クラリッサの世界へようこそ!
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「エクリプス•エンクレイヴを潰してやる!」
クラリッサは心に強く刻み付けると、復讐に燃えていた。
クラリッサの住んでいた村には、むかしからの言い伝えで【四神獣伝説】というものがある。
村には【青龍】の宝玉が祀られていたが、エクリプス•エンクレイヴという盗賊集団が村を襲い、宝玉を奪ったあげく村に火をつけてすべてを焼き払ってしまった。
クラリッサは幸い用事があって他の村へ出掛けていたため助かったが、両親と弟は亡くなってしまった。
それ以来クラリッサは復讐のことだけを考えて暮らしていた。
ある日、精神を病んでしまったクラリッサが通院していた病院で、こちらの世界でも看護師をしていたネルと出会って師匠の元へとやって来た。
そこで魔法と表裏能力の事を教えて貰い一緒に修行することになったのだった。
クラリッサ ♀
リバースサーフェス
幸運と悪運(法則)
(Luckshard / Misfortus)
「ラックシャード•ミスフォータス」
魔法属性は、闇、炎、水属性
元の職業は、占い師
魔力:73,000
属性数値:(最大値:45)
光 3 土 2 水 8 闇 10 風 4 炎 10
「ラックシャード•ミスフォータスか
どんな能力かいろいろ調べて見ないとな!」
「4時の【法則】に相性がいいのは、サーフェスレルムでは水で、リバースレルムでは炎のようだな!」
六芒星の
0時【存在】
10時【感情】 2時【時間】
8時【現象】 4時【法則】
6時【自然】
を表して、クラスと呼ばれている。
同時に六芒星は魔法属性も示していて
0時【光】
10時【炎】 2時【土】
8時【風】 4時【水】
6時【闇】
となっている。
ただし、リバースレルムでは属性が全て逆になっているため、
0時【闇】
10時【水】 2時【風】
8時【土】 4時【炎】
6時【光】
となる。
「闇と水だと毒素か、銃で黒炎•毒薬•氷を撃ち出すくらいかな?」
「守りは氷メインかな?」
「とりあえず移動して試してみるか」
「リバース!」
シャキーン!
シュッと手を動かしてリフトを開けた。
「ここが私のリバースレルムか!」
クラリッサが【EclipseRay-KC99】を構えてその辺の魔物に銃弾を撃ち放った。
「オブシディアン•レーザー•ミスフォータス!」
黒炎の弾丸がレーザーのように長細くなって魔物目掛けて飛んでいったが、魔物は素早く回避した。
「くそ!外した!」
と思った瞬間、弾丸がすごい勢いで向きを変えて魔物に命中した。
「はあ?今の完全に外れてたよね?」
クラリッサはもう一度別の魔物に、今度はわざと外して撃ってみた。
「オブシディアン•レーザー•ミスフォータス!」
弾丸はあり得ない動きで魔物に命中した。
「なんだこれ!もしかして表裏能力って物理法則とかも完全に無視して働く力なのかも!」
「これは、チートだわ!」
クラリッサはいろいろ試してみたが、頭のなかで目標が認識できていれば、無詠唱でもどんな明後日の方向へ撃ち出しても100発100中だった。
「これはヤバイ能力だ!」
「ミスフォータスが100%当たるってことは、ラックシャードの方は100%防御できるのかも!」
魔物を威嚇してわざと攻撃を受けてみた。
「グレイシャル•ウォール•ラックシャード」
すべての攻撃を氷の壁が自動的に反応して防いでいる感じだった。
「マジか、あり得ない状況だな!」
ただ、一つ問題があった。
魔力の消費量が半端じゃない!
一度発動すると攻撃が収まるまでずっと防御し続けるためドンドン魔力を使い続けることになる。
「なるほど、早めに攻撃に転じないとこっちの魔力が先に無くなるな!」
「これって、無敵じゃね!」
クラリッサは、絶対防御と命中率100%の攻撃を使えるようになった。
「問題は、魔力量か!ハーベルがずっとネザースピリットを召喚しててすごい魔力量に成っていたな•••」
「やっぱり、ダンジョン行くしかなさそうだな!」
次回 父と子の世界へようこそ!
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