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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン2 【リバースサーフェス覚醒編】 

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仲間の世界へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!


ハーベルはフィエッタとの経緯について話し始めた。


「ってことはそのフィエッタを助けるには、あのテンペストロードを倒さないといけないってことか•••」


「かなり修行が必要そうだな!」

「レオン、アイツを倒すのにどのくらい強くなる必要があるの?」


「分かりやすく言うと、ガルシアぐらいにならないと無理だな!」

「そんなに•••」


「そのイヤーカフスでそのフィエッタと話ができるんだ?ふーん•••」

「そうだね」

ネルは少し不満そうだった。


「とりあえず、【2-20】のボスを倒しておこう!」

「はい!」


「そう言えば、ボスは10体でフィギュア出るっぽいよ」

「オッケー!」


【2-20】のボスは、

【サンダーラム SSR】だった。


ここは、ネルの出番だ!

「クエイク•ホールド!」


地面が大きく揺れたかと思うと、岩の鎖がサンダーラムの足を捉えた。


暴れまわっているが外せそうにない、サンダーラムが天を仰ぐと雲が現れて雷がそこらじゅうに落ちた。


「危ない!アース•フォートレス!」

ネルが叫んだ!


岩でできた要塞のように4人を守っている。


「よくやった!」

「黒炎拳!」

ハーベルは黒い炎を放ちサンダーラムを丸焦げにしてしまった。


「スゴい威力だな•••」

「ハーベルだいぶ修行したみたいだな!」

「うん、あれからずっと潜ってたからね•••」

「マジか•••」


隣で琥珀が「黒炎拳」の真似をしているのが妙に愛らしかった。


セーフティゾーンで休んでいると、ネルとクラリッサがやって来た。


「今のでフィギュアいくつ目だ?」

「やっと11体目かな?」


「まだまだ遠いな•••」

「ハーベル、フィエッタさんとお話しできますか?」


「うん、フィエッタ、ネルが話したいみたいだけど?」

「構いませんよ!」


「じゃあ、はい」

ハーベルはイヤーカフスをネルに優しく手渡した。


ネルは少しみんなと離れると、小声で

「フィエッタさん」

「なに?」


「フィ••フィエッタさんはハーベルのことをどう思われているんですか?」

「好きだよ!」


「ええ!」

ネルの顔が急に赤くなった。


「ウソよ!」

「うう•••」


「ネルさん、ごめんなさい•••」

「ウソなんですよね?」


「心配しないで、ネルがハーベルを好きなことぐらい分かるわ!」

「ええ、なんでですか?」


「今までの会話を聞いていれば、普通分かるでしょ!」

「ええ、会話筒抜けですか?」


「まあまあ、私に任せておきなさい!」

「本当ですか?」

「もちろん!」

ネルはチョロかった•••


「ハーベルありがとう•••」

「もういいの?」


「うん」

ネルは嬉しそうに走っていってしまった。


「フィエッタ、なんの話?」

「女の子同士の話よ、ナイショ!」

「ふーん•••」

ハーベルはこ首をかしげた。


「そろそろ、次行こうか?」

レオンがみんなに声をかけた。


「なんか琥珀少し大きくなったか?」

クラリッサが琥珀の頭を撫でながら言った。


「そうかな?」

「今レベルいくつ?」


【No.1 ブラッディーベア】 SR(4/30) Ra.4 Lv.35

名前 琥珀こはくKohaku

HP.3500/3500

SP.350/350

武器  ジオフィスト

スキル 豪拳 黒炎拳


「レベル35だって•••ああ、黒炎拳を覚えてる!」

「なんか、ハーベルみたいになってきたな•••」


「サンダーラムのリポップは、1時間だから時間をみて10頭狩っておこう」

「了解!」


急にレオンはクラリッサをハーベルはネルををかばう体制を取った。



「オーイ、お嬢ちゃんたちおじさんたちと遊ばない?」



「お前らなんだ!」

「先輩に向かってその態度は良くないな!」

「なにが先輩だ!」


「キャーー!」

ネルが叫ぶと、

「おおっと、それ以上近づくなよ!」


潜伏スキルで後ろから近づいていた。


「まあ、ここからが本題だ!金とアイテムを全部置いて行きな!」


「おじさんたち、バカなの?」

「ほお、言ってくれるな!」


「さっさとしろ!殺されないだけでもありがたいと思え!」

ひとりが剣をバッシと叩きつけた!


すると、琥珀がテクテクテクとネルを捕まえている男のところへ歩いていった。


「こいつ、ブラッディーベアの子どもか?」

「なんで、魔物なんか連れてるんだよ!」



男が琥珀の前にナイフをチラつかせた。

琥珀が右手をグルグル回しながら、

男を殴り飛ばすと、


スゴい勢いで男は飛んでいってしまった。


「はああーーーーー!」

驚きのあまり男たちが慌てていると、レオンとハーベルがその隙に取り押さえてしまった。


「くそーーー卑怯だぞ!」


「お前たちが言うな!」

クラリッサがふたりをスタッフでボコンボコンと殴り付けた。


「コイツらどうするの?」

レオンがナイフをクルクル回しながら

「そうだね、殺しちゃうか!」


「うう!」

「許してくれ!」

「もう二度としないから!」


「ウソだよ!」


そう言って離してやると、


「お前ら覚えてろ!」

「絶対また襲いに来るからな!」


「うるさい!飛んでいった奴拾って行けよ!」


「本当にこんなことあるんだ!」

「魔物より、よっぽどヤバイね!」


「確かに•••」


ハーベルがスマホをいじると、

「できた!」

「なにが?」


スマホの地図で他のMDの場所を探知して表示されるようにしておいた。


みんなのもチョチョイと設定してしまった。


「これなら無駄な争いは避けられそうだね!」

「ありがとう!」


「踏破したところしか見れないから注意してね!」

「分かった!」


「この感じだと女性一人での踏破は危なそうだから常に2人以上で行動しよう!」

「了解!」


「回復が使えるのがネルと僕だから、僕はクラリッサに付くから、ネルはハーベルに付いてあげて!」

「分かったわ」


「ハーベル、よろしくね!」

「こちらこそよろしく!」

ネルは頬をピンクに染めていた。


「クラリッサは闇と炎を上げたいから黒炎を中心に、ネルは光と風を上げたいから雷鳴を中心に使用して戦おう!」

「オッケー!」

「分かりました」


レオンがみんなに指示を出すと2チームに別れて【2-30】を目指すことにした。


次回 チーム戦へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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