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「さあ、速攻で登っていって残っている奴らをすべて拾って行くぞ!」
「分かった!」
「了解」
「俺に任せとけ!」
ハーベルたちは速攻で10階層から20階層30階層へと登っていった。
ちなみに、30階層のボスであるジャックポットは、ハーベルたちがすべてゲットしてしまったので倒しても賞金は出ない。
「ああ、ここにいたか、みんなにお願いして回ってるんだが、最低60階層までお願いできないか?もしそこでリタイヤしても良ければ無条件で100万ギンを渡すよ!」
「分かった、ここで燻っていてもしょうがないからな」
こんな感じで燻っている受験者を角から角まで探しながら上がってきた。
レオンがスマホで確認すると、40階層のセーフティゾーンに残りの受験者は集まっていた。
その頃、60階層ではアレクシアが中心となって集まった順に20人レイドで次の層へと導いていた。
「さあ、君たちの順番だ!くれぐれも言っておくが、進んだらどんどん先へ登っていってくれよ!」
「ああ、分かってるよ!俺たちだってクリア目的で来てるんだ!」
「ここまでは、順調のようね!」
アーリが少し心配そうに言った。
「おーい!俺たちが先だろ!」
「ふざけんな!こっちが先に着いてただろが!」
「おいおい、結局全員登るんだ譲り合ってくれよ!」
「うるせえ!さっきから何様だ!」
アレクシアに殴りかかろうとすると、
ガルシアが、
「はあ!」
と気合いをいれた。
その場がシーンと静まり返った。
「まあ、悪かった•••先行けよ!」
「ああ、ありがとう•••」
上層もそれなりにうまく行っているようだった。
40階層で待っていたのは34人だった。
「あれ、一人足りないよ?」
ネルが心配そうに言った。
「そんなバカな!僕はちゃんと確認してたのに•••」
レオンが少し焦った様子で言った。
「レオン大丈夫だよ!俺がもう一度リタイヤして探して来るから、その間に残りの30人を50階層に上げておいて!そこだけでも3日以上かかっちゃうから」
「ええ、一人で行くのか?」
「万が一間に合いそうになくて人数が揃っていたら先に上がってもいいから!」
「いや、僕は絶対に待ってる!」
ハーベルは、レオンと肘を軽くぶつけて拳を合わせた。
「リタイヤ!」
ハーベルは躊躇なく叫んだ!
ハーベルはスマホで受験者の階層を調べて見ると下層の人数がまた増えていた。
「あれ?何でこんなに下にいるんだ?ああ、上層でリタイヤした人が戻って来てるのか•••これじゃいつまで経っても行けないじゃないか•••」
ハーベルは、とりあえず最下層で待機することにした。
現在の全体の受験者の分布はこんな感じだった。
残り日数は、14日
80階層のセーフティゾーンで
次の40人待ちの32名(8名リタイヤ)
⇒50名で90階層へ上がれる
70階層は次の30人待ちの20名
(先に行った40名から溢れた者たちでガルシアのパーティーはここにいる)
⇒40名で80階層へ上がれる
60階層は次の20人待ちの0名
⇒30名で70階層へ上がれる
50階層は次の10人待ちの10名
⇒20名で60階層に上がれる
40階層は、28名
(レオンたちはここにいる)
⇒10名で50階層に上がれる
1~30階層には13名
(ハーベルはここにいる)
この調子なら3日以内に少なくとも1名を連れて40階層へ行けばいいはず。
ハーベルは、13人もいるのでひとりくらいすぐに見つかると高を括っていたが、リタイヤ組は戦意喪失していてもう諦めていた。
「嘘だろ•••ひとりくらい一緒に行ってくれる人はいないのか?」
ハーベルが途方に暮れていると、20階層のセーフティゾーンでしゃがんでいる女性を見つけた。
これが最後のチャンスだ•••
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