再会の時へようこそ!
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その頃70階層では、
「おい!いつまで待たせれば気が済むんだよ!」
「本当に次の奴ら来るのかよ!」
しびれを切らせた受験者たちが悪態を付き始めた。
「もう少し待ってくれ!」
何とかアレクシアが抑えていたがもう限界に達していた。
「おい!責任者出せ!」
「私が責任者だ!文句ある奴はかかってこい!」
「バカか!セーフティゾーンだから手出しできないだろ!」
「そうだぜ!」
「でかい顔してんじゃねえよ!」
5人ほどの受験者がガルシアの前に立ちはだかった。
「バカ、お前らやめろ!」
アレクシアが必死て止めに入るが聞く耳をもたなかった。
ガルシアが一言
「お前らの顔は覚えた。
外に出たら瞬殺だ!忘れるな!」
そいつらをキリッと睨んだ!
「ゴックん•••」
大きく唾を飲み込むと、5人は鬼でも見たようなひきつった顔で静かにその場にしゃがんだ。
「ああ、ガルシアさんお待たせしました」
「ああ、やっと来てくれたか•••」
アレクシアがヤキモキして駆け寄ってきた。
「ハーベル、ご苦労様!」
「ガルシアさんも、ご苦労様!」
バッシっと手を叩いた。
「60階層で10人は100万ギンで降りて貰いました」
「ここでも10人降りて貰う必要があるな!」
ガルシアがそう言ってさっきの5人を睨み付けた。
「ああ、俺たちがここで降りようかな~~なんて•••」
「ああ、助かります。では、100万ギンずつお渡ししますね」
ハーベルがお金を渡そうとすると、
ガルシアがまた睨み付けた。
「ああ、結構です•••俺たちはお先にリタイヤするんで•••サイナラ~~~」
5人はお金も貰わずにさっさとリタイヤしてしまった。
「あれ?どうしたんだろ?」
「ハハハ!」
「あと5人は?」
「私もここで降りますね。ハーベル」
「ジョッシュいいの?」
「はい、人数あわせなのははじめから分かっていましたから•••ぜひ、あの魔法をみんなの役に立ててくださいね」
「ジョッシュ、ありがとう」
ハーベルがお金を渡そうとすると、
「私も受け取れません、ありがとう、リタイヤ!」
「ああ、ジョッシュ!」
「あの~私たちもおります」
女子4人組が名乗りをあげた。
「100万ギン貰えるんですよね?」
「はい!もちろん、ありがとうございました」
ハーベルはひとり100万ギンずつ渡した。
「ありがとうございました。リタイヤ!」
4人もそのままリタイヤしてくれた。
「さあ、やっと40人揃ったな!」
「80階層には40人待っているはず、これで90階層まで行けそうだ!」
ハーベルたちは80階層のボスの前までやって来た。
「40人のレイドだから難しくはないだろうけど気を引き締めて行くぞ!」
次回 最終階層へようこそ!
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