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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン2 【リバースサーフェス覚醒編】 

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リバースサーフェスの世界へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!


「みんなお疲れ様!」

リーフィア師匠が出迎えてくれた。


「とりあえず、みんなの今のステータスを確認するわね!」


ネル ♀

リバースサーフェス

##と##(感情)

(###### / ######)

「##########•####」

魔法属性は、光、土、風属性

元の職業は、看護師

魔力:57,000

属性数値:(最大値:45)

光 10 土 9 水 4 闇 2 風 10 炎 3


クラリッサ ♀

リバースサーフェス

##と##(法則)

(#########/ ######)

「#########•########」

魔法属性は、闇、炎、水属性

元の職業は、占い師

魔力:73,000

属性数値:(最大値:45)

光 3 土 2 水 8 闇 10 風 4 炎 10


ハーベル ♂

リバースサーフェス

##と##(存在)

(###### / #########)

「######•########」

魔法属性は、無属性

元の職業は、薬剤師

魔力:325,000

属性数値:(最大値:48)

光 8 土8 水 8 闇 8 風 8 炎 8


レオン ♂ 

リバースサーフェス

#と#(自然)

(######## / #####)

「######•#####」

魔法属性は、全属性

元の職業は、アサシン

魔力:310,000

属性数値:(最大値:60)

光 10 土 9 水 10 闇 10 風 10 炎 9


「あら、あら、みんな大変なことになってるわね•••」


「ハーベルとレオンはほぼ上限まで行っちゃってるわね•••」


「どんな修行してきたの?」

ハーベルはネザースピリットとことを、ネルとクラリッサは二人にしごかれたことを楽しそうに話していた。


もうこれ以上学べることないんじゃ•••


レオンは少しつまらなくなってきていた。


「早速、リバースレルムへ行くわよ」

「リバースサーフェス!」


シュピーン


師匠がリフトを開いた。


みんなが移動すると素早くリフトを閉じた。


「では、表裏能力について詳しく説明するわね!」


みんなは真剣な顔つきになった。


「以前に説明したように、

【六芒の試練】を受けることによって自分の表裏能力を知ることができる」


「この秘薬によって臨死体験を通して以前の自分と対話し完全にこちらの世界で一人の人間となる」


「その最後に以前の自分から表裏能力の名前を教えてもらうことができれば、リバースサーフェスを発動することができるようになる」


「危険を伴うから受けるかどうかは自己責任でお願いします!あと、48時間以内に目覚めないとそのまま死んでしまうから注意してね!」

「分かりました」


「じゃあ、誰から行く?」

「私からお願いします!」


予想を裏切りネルが始めに名乗りをあげた。


僕は、危険を犯さない。

絶対に最後に受ける。

何かおかしなことがあれば受けない。


「ネル、目をつぶって!」

ネルが横になってゆっくり目を閉じた。


「これを1錠飲んでね!」

師匠が口に怪しげな錠剤を入れて水を飲ませてくれた。


ネルはそのままゆっくりと息をしなくなった。


「これで大丈夫何ですか?師匠!」

「シッ!静かに!」


みんなは真剣に見入っていた。


「あなたのせいで仕事が終わらないじゃない!」

「ああ、すいません!」


「あなた、この仕事に向いてないんじゃない!」


同僚の看護師がスゴい剣幕でまくし立てていた。


「ああ、また失敗しちゃった•••」


これは前世の私だ•••

ネルは上からふわふわ浮いてる感じで前世の自分を眺めていた。


ああ、こんなひどい目に会っていたんだった。

どうやって話しかければいいんだろ?


「ちょっと、いい加減にしてよ!」

「この病室の患者じゃないでしょ!」

「ああ、仕事が増えるだけだから辞めてくれないかな•••」

「すいませんでした」


「もう、辞めようかな•••」


「辞めちゃダメだよ!」


「ええ、空耳まで聞こえるようになってきた•••」

そのままとぼとぼと夜遅くに家に帰って寂しい食事をして眠りについた。


「あなたは、ダメじゃないわ!負けないで!」

「夢の中でも空耳が•••」


「空耳じゃないよ!」

「え?あなた誰?」

「私はあなたよ!」

「私?」


「今の私は楽しい仲間に囲まれ、いい師匠にも恵まれて、人生を満喫しているわ」

「私もあなたみたいになりたい!」


「あなたならなれるわ!」

「どうしたらいいの?」


「もっと自分に自信をもって、知識や経験は十分あるんだから!」

「分かった!やってみる!」

「その息よ!」


「最後に一つ教えてほしいことがあるんだけど?」

「なに?」


「あなたの好きな言葉を教えて?」

「慈愛と厳格かな?」


「ありがとう!」

ネルはスーと目が覚めた。


「師匠、ただいま!」

「ああ、よかったお帰りなさい!」

リーフィアはネルを抱き締めた。


ネルは涙を流していた。


「聞けたかな?」

「はい!慈愛と厳格です」


「じゃあ、もう一度測定して!」


ネル ♀

リバースサーフェス

慈愛と厳格(感情)

(Gentilis / Severus)

「ジェンティリス•セヴェルス」

魔法属性は、光、土、風属性

元の職業は、看護師

魔力:57,000

属性数値:(最大値:45)

