな!」
アルクは、均整のとれた肉体を持ち魔法のスペシャリストであることは当然だが、格闘家としてもかなりの実力者だった。
「どこからでもかかって来なさい!」
「はい!」
レオンは構えるとすかさず、
「アビサル•ブレイズ!」
「うん?初期魔法?」
レオンの目の前に一瞬で巨大な黒炎の球が現れるとアルク目掛けて飛んでいった。
「はあ!」
アルクは気合いだけで吹き飛ばした。
「なるほど、表裏能力を身につけたようだな!」
「なぜそれを?」
「今のを見れば予想がつく!」
「父さんも、デュアルなのですか?」
「ああ」
「私はマスターではないから、お前を覚醒させることはできなかった。
いい師に出会ったようだな!」
「はい!父さん」
「さあ、存分に撃ってこい!」
「分かりました!」
「ロッキー•エンクロージャー!」
「オーロラアイス•ジャベリン!」
レオンは岩でアルクを囲むとすぐさま無数の氷の槍で周りを覆った。
アルクが岩を破壊した瞬間、無数の槍が襲いかかる。
アルクは、身体の周りを炎の魔力で覆うと氷の槍は届く前に消えてしまった。
「シャドウ•ミラージュ!」
レオンは全く見分けのつかない分身をいくつも作ると、アルクの周りを囲んでいた。
「シャドウフレイム•アポカリプス!」
すべてのレオンから黒炎の最大魔法が放たれた。
漆黒の炎が強大な渦となってアルクを飲み混んでいった。
「父さん!」
「クロノ•トランキル!」
チッ、チッ、チッ••••••
時計の針が完全に止まってすべての時間が止まった。
「ヴォイド•シフト!」
アルクが外へ移動した瞬間、漆黒の炎はすべてを焼き付くしていた。
「父さーーん!」
「なんだ、レオン心配したか?」
アルクがレオンの肩を後ろから優しく叩いた。
「ああ、なんで外に?」
「ハハハ!」
「これが、私のリバースサーフェスのトランキル•ヴェロシティだ!」
「ええ、人に明かしていいのですか?」
「ああ、構わんよ!」
「でも、師匠が明かさないようにって!」
「やはり、いい師に恵まれたようだな!」
「リバースサーフェスは、通常は他人に明かすことはない。
よっぽどの信頼のおける相手かもう二度と会うことのない相手にのみ明かすのが通例だ!」
「つまり殺す相手ってことですね?」
「まあ、そうなるな!」
「さらに、リバースサーフェスを相手に曝すと、リミッターが外れるんだよ」
「リミッター?」
「そうだな、二段階目の能力解放といった感じかな?」
「二段階目の•••」
「今の戦闘を見ると、レオンのリバースサーフェスは光と闇、つまりルミナス•シャドウと言ったところか?」
「なんで分かるのですか?」
「まあ、ここは経験の差としか言えないが、これでレオンのリバースサーフェスも私に曝された訳だが、ステータスを確認してみなさい!」
レオン ♂
リバースサーフェス
光と闇(自然)
(Luminous / Shadow)
「ルミナス•シャドウ」
魔法属性は、全属性
元の職業は、アサシン
魔力:310,000
属性数値:(最大値:75 解放時90)
光 10(+10) 土 9 水 10
闇 10(+20)風 10 炎 9
「本当だ!さらに倍になってる•••」
「レオンの能力のように数値で見れると分かりやすくていいな!」
「レオン、これをどう交わす?」
「トランキル•ロック!」
アルクがレオンの動きを完全に封じ込めて、巨大な拳を振り上げた。
「シャドウ•シフト!」
レオンは心のなかで叫んだ!
アルクの拳がレオンに届く瞬間、レオンは瞬間移動で何とか避けることができた。
「急になにするんですか?」
「ああ、すまない!」
「今ので分かるように、表裏能力は表裏能力でしか対応できないようになっている。つまり、表裏能力者が一般人に負けることはまずないと言うことだ」
「だからこそ表裏能力者は、心して能力を使わなければならないんだ!」
「分かりました。父さん」
「あと、さっきの戦い方だとまだ気がついてないようだが、ルミナス•シャドウだからと言って、光と闇だけが強くなっている訳ではない。
通常の合成魔法以外に例えば、闇氷魔法や光氷魔法のように新しい属性魔法を使用できるのが、この属性系のリバースサーフェスの醍醐味だ。
特に光と闇はすべての属性の元となる属性故に無数の属性の創造が可能となるだろう!」
「そうだったのですね、気がつきませんでした。ありがとうございます」
「よく頑張ったな!レオン!」
「はい!父さん」
「この調子で精進しろよ!」
「分かりました!」
レオンは深々と頭を下げた。
アルクは満足そうに訓練場を後にしたのだった。
次回 創薬実験の世界へようこそ!
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頑張って続きを書いちゃいます!




