最終試練へようこそ!
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アーリは、あらゆることを想定して一瞬で考えを巡らせた。
「ここしかない!」
「ゼファー•ダッシュ!」
アーリは考え抜いたあげく魔導士の足元へ一瞬で移動した。
メテオが落ちてくる!
魔導士は微動だにしない。
アーリは震えながら魔導士の足にしがみついている。
ガシャーーーン! ドカーーーン!
メテオが地面に到達して周りはすべて破壊された。
魔導士の周りだけが無事で床が残っていた。
アーリは気を失ったまま魔導士にしがみついていた。
魔導士は大きな杖でアーリの頭をコンと叩くと、
「合格•••」
と呟いて消えた。
「おお、アーリが合格したみたいだ!」
「やったな!」
「合格、第一号ね!」
「これで、夜中の0時まで入れなくなった」
「でも気は抜けないね!」
「受験者がどんどん集まってきている」
「ここを死守するしかない!」
他の受験者たちは、虎視眈々と狙っている。
「あと6時間くらいか!」
「次は誰が行く?」
「私が行こう!」
アレクシアが名乗りをあげた。
「この間に順番を決めておこうか?」
「ああ、俺は最後でいいよ!」
タクトが、そう言って一歩下がった。
「じゃあ、タクトは10番目ね」
「3番目はグリスね」
「4番目はネル」
「5番目はカスラ」
「6番目はクラリッサ」
「7番目はハーベル」
「8番目はレオン」
「9番目がガルシアってことで!」
「くそ、アイツら自分達だけで10日間使いきるつもりだ!」
「ここまで来たのに、ムザムザなにもしないで失格なんてゴメンだ!」
「おれは行くぜ!」
「おい!挑戦権をかけて決闘しろ!」
「嫌だね!なんのメリットもないし」
「お前らなんの苦労もしないで登ってきただけだろ?」
「決闘なんか申し込む必要ないんじゃないか?」
「そうだここにいるみんなでやっちまえばいいだけだろ!」
「確かに!」
「こっちは30人以上いる、勝ったも同然だろ!」
「お前らバカだな!」
「なんだと?」
「万一僕たちに勝ったとして、その後誰が挑戦するんだよ?」
「俺に決まってるだろ!」
「バカか!俺だろ!」
「だろ?まずは誰が挑戦するか決めてからかかってこいよ!」
「ああ、分かった」
なぜかレオンがそう言うと、そこらじゅうでバトルが始まった。
「本当に、バカだな•••」
「これでしばらくは時間が稼げるだろう!」
「さあ、順番に休もう!」
「うんじゃあ、よいしょ」
ハーベルは家を出して人数分のベッドを出した。
「おお、なんだその便利袋は?」
「さあ、順番に家で食事と休憩を取っていってね」
「食事の準備するから、外はお願いね!」
「了解」
次回 「剣」の部屋へようこそ!
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