光 10 土 9 水 4 闇 2 風 10 炎 3


「あなたのリバースサーフェスは、ジェンティリス•セヴェルスよ」

「分かりました。

ありがとうございました」


「最後に好きな言葉を聞いたら教えてくれました」

「みんながそうとは限らないからね」


「次は、クラリッサね」

「よろしくお願いいたします。師匠」


クラリッサが眠りに落ちると、


「あそこの占いよく当たるのよね!」

「そうなんだ、でも当たりすぎるのもなんか怪しくない?」


「確かに、裏で情報集めてたりしてるのか?」

「マジで、怖!」


「聞こえてるって•••」


「おい、おい、お嬢さんここでの営業許可はうちに権堂ごんどう組にとってるのかな!」

「バーーーン!」


突然目の前の机をひっくり返された。


「はい、ちゃんとショバ代も納めてます•••」

「おお、それはご苦労様、気張りや!」

そう言って行ってしまった。


「片付けろよ•••」

その占い師は渋々後片付けをしていた。


あれ私だな!

あんな感じでよくいたぶられてたな•••


「今日は、帰ろう•••」

「お疲れ様!」


「え?誰?」

「私はあなたさ!」


「うう、お疲れ様なんて言われたの久しぶりで•••」

「まあ、あの頃はずっとひとりで辛かったもんな!」

「そうなんです、もうこの先どうしていいか、自分で占いたいくらいです」

「ハハハ!」


「じゃあ、私を占ってよ!」

「はい!」


「あなたは、とても幸せそうですね。たくさんの仲間と好きな人もいるようですね」

「私もそうなれますか?」

「ああ、なれるよ!めげずに頑張んなよ!」

「ありがとうございます」


「最後に聞きたいんだけど?」

「なんでしょう?」


「一番大切にしている言葉ってある?」

「もちろん、幸運と悪運ですかね」


「悪運も?」

「そうですね、運は表裏一体ですから、ほんの少しの違いでどちらにも転びますから」

「そっか、ありがとう!」


クラリッサはそっと目を開けた。


「お帰りなさい」

「ただいま、師匠!大好き!」


師匠に抱きついてしばらく動けなかった。


「さあ、どうかな?」


クラリッサ ♀

リバースサーフェス

幸運と悪運(法則)

(Luckshard / Misfortus)

「ラックシャード•ミスフォータス」

魔法属性は、闇、炎、水属性

元の職業は、占い師

魔力:73,000

属性数値:(最大値:45)

光 3 土 2 水 8 闇 10 風 4 炎 10


「ラックシャード•ミスフォータスみたいね!」


「なんかドキドキしてきた!」

ハーベルが緊張して待っている。


「じゃあ、これを飲んでね」

「はい!」


ハーベルが目をゆっくり閉じると、

「ああ、調剤、監査、投薬、調剤、、、あああ、、、」


「監査お願いしま~す」

機械的な口調の事務がそう言った。


分かってるよ、手伝ってよ•••無理か•••


「ああ、ええと監査、監査•••」


「投薬お願いしま~す」

「はい!」


「はあ、やっと落ち着いた•••次は薬歴書かないと•••」


事務は一点を凝視して微動だにしない。


あいつ生きてるのか?

「お先で~す」

「お疲れ様•••」


「はあ、やっと終わった。もう11時半になっちゃったよ•••」


「マジで死ぬかもな•••」


「お疲れ様!」

「ええ、誰?」


「俺は君だよ!」

「ええ、僕?」


「ああ、薬歴大変だもんね!」

「そうなんだよ!」


「人員が少なすぎるからね!」

「おお、君分かってるね!聞いてくれよ•••」


そこから小一時間、愚痴が続いた。

「はあ、スッキリした!」

「お疲れ様!」


「ごめんよ、愚痴ばっかりで!」

「いいや、気持ちはよく分かるから」


「ありがとう!」

「それで、ちょっと聞きたいんだけど?」

「ああ、何でも聞いて!」


「自分のモットーにしているものって何かな?」

「そうだね、療薬と毒薬かな?」

「え、毒薬も?」


「毒薬って言っても人を殺すとかじゃないよ!毒薬もれっきとした薬だからね!使い方によっては人を助けることもたくさんできるんだよ!いわゆる、紙一重かみひとえって奴だね!」


「そうだね、心得てるよ!」

「ああ、君は僕なのか!」


「でも、助かったよ!ありがとう!誰にも話ができなくておかしくなりそうだったんだ」

「それはよかった!」


「僕も君みたいに自由になれるかな?」

「ああ、絶対になれるよ!」

「ありがとう•••」


ハーベルは涙を拭きながら目を覚ました。


「ご苦労様!」

リーフィアが優しく頭を撫でながらそう言った。


「あなたのリバースサーフェスは、

レメディア•ヴェノミストみたいね」


ハーベル ♂

リバースサーフェス

療薬と毒薬(存在)

(Remedia / Venomyst)

「レメディア•ヴェノミスト」

魔法属性は、無属性

元の職業は、薬剤師

魔力:325,000

属性数値:(最大値:48)

光 8 土8 水 8 闇 8 風 8 炎 8




次回 レオンの世界へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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