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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン2 【リバースサーフェス覚醒編】 

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表裏能力の世界へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!


「早速、師匠の家へ帰ろう!」

ハーベルたちは、スマホで検索してすぐさま移動した。


「このテルミットシールってメッチャ便利だな!」

「そうだね、考えることは同じなんだね」

「どういうことだ?」

「実は、先にハーベルが私たちのスマホを設定でカスタマイズしてくれていたのよね」

「マジか•••」


「ああ、レオンのも貸して」

「スマホを他人に使われないように魔力認証機能を追加しておくね」

「サンキュー!」


「師匠、ただいま!」

「みんな、お帰りなさい!あら、またお友だちが増えたのね」


「全員MD試験に合格しました!」

「おめでとう!」


「ありがとうございます」

みんなは、師匠に頭を下げた。


「これで、表裏能力のことを教えてもらえますか?」

ハーベルがお願いすると、


「表裏能力?」

レオンは、聞きなれない言葉につい聞き直してしまった。


「ああ、僕はレオンと言います。

師匠のもとで修行をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか?」

「もちろんよ、私はリーフィアと申します。あなたは全属性持ちのようね。素晴らしい才能だわ」


「ちなみに、レオンも転生者なんだ」

「そうなのね•••」


「分かったは、まずはみんなの現状を把握したいから1人ずつ私の部屋に来てもらっていい?」

「はい!」


僕が、他人に何か教わって意味のあることがあるのだろうか?

魔法の家庭教師はいたけど、どいつも触りだけ聞けばすべて理解できたから、たいして役に立たなかったしな•••


「じゃあ、ネルから」

「はい」


「この機械に手をかざしてみて」

「こうですか?」


ネル ♀

リバースサーフェス

##と## (感情)

(###### / ######)

「########•####」

魔法属性は、光、土、風属性

元の職業は、看護師

魔力:23,000

属性数値:(最大値:45)

光 8 土 7 水 3 闇 2 風 8 炎 2


「この属性数値って何ですか?」

「属性数値は今の修練度を分かりやすく数値化したものよ。

主属性の3属性は上位魔法レベルが8 が通常で最大値10まであげることができるけど、他の属性は生活魔法レベルの3が通常で最大値が7になるのよ」


「つまりネルの場合でいうと、

光 8 土 8 水 3 闇 3 風 8 炎 3

が通常でここまでできれば魔法使いとしては合格です。

ただし、さらに高みを目指すなら、

光 10 土 10 水 5 闇 5 風 10 炎 5

まであげることが可能です」


「でも、さっき最大値が7だって言ってましたよね?」

「そうね、最大値は7だけど、属性数値の最大値はいくつ属性を持っているかで決まるから45が最大なのは変わらないの」


「例えば、

光 8 土 8 水 7 闇 7 風 8 炎 7 とか

光 10 土 10 水 6 闇 6 風 7 炎 6 や

光 10 土 10 水 7 闇 1 風 10 炎 7 も

できるけど、主属性を最大まで上げないのは論外ね」

「なぜですか?」


「一見バランスがいいように見えるけど他の属性を7まで上げたとしても上位の魔法も使えないし、リバースサーフェスの発動条件を捨てることになる」


「リバースサーフェスの発動条件とはなんなんですか?」

「1、転生者であること

 2、魔法属性を少なくとも2属性

 最大値(10)まで上げてあること

 3、元の世界に未練がある死に方

 をしていて、元の職業に思い入れ

 があることが条件よ」

「そうなんですか•••」


「ちなみに、ハーベルの無属性は

光 8 土 8 水 8 闇 8 風 8 炎 8 が

最大値だから最低3属性を8まで上げる必要があるわ」


「あと、バランスの悪い上げ方をすると属性コントロールがうまくできなくなるのでお勧めではないわ」


「結局、セオリー通りに上げるのが一番いいってことですね」

「まあ、そう言うこと」


「ということで、まずはMDパスを使って少なくとも2属性を10まで上げることを目指して!」

「分かりました!」


「次はクラリッサよ」

「よっしゃ!」


クラリッサが機械に手をかざすと、


クラリッサ ♀

リバースサーフェス

##と##(法則)

(######### / #######)

「##########•##########」

魔法属性は、闇、炎、水属性

元の職業は、占い師

魔力:35,000

属性数値:(最大値:45)

光 3 土 2 水 7 闇 8 風 2 炎 8


「なかなか良さそうね!」

「ありがとう!」


「クラリッサも10を2属性ね」

「分かった!」


「次は、ハーベルとレオン一緒に来てもらっていいかな?」

「はい!」


「じゃあ、ハーベルから順番に機械に手をかざしてみて」

ハーベルはゆっくり手をかざしてみた。


ハーベル ♂

リバースサーフェス

##と##(存在)

(######/ ########)

「#######•#########」

魔法属性は、無属性

元の職業は、薬剤師

魔力:65,000

属性数値:(最大値:48)

光 8 土 5 水 7 闇 8 風 8 炎 7


続いてレオンが測定してみた。


レオン ♂ 

リバースサーフェス

#と#(自然)

(####### / #####)

「#######•####」

魔法属性は、全属性

元の職業は、アサシン

魔力:71,000

属性数値:(最大値:60)

光 10 土 8 水 9 闇 10 風 8 炎 8


「レオンは、生粋きっすいの魔法使いね!ほぼすでに出来上がっているわ!素晴らしい!」


「二人を一緒に呼んだのは、ある意味で属性が似ていることと、すでに表裏能力を得る資格を満たしているからよ」


「表裏能力を解放した者は、相反する二つの面を持っていると言うことで通称デュアルと呼ばれているわ」


「デュアルになるとリバースレルムとサーフェスレルムを自由に行き来できるようになる」


「リバースレルムについては、あっちに行くようになったらまた詳しく説明するわね」


「表裏能力は、あなたたちもチャンクスや他の受験者で見たと思うけど、通常の魔法では考えられない力を発揮することができる。

しかも、本人特有のものだから同じ能力は存在しないわ。

よってその能力をいかに伸ばしていくかが今後の課題になるわね」


「師匠、質問いいですか?」

「どうぞレオン」


「このリバースサーフェスの後ろに付いている(自然)って何ですか?」


「それは、クラスと呼ばれるもので、表裏能力を覚醒させるために行う、【六芒の試練】に深く関わっているのよ」

「【六芒の試練】?」


「ええ、【六芒の試練】を受けさせられる者をマスターと呼び、マスターのもとでのみ秘伝の方法で試練を受けることができる。

ただし、残念ながらマスターも正しい心を持った者ばかりではないので、チャンクスみたいな悪党でも素質があればデュアルになってしまえるのが今の現状だけどね•••」

「なるほど」


【六芒の試練】

六芒星は正三角形の一つを逆にして

2つ重ねたもので正位置は物質的な

世界を示し逆位置は精神的な世界を

示している。


六芒星の

       0時【存在】


10時【感情】       2時【時間】

       

8時【現象】         4時【法則】

      

       6時【自然】

を表して、クラスと呼ばれている。


同時に六芒星は魔法属性も示していて


       0時【光】


10時【炎】         2時【土】

       

8時【風】          4時【水】


       6時【闇】

となっている。


ただし、リバースレルムでは属性が全て逆になっているため、


       0時【闇】


10時【水】         2時【風】

       

8時【土】          4時【炎】


       6時【光】

となる。


もちろん、リバースサーフェスのクラスと同時刻で表される魔法属性との相性が良くなるため、サーフェスレルムとリバースレルムでは、能力の強さも使い方も変わってくる。


デュアルの中でも限られたマスターと呼ばれる者だけが調合できる秘薬にて臨死体験を通して以前の自分と対話し完全にこちらの世界の一人の人間となる。


その中で、以前の自分から表裏能力のキッカケとなる事柄について教えてもらうことができればリバースサーフェスを発動することができるようになる。


「そう言うことで、覚醒するための試練には危険がありますので、受けるかどうかをしっかりと考えておいてください」

「分かりました」


「まあ、しばらくはダンジョンで修行がてら、いろいろ試してみるのも面白いかも知れないよ!」

「だな!」


ハーベルとレオンは意気投合してMD試験での話しに花を咲かせていた。


「できれば、ネルたちも連れていって属性レベルを上げるのを手伝ってあげて!」

「もちろんです、師匠!」

「任せときな!」


ハーベルたちは、とりあえずリバースサーフェスのことは後まわしにして、ネルたちのレベル上げに付き合うことにした。


「ネル、クラリッサ、お待たせ!」

「試練は受けるの?」


「いいや、しばらく考えるよ。その間にネルたちのレベル上げに付き合おうかと!」

「お、いいのか?」

「もちろん」

「助かります!」

「じゃあ、明日の朝9時に師匠の家の前に集合で!」

「オッケー!」

「了解!」

「分かりました」


「レオンはどうするの?」

「家に戻ってしばらく出掛けることを伝えてくるから、今日は実家に帰るよ」

「分かった」


「ハーベルは?」

「俺は、実家に帰っても一人だからここにいてもいいかな?」

「もちろんよ」

「ハーベル、まさかネルの手作り料理狙いだろ!」

「ハハハ、バレたか!」

「もう、ハーベルったら•••」

ネルは、顔を真っ赤にして照れ怒りしていた。


食事を済ませてしばらく歓談した後、


「じゃあ、俺は外で寝るよ!おやすみなさい!」

「お休み!」

「じゃあ、また明日な!」

「お休みなさい」


次回 悪夢の世界へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